ありえない

  ええ、今日も行ってきましたよ、吉野川に。3時半に起きて4時過ぎに。現場到着。河口についてみると、沖からとてつもなくでかい波がテトラポッドの上にどかんどかん打ち寄せている。ここで釣りしたら死ぬ。

 

  そこで、上流側に車で移動。水門あたりにつけ、吉野川大橋まで歩いて行く。誰もいない。やった。しかし、寒い!!西からの風が冷たい。なんか今日は荒れてるな。明暗を狙ってU字にトレース・・・。わからん。ルアーがどこに落ちて、どこを流れてきているのか全くわからん。風と波でまったくわからん。トップウォーターを使って目をこらす。どうやら、流れが無いらしい。わずかだけ下流側に流れて寄ってくる。T.D.ソルトバイブ、スプラッシャー、コモモⅡを使ったけど反応無し。しかし、橋の下は投げにくいなー。ロッドが9.6ftあるし、いつもは遠投遠投だからコントロールスローはあまり慣れてないし。いつも通り投げたら橋にあたるし。サイドスローで投げるけど、横にぶれまくる。

 

  ラブラ110Fに変える。ぐりぐりぐりと。しばらく投げてると、ぶるぶる。!?。あたりか!?弱すぎてわからん。が、障害物に当たったときの感触とはちょっと違った。期待してその後も投げるけど、もう何も無い。もうちょっと遠くへ・・・。ばきゃっ。嫌な予感。リールを巻くが、ルアーの抵抗が弱い。ラブラが帰ってきた・・・。真ん中から真っ二つ。ありえない。キャストしたとき、斜面にルアーが強く当たって割れてしまった・・・。ラブラ、死亡。

 

  明るくなってから下流側に移動してローリングベイトやT.Dソルトバイブを投げる。流れはまだ無いけど、水は濁っている。なんか釣れそうな気がする。石積エリアに来る。橋代わりの木の棒がある。満潮で水位が高く、木の棒が若干浮いている状態。足で踏んで沈み込ませると、斜面に当たって固定。歩いて渡る。そこで投げまくるけど反応無し。6時半くらい。気がつくとまだ潮位が上がっている。そろそろ帰るか。

 

  ああ!!木の棒が・・・。ぷかぷか浮いている。渡ってきたときより水位が高くなり、より不安定になっている。試しに木の棒の上に立ってみるが、かなり不安定。あわわ、落ちる。ちょっこっと進んで、危なくなって戻るの繰り返し。どうしよう、引くまでまとうか?しかし、それだとあと2時間くらいかかりそう。それにまだ潮位が高くなりそうだ。小松島が満潮7時頃。と言うことはそれより北にある吉野川は、じゃっかん遅れて満潮になる。もっと高くなる。やばい。もう濡れてもいいので、覚悟決めて渡ることにした。

 

  風雲たけし城のような状態。風が緩んだ瞬間。ゆらゆら揺れる木の棒を限界まで前に進む。風にあおられる前に意を決してダッシュ。先に進むほどに木が沈む。結果、膝まで水に浸かるだけですんだ。

 

  ああ、ルアー破壊といい、水没といい、頭でわかっていても一通り体験しないと本当の意味で理解できない俺・・・・。