まずは飢えをしのぐ

  いつもと変わりない日常だけど、影響はあって、本社の業務がかなり滞っている。そのため、入荷できない製品が出てきている。本社の人の移動手段もかなり制限があって、本当は客先で打ち合わせがあったけど出席できなくて自分だけで代行した。出社できてない人も多い。東北の社員は無事ではあったけど、やはり家が崩れたりして車中泊したりして、業務にもかなり支障があって支援どころではないらしい。

 

  外国メディアが日本の冷静な対応に賞賛の声を上げているようだ。暴動、略奪などが起きていないことは確かにすごいことだと思う。長い行列を作って食糧の配給、電車やバスを待ってるし、避難所でもみんな思いやりと助け合いでしのいでいる。と思う。実際に見てるわけではないので。

 

  それは多分、食べることができているからだ。歴史上、貧しくても食べることができるうちは反乱は起きない。しかし、食べることができなくなると反乱が起きたり、終いには戦争が起きる。日本は災害時でも素早い救援ができるから、飢えたということを聞かない。しかし、一部のニュースでは食料・水の配給が追いつかず、避難所内で摩擦が起きかけているところもあると伝えていた。特に幼い子供がいる家族は食料の確保に気をもむことだろう。海外の救援部隊には物資の援助にも力を注いで欲しい。