10連敗、ロッド忘れ

  夜明け近辺が干潮、風も無いという状況はわかってたけど、鳴門へ。今回釣れなかったら10連敗。この屈辱の記録を打破できるか。現場に着いてみると、予想以上に静か。風も波も全くなく、潮位は大潮の干潮前とあってかなり低い。どんどん足場を変えてルアーを投げていく。

 

  無反応のまま終了・・・。朝マズメパワーも全く効果なく・・・。10連敗。この間、シーバスの当たりどころか、外道のスレ掛かりも無い。魚の反応を全く感じていない。元々釣れないけど、頼りの鳴門でここまで病的に釣れないとは・・・。

 

  眠くてふらふらしながら運転して自宅の駐車場に到着。荷物を持ってマンションに戻ろうとしたとき、異変に気づいた。ロッドが無い・・・。ロッドが無い!!なんてことだ!!

 

  予想は付いた。ウェーダーを車に積むとき、ロッドを一度車の外に出して、そのままにして帰ってきたに違いない。走りながら、自分のふがいなさに忸怩たる思いを重ねつつ、買ったばかりのディアルーナの無事を願って車を走らせる。頼む!!

 

  問題の駐車場へ。・・・・無い。はー・・・。そこら辺歩いてみたが当然無い。まじか・・・。近くの漁協をのぞいてみると、扉が開いている。車も止まっている。ダメ元で入って見ると、一人職員さんがいた。「すんません・・・、釣りしてて、竿忘れて・・、無いですか?」  「釣り竿・・・、あるかなあ?・・・あれ、なんかここにあるのは?」

 

  ディアルーナ!!9.6ft!!まさに俺のロッド!!ああ、神よ!!いや、多分漁協の人!!ありがとう!!この世の中捨てたものじゃない!!

 

  しかし、不思議だ。竿袋がない。ザルツの竿袋に入れてたのに、なぜかロッドだけの状態で保存されていた。竿袋は?まあ、いいけど。釣れない上にロッドをなくすという最低最悪の自体を免れることができた。釣り人失格だな、ほんと。