連敗脱出

  性懲りもなくまた吉野川河口。昨日かけ損ねたシーバスを釣るために。

 

  現場は昨日より悲惨。たまにボラが跳ねるのが確認できるくらい。昨日は直前に少し雨降ってたしな。ボラが余裕で跳ねて遊んでいるときはシーバスはいない・・・。そんな通説を破れたことはない。仮にこの状況を打破するとしたらどうしたらいいんだろう。ワーム作戦は昨日もだめだったし。元気なボラをシーバスは追い回したりしないだろう。もっと楽に食べるには・・・弱ったベイトを狙う。今日はデッドリトリーブしてみよう。

 

  昔、江ノ島でやってたところ、ある釣り人と会ってその人の釣り方を説明された。シーバスは夜でもルアーを見切っている。だから、大きいルアーをファーストリトリーブで、何回も同じ所を通す。すると、シーバスが気づいて、近寄ってきて、目の前を高速で過ぎていくルアーに思わず飛びつく・・・。そのことがずっと頭にあって、僕のリトリーブはどんなに遅くても1秒にハンドル1回くらいだった。今回はもっと遅くする。見切られるかもしれないけど、弱り切って、流れに逆らえないようなベイトを演出してみる。

 

  流れは弱いがデッドリトリーブだとそれなりに下流に流されて戻ってくる。よしよし、これくらいで繰り返そう。初めて数投。ごごん、という手応え。しかし、乗らない。あれー?アタリなのか、今の?昨日もあったけど、流れてきたゴミとかに当たってるだけなのかな?アワセを入れるとしたらものすごい反射神経がいるけど。

 

  もしかして、ルアーがでかすぎるのかな?コンタクト・ノードからkomomoⅡのボラマットカラーに変更。さらに水面を弱々しく漂わせる。するとさらに数投目。

 

  ぐぐぐっ、ぶるぶるっ

 

  引いても巻いてもそれに抵抗する確かな手応え!!水面で暴れる!!来た!!ついにこの時が!!慎重に寄せてきて、さらに慎重を期してタモを使う。ついにご対面、4ヶ月ぶり!!

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  しかし、小さいなー。40cmあるかないか・・・。まあ、でも、魚の引きという物はやっぱりいいもんです。

 

足場を変えて再開。程なくしてまたアタリ!!沖の方から寄せてくると・・・、これまたちっさーい!!余裕で引き抜いてゲット。背中にスレ掛かり。30cmあるかないか・・・。

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  サイズが全く物足りないが、数の個人記録更新を狙うべく再開。また大きめのルアー使ったり、ワームで中層を狙う。しかし、反応無し。昨日辺りのあった場所で最後のチャレンジ。しかし、数投目でラインがバックラッシュ状態。デッドリトリーブを繰り返してたが、テンションがかからなさすぎた。球になったライン。手でほどくのも、ライン切ってリーダー結び直すのも、そこまでの気力無く、この時点で終了。

 

  良かった。シーバス18連敗で止まった。それも、去年の春から冬の初めまで通って、雨が降った後しか釣れないという場所で、さらにボラが跳ねると釣れないという状況を初めて打ち破ることができた。去年のGWは稚鮎が第十堰に見えたという新聞記事を見て、雨も降ってないのに第十堰に行ったりして実績無しという結果だった。今回はLure Saltの記事読んで河口エリアに狙いを絞って結果を上げることができた。

 

  どんな夜でも朝は必ずやってくる。終わらない連敗はない。ありがとうLure Salt、ありがとう加地武郎さん!!もっとサイズがでかければなー。