先日、テレビ番組で「もう一度みたい名場面」みたいなのがあって、そこにフェデラーが出てきた。CMの収録が終わって、ちょっとした余興をすると言うフェデラー。人の頭の上に空き缶を置き、「動くなよ」と言ってサーブの構えにはいる。試合で見るようないつものリズムで放たれたボールは見事に空き缶を弾き飛ばした。
まじで！！
信じられん。合成ぽくもないしな。いかにプロと言えど、そんな簡単に自信満々に当たり前のようにできる事なのか？昔、数m先の電柱にサーブ打って、正面に跳ね返ってくるようにという遊びをしたが、遊びにならんかった。当てることさえ難しかった。電柱だから上下の誤差は問題無い。それがフェデラーは点で狙える。フラットじゃない。スピンがかかっていた。すごいなー、プロの世界って。多分、俺は一生そんな境地を感じることができないだろう。
未熟な腕は道具で補完する、じゃないけど、新しいラケットをネットで注文した。今使ってるラケットは2本。HEADのPrestige MPとWilsonのnCode。前者は買って2年くらい経つが、重すぎた。ラケットだけで320g。俺の腕力では無理だった。後者は295gだけど長い。振ったとき打点までの間隔は、前者の方がしっくりくる。未だ結果は出せないけど、少しずつ改善しているのを感じるので、思い切ってラケットを新調することにした。
しかし、予算はない。ボーナス予算を先行して投資することになる。しかし、だからと言って何万円もかけられない。ネットで探しまくる。Prestigeを買った後に気づいたのだが、HEADのラケットはグリップの形が他メーカに比べてかなり扁平になっているらしい。それでPrestigeのグリップ直したもんな。そんなことするくらいなら最初から多メーカのにするか。しかし、いっぱいありすぎてわからん。メーカ自体いっぱいあるし、その中でもいっぱいある。ソフトテニスの時は楽だったなー。ミズノの一番硬いラケットに35ポンドでストリング張って終わり、だった。その感覚でPrestige買ったら、重いわ硬いわで、硬式テニスのラケットのセッティングの難しさを思い知らされた。
どんなにレビューとか読んだところで、真剣に使ってみないとわからないしなー。そういう意味だとHEADかWilsonの中で選んだ方が間違いが少ないよな。でも、気持ち的にはHEADにしたい。でも、グリップの形が・・・。ところが、ラインナップの中で調べてみると、SPEEDシリーズはグリップの形がそんなに扁平ではないらしい。どうもジョコビッチ使用モデルだけど、その意向が反映されているようだ。SPEEDシリーズの中で一番の合いそうなのがYouTek IG Speed 300だ。300gの27インチと普通の長さ。このサイトのレビューが参考になって、そこでの印象も悪くない。
何でも、硬式ラケットにはスイングスタイルというスペックがあって、L6～L1、S1～S18、L6が最も上級者向け、S18が初級者向けとなるらしい。Prestige MPはL6。俺にはどうやらオーバースペックだったようだ。Speed 300はL5。1ランク下。試す価値はあるだろう。それでどれくらい変わるかわからないけど。
しかし、値段が。最近のモデルだけあって、ラケットだけで定価は33,600円だし、売価も2万円代後半だ。厳しい。別モデルのSpeed Eliteだと若干安くなるな。しかし、285gとソフトテニスのラケット並になる。それを補うためにやや先重に。やっぱりこのスペックは落とし過ぎな感がする。
別のメーカで探すかー。とまた堂々巡りを繰り返す。しかし、ある異常に安いネットショップを見つけた。ここだと18,900円！！他のラケットも総じて安い。なんで？なんかおかしいんじゃないのか？同じような質問をしている人は多いようで、Q&Aによると、海外代理店からの直接仕入れにより、中間業者のマージンを省いていることが理由とのこと。ネットショップなので人件費も節約できるようだ。ネットでも探してみたが、特に悪い評判はない。しばらく悩む。もったいないよなー、こんなときに。一応使えるラケットはあるわけだし。
しばらく悩んで買った。募金もしてるし。ストリングはこれまた百花繚乱。選びようがないので、テクニファイバーのXR3を52ポンドで。今使ってるのはTR3だけど、なんか名前が変わってXR3になってる・・・・というのを見つけたので。ついでに、例ごとくグリップを太くするためのグリップチューブと巻き替えようのレザーグリップも。グリップサイズが4だったらそんなの買わなくていいんだけど、3までしかない。日本には4まで仕入れてるらしいけど、ネットでも店頭でもほとんど見たことがない。
まだ届いてないけど、重さやバランスはこれで解決できるはずだ。さあ、あとは本当に実力だな。
