太刀魚を狙いに行く

  10月に入った。そろそろ吉野川でも太刀魚が釣れるだろう。別に釣りたくないけど、たまには確実に釣れる魚を狙いに行っても良かろう。気持ち的にはシーバスなんだけど、結果的に太刀魚しか釣れないので、自然と太刀魚を釣りに行くという表現になる。というわけで夜明け前から吉野川へ。

 

  時合は朝マズメの30分くらい。下げ潮で流れがかなり速い。それまでは一応シーバス狙う。いつも通り反応無し。だんだん明るくなってきたのを見計らい、ルアーのカラーを変える。さあ、来るよ、太刀魚が!!

 

  こない・・・。

 

  なんでかなあ・・・。まだ太刀魚が入ってないのか?もっと流れが緩い方がいいのかな?いずれにしろ、完全に明るくなった。

 

  一応、まだ粘る。新戦力の20gくらいのスプーン。これでフラッシングを強調し、魚を誘う!!無反応。その後、ブレード。反応無し。新戦力のジグ。底まで沈めて、シャクってフォールを繰り返す!!無反応・・・。

 

  あかんのー。やっぱり。バイブレーションを持ち出す。あとしばらくこれ投げてから帰ろう。しかし、流れが速くて、底に当たるまでにかなり流されてしまう。正面に投げたら斜め45度くらいまで下流に流される。釣りにくい。そこで、底まで落とさず、中層をU字メソッドでリトリーブ。早巻き、早巻き。

 

  なんか来た!!

 

  ぐりぐり巻き寄せてくる。重さは軽いが、確実に魚がのっている。近くに寄ってくると深みに潜ろうとする。シーバスに違いない!!よっしゃ来たー!!ちっさいなー!!

 

  ばれた・・・・。

 

  30cmか40cmくらいかなー。いけそうだったので、抜き上げようとして水面から上がった瞬間にバレた。シーバスだ・・・。なんか、これくらいのサイズってよくバレる気がする。ちゃんとフッキングしてなかったのかな?追いアワセ入れるべきだっただろうか?

 

  しかし、めずらしく完全に日が出て明るくなってから初めて魚がかかった。今までは明るくなったら必ずボトムだと思ってたけど、当たったのは中層だった。アイアンプレートの早巻きで来たな。新しい発見だ。魚を手にはできなかったけど、テンション上がって帰ることができたよ。