金比羅こども相撲大会

  1ヶ月くらい前だったか、奥さんが近くの神社でこどもの相撲大会があるという情報を入手。嫌がるのを承知で申し込んだ。2週間くらい前にうんけいが本が欲しいとごねてたのを買ってやった。「その代わり相撲大会出ろよ。」 「うーん・・・。」

 

  で、今日がその日。なめていた。なんと、参加人数219人。年代別に分かれていて、うんけいは小学1,2年生クラス、まるてるは園児年少組。場所はお世辞にも広いとは言えないが、土俵の周りが傾斜の観戦場のようになっている。なんでも、江戸時代とかにお殿様お抱えの力士が相撲を取って楽しんでたらしい。それにちなんでの奉納相撲大会。

 

  9時半に行って、1番ずつ子供達の取り組みが進んでいく。見てると飽きんもんだが、まちくたびれるぜー。年少組が始まった。おい、よばれたぞ!!まるてる!!

 

  「ぎゃーっ!!いやだーっ!!」

 

  参加者の中でトップの泣き声と暴れッぷりで敵前逃亡。いきなり呼んだのでびっくりしたか。もうちょいおとなしく呼べば良かったかと思ったが、あまりに軟弱振りに勘当することにした。

 

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  さらに待ってお昼過ぎ。我が家の長男の番が回ってきた。相手は学校の友達となってしまった。「頭と肩で押せ。」「腰落とせ。」「気合い入れてけ。」「思いきっていけよ。」 知らず知らずのうちにいろいろ言ってしまう。

 

  さあ、いよいよはっけいよい!!がっぷり四つで押し合う。やや優勢。相手を土俵際に押し込む。しかし、突然反転して形勢逆転。あぶない!!しかし、もう一度押し返し、ついに土俵から押し出し。熱戦を制した。

 

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  2回戦。相手は背丈は似たような感じ。しかし、取り組み始まると押される。力が強い。なんとか土俵の真ん中で持ちこたえるうんけい。がんばれ!!耐えろ!!しかし、ふんばるだけで精一杯の体勢のため、相手の投げについて行けず膝を着き敗退。明らかに悔しそうに、そして泣き出しそうながらこらえるうんけい。悔しいのだろう。でも、良かった。本気でやることを少しは感じただろう。

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  戦い終わり退散。うんけいには買ったらおもちゃ買ってやると言ってたので、おもちゃを買ってやることにした。何がいい?おずおずと出されたのはキモケシ。2500円・・・・。小遣いが・・・。まるてるは無視。店の中で大暴れ。それが相撲大会で発揮できたらなー。しかし、キモケシ、家でやってみたらとんでもない手間がかかり、ほとんど俺がやることに。かなり後悔した。

 

  みんなで晩ご飯食べながら、地元のニュースを見てると、相撲大会の様子が放送された。お、映るんじゃないの?「しかし、土俵の上を逃げ回る子がいたり、泣き出して土俵に上がれない子がいたりして・・・」

 

!!。もしかして!!!

 

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  どアップで映し出される母子。笑っている人達の中で、我が子の姿に失望した俺の姿も映っていた。最も醜態をさらしたが、ある意味、存在感を示したようだ。(上の写真:録画したテレビ画面をiPhoneで撮った。テレビで録画したので、今のところダビングできない。これだけ見ると奥さんと子供が相撲を取っているように見えるが、土俵から必死で出ようと踏ん張っているところ。)

 

これのために県のテニスの試合キャンセルした。1日仕事だ。来年はもう出ない。