シーズン終了、暗黒時代へ

  連休初日。月曜日も休むつもりだったのに、仕事が入ったのでカレンダー通りの3連休。しかし、元々2回釣りに行く予定は変えない。まずは未明から朝マズメの鳴門。

 

  予報では北西の風10m。吉野川大橋の上にある風の強さを見るのぼりは真横。過酷な釣りが予想される。風表、風裏のどちらに行こうか悩んだけど、前回の釣りで波打ち際のサラシまで来るシーバスはもういないと思って、風裏のポイントに。着いてみると、風はあるけど、波はそんなに強くない。釣り人はだれもいない。

 

  なるべく静かな場所を探してルアーを投げる。投げる。投げる。

 

  釣れん。あ、根がかった。目の前の石に引っかかってるが、腰くらいの水深があって、波が打ち寄せてくるので近寄れない。よし、ルーバでとったろ。と、もたもたしてると、突然の強風と大波がタイミング良く攻めてきた。手元を見てて油断して倒れ、足下がふらつきドボン・・・。転倒。朝最場所だったが、両手を完全に突いた。肘から先が海水に浸る。冷てー。グローブもずぶ濡れ。まだ釣り初めて間もないというのに・・・。ルアーは勝手に外れた・・・。

 

  寒ーい!!

 

  東の空が段々明るくなってきた。朝マズメ。もうこの瞬間しかないな。考えられるあらゆるパターンでルアーを試していく。走って狙いのポイントに入る。ん?なんだ、このでかい不自然な石の塊は・・・・

 

 

 

  ウミガメ!!仰向けになって死んでいる!!

 

 

   びっくりして心臓がVFになるかと思ったわ。結構時間が経ってるぽい。多分、荒波に陸に打ち上げられて仰向けになり、動けずそのまま死んだんだろう。もしくは、海の中で既に死んで、打ち上げられたのか。いずれにしろ、鳴門にウミガメがいるのは知らなかった。気持ち悪くて写真も撮らず。

 

  で、そのまま終了・・・・。

 

 

ダブルヘッダー、2試合目。その日の夜、吉野川の河口へ。だーれもおらん。北西の風が吹いてるけど、大したことはない。水面も静かだ。でも、引き潮で流れはある。Fミノー、Sミノー、バイブレーション、ワームと使って、足場を変えて行く。しかし、寒い。防寒着は当然着ている。風はない。しかし、冷たくどっしり重い空気がじわじわと体に染みこんでくる。

 

  で、何の生命反応も感じないまま終了・・・・。

 

  終わったわ。鳴門のシーズンは終わった。産卵でいなくなったわ。多分、2月まで戻って来んわ。とか言いながら、昨シーズンはほとんど釣れんかったけど。今回は釣れんかったけど、産卵で体に付いたヒルを落とすために川に入ってくると聞くので、今年は川に多めに行ってみよう。全く釣れる気がせんけど。今日は、久しぶりに釣りに来るんじゃなかったと後悔した・・・。