やってしもうた

  夕暮れから下げ潮というタイミングのため吉野川へシーバス狙い。金曜日に雨が降ってたので、金曜の夜の方がいいかもと考えたけど、寒気のせいで水温が下がって活性下がってると思って1日空けて土曜の夜にした。

 

  予想通り、めぼしいポイントにはアングラーが入ってる。餌釣りの人もいる。新しいポイントを身につけるべく、まだ実績のない所で釣り始める。潮位が高いので足下まで水が来てて釣りやすい。と思ってたら、足下のテトラに根掛かり。ルーバで何とか回収成功だが、ポイントを潰す。表層では反応無いので、カレントマスター9DR-FGでレンジを下げて探る。しかし、これまた根掛かり。ルーバで回収。2時間くらいルアーと足場を変えて探ったけど反応無く、諦める。

 

  場所をいつものポイントに変える。潮位は5分くらいまで下がった。釣り始めの気温は10度を超えてたけど、風があって若干辛い。水温は9度。餌釣りの人達が見える。流れはかなりあるんだけど、水は澄み切っている。月も出てるのでナチュラルカラーのルアーを中心にいろんな層を探る。

 

  しばらくすると別のアングラーがやってきた。僕は場所を移動。その後にそのアングラー2人が入った。上流側に投げて、巻いてくると・・・来たっ!!なかなか引きますな!!

 

  ・・・おかしい。引きが陸側からなんだけど・・・・?根掛かりかと思っが、やっぱりラインの先で何か動いているし。嫌な予感がする。ラインを巻きつつ、移動していく。向こうの方で、アングラー2人が喋っている声がする・・・・。

 

  隣のアングラーとルアーを引っかけ合ってしまった。(泣

 

  やってしもうたわ、ついに。どっちかというと、俺が相手側に投げすぎったぽい。暗いから距離感もあまり掴めてなかった。謝りつつ戻って、再度探る。しかし、だめー。

 

  うー、苦しい。この寒い中、4時間近く立って釣りっぱなし。不惑を迎えようとする体にはそろそろきつい釣りになってきたか・・・。両サイドを釣り人がいるため、大きく足場を変える。はー、ここで最後にするか。明日は野球の試合だし。上から下へと探る。しかし、反応は無い。一体、今はどういうパターンなんだろうな。3月だしな。寒いけど産卵後からはもう体力回復してる気がする。何が餌になってるんだ?稚鮎始まってるのかな?下げより上げの方がいいんだろうか?しかし、上げ潮はシラス漁の船がなー。そういえばシラス漁、大不漁らしいな。あっちは生活かかってるから大変だな。

 

 

  ん・・・・・・?

 

  ぐりぐり。

 

  ん?

 

  ぐりぐり・・・・。

 

  ん?何か重いな。何かかかってるのか?

 

  ぶぶぶ・・・。

 

  お!?魚じゃないか!!

 

  やったぞ!!水面でばしゃばしゃ暴れる。小さいな。30cmくらいか?・・・シーバスではない。なんか嫌な予感がする。小さい割には重い。抜き上げようか。いや、この微妙な重量感。ばらしそう。念には念を入れてタモを使おう。

 

  ・・・おお、これは・・・、

 

 

  ソイ

image

 

  ってやつですな、きっと。

 

  25cmくらいの良型。お腹が張ってる。卵か?これまで外道でソイが釣れると言う情報がありながら、まったくそんな場面無かったが、ついに来た。R-32で釣れた。久しぶりだよ、ワームで釣れたの。10年以上前にハゼをワームで釣って以来だな。ロッドも硬いし、ラインも太めだし、手袋も厚いからなかなかわからんかったよ。元気でな。

 

  外道だけど、最後の最後に魚を見ることができて救われた気分だ。何も無しだったらかなりきつかったよなー。じゃっかん経験値上げた気分。しかし、シーバスはどこだろうか。シーバス3連敗。この時期は釣れたことない。また探索の日々か。