釣りができる父親を演じてみる

  なんか、奥さんが釣りに行くとか言っている。しかし、自分だけでも釣れないのに、他人に釣らせるなんて至難の業。どうしようか。投げ釣りとか道具丸ごと買わないかんしな。まだ時期的に早いわかっていたけど、サビキでやることにした。去年買ったおもちゃの竿とリールのセットはあるからサビキの仕掛け買うだけだ。

 

  夜中まで釣れない釣りしてたので眠くて、目が覚めたのは9時過ぎ。それからぼーっとどこに行こうか考えて家族全員で準備して11時過ぎに出発。あかん、本当ならもっと早く出るべきだとは思うんだけど、眠くて・・・。

 

  いはら釣り具でサビキとか小道具を買っていく。そして、ついたのは和田島漁港。・・・だーれもおらん。誰一人もおらんて寂しすぎる。海の中を見てみる。・・・。生命感が無いなー。湾内は潮の動き感じない。波止の外側で釣りたいけど、波止の壁が高く、子供には危なくて無理。んー、もっと潮通しのいいところ無いかな・・・。そこで、自衛隊を通り過ぎ、和田島の波止へ。おお、いい感じだ。しかし、波止には既にファミリーが入ってる。聞いてみたらキスを釣ってる。んー、場所が狭い。波止の先端は人がいる。しょうがないので、諦め。

 

  さらに走っていくと、大きな波止有り。人も少ないので、そこで釣ることにした。仕掛けはサビキの先にジグを付ける、投げサビキ。餌無し。どうせ、足下まで魚寄ってないだろうからと考えての仕掛け。おもちゃ竿とリールに仕掛けを付けて、うんけい(上の子)に持たせて投げさせる。しばらく様子見て、俺も一応メバル用のワームをつけて、足下で根魚探り。

 

  うわ、おとーさん、つれたー!!

 

  叫び声の先を見ると、確かに仕掛けの先にきらきら光る物が付いている。上がってきたのは・・・20cm位のサバ。歓喜の声を上げるうんけい。これが人生初めて釣った魚となった。やったでないか、おい。

 

  俺も同じ仕掛けにして遠投。そしたらぼつぼつとサバがかかってくる。しばらくして奥さんと昼寝してたまるてる(下の子)が車から出てきた。同じような仕掛けを作ってやらせる。しかし、5分もせずに放棄。まるてる、4歳にふさわしい諦めの早さ。波止から見えるクラゲ観賞に走る。

 

  俺とうんけいが釣りを続ける。うんけいはへぼながら一応投げて巻くことはできるが、やはり仕掛けを扱いきれずお祭りを何度となく繰り返す。それでも、ぼつぼつと魚をかける。小さいながら群れが回ってくるとサビキに食いついてくる。俺の方が遠投できる分、魚がかかってくる。俺がテトラ際にワームを落とすと極小のガガネをゲット。リリース。それ見てうんけいがやるというのでやらせてたが、軽いワームを扱えず、リールと糸がぐちゃぐちゃになってた。

 

  お祭りする度に切れて怒りながら直して釣り再開。そんなことを繰り返して、飽きた奥さんとまるてるの帰る宣言により15時頃終了。

 

  こんな感じの釣果に。思ったほど釣れてないな・・・。イワシもかかった。

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  一応、魚釣れたので納得のうんけい。まるてるもなぜか釣れた気分になっているらしい。シーバス釣りてー。