金曜日の夜、父親に電話。
「使うてない磯竿有る?貸して欲しいんやけど。」
このブログ見て、気になってSALT WATERを読んだわけです。その内容は磯竿でルアー使ってシーバス。そんなばかな。しかし、柔らかい竿でもルアーは大遠投、そして、バラシ激減。ちょうど、前回バラしまくってたので、気になるじゃないか。それで、久しぶりに釣り雑誌を買って読んだわけですよ。当然、磯竿は持ってない。しかし、磯釣りする頼りになる父親がいるので、普段使ってない竿を借りた次第。
土曜日の朝。6時くらいから吉野川で釣り開始。雨降ってて悩んだけど、釣りをする頃にはやんだ。潮が下げ始めるタイミングを狙う。するすると竿を伸ばす。その長さ、5m超え(笑。人に見られると恥ずかしいっす。ガイドは当然小さい。本来なら使うラインも細くすべき。しかし、めんどくさいのでいつものPE1号+フロロ20lb。
ショアラインシャイナーZを付けて、さあ、第一投!!ふんっ!!
へにょ、へにょ、へにょ、ぽちゃ・・・・。
あれ?もう一回!!
へにょ、へにょ、へにょ、ぽちゃ・・・・。
あかん・・・、全然飛ばん(泣。20~30m位しか飛んでないぞ・・・。竿先が柔らかすぎて、弾いて飛ばすような投げ方ができん。かといって、胴を使うよう意識して投げても、やっぱり初速が出ない。強めに投げても穂先がしなりすぎてびよんびよんしてるし。数投して諦め。今度はIP-26を付けて投げる。しゅおん・・・、って感じ。ひゅーん、ぼちゃ。これは思いの外飛んだ。多分、50mは超えてる。胴にしっかり乗った感じで、柔らかい穂先を無視して飛んでいく。
表層から探る。反応が無いので、底付近を意識してルアーを引く。程なくして・・・・、ぐぐぐ・・・・。?。ぎゅぎゅぎゅ・・・・。ん?。
ぎゅるるっ!!
うおっ、来たぞ!!何か来た!!竿が半月のように大きくしなやかにしなる。なんだ、これ。すごい引きだ。時折、ぎゅんぎゅんドラグがなる。下へ下へ潜ろうとする。この引き方は・・・キビレか!?エラ洗いを防ぐ意味で竿先を下げるが、まったくその雰囲気が無い。とにかく下に行こうとする。それにしてもすごい引きだ。竿が柔らかいから余計に強く感じるのか。強い突っ込みが手に取るようにわかる。しかし、磯竿特有のしなりが魚の自由を奪う。
大分近寄ってきた。問題はここから。足下のテトラに潜られると竿もへったくれもない。しかし、そこは磯竿。磯でグレの鋭い突っ込みをドラグ無しで持ちこたえる底力。じわじわと上げてくる。さあ、姿が見えてきたぞ・・・・。シーバスだ!!
驚きだ。エラ洗い一切無かった。これも磯竿のおかげか?ルアーは口の外だけど、しっかりフッキングしてた。使った竿はこれ。PRIMER ISOだって。1.5号の5.3m・・・・。
やった、やったよ。65cm。なかなかのもんじゃないですか。8月は1匹も手にできなかったけど、9月にゲット。今日の勝負は7時から8時と思ってたけど、6時過ぎでまず一匹。これは幸先良い。家族の食材用にキープ。後は2匹目を狙う。
しかーし、この後は一切反応無く。他にいた人に聞いても小さいのが1回バイト有ってバレただけとのこと。んー、なんで釣れたのかわからんな。8時過ぎに終了・・・。
まあ、大満足ですよ。磯竿を試すこともできたしな。今日の磯竿の感想。
・ルアーは投げにくい。使った竿がかなり長いので短めにして、使うラインをもっと細くすればましにはなると思う。
・竿とラインは一直線。竿先が柔らかないので、引き抵抗が大して強くないルアーでも、ラインと竿に角度を付けるとすごい竿先が曲がる。
・長くて重い。でも、泉氏の使用されたボーダレスは100gちょい。これなら楽だろう。
・ルアーにアクションはほとんどつけられない。大きなジャークとか無理。リフト&フォールさえも、竿先がしなりすぎていつもより大分動作が大きくなる。ストップ&ゴーとか、巻き速度を変えるくらいかと。
・かけた後は最強。アワセなんか入れてない。かなり食い込みが良いと思われる。寄せるのも心強い。何よりエラ洗いが無いのが驚き。まあ、一匹だけなんで、今回たまたまなだけかもしれんけど。
あと、足下悪いところは長いのが有利と痛感。無理に前まで行かなくていいし、足下のテトラに潜られるリスクも、竿が長い分沖でやりとりできるからかわしやすい。今回借りた竿は長すぎてちょっと重いので使う気はしないけど、磯竿ありじゃないですかねー。長いのも欲しいし、真剣に探してみようかなー。でも、何がいいのかさっぱりわからん。まあ、今月はもう小遣い厳しいので無理かな。タモの竿尻のキャップが勝手に落ちて底抜け状態になったので、余分な出費が痛い・・・。