何も考えずに振ってれば勝手にできてる

仕事帰りに壁打ち。というか、壁打ちのために仕事を切り上げ。そろそろ日が沈むのが早くなってきた。

 

壁相手に50球連続乱打。やはりバックでミスすることが多い。大分しくじっったけど、どうにか70回以上続けることができた。疲れてきた中でミスをしないように打とうとすると、自然とミスをしないような打点や打ち方で打とうとする。今までライジングとか高い打点のバックハンドとかかっこつけてやろうとしてたけど、全然身についていないということがわかった。やはりプロ選手の猿真似は自滅する。疲れ切って力が入らない状態で打つフォームが理想のフォームで、そこまで練習して本当の技術が身につくと言われて、本当にそんな練習を日々やらされたけど、確かにそうだと思う。

 

今までフォアの遠いボールがスピンで打てなかった。スライスで切って返すだけ。大して遠くないのにすぐ切って返してた。シングルスではよくそんな場面が出てくる。手首を限界まで背屈して打ってたので、体の前じゃないと打てなかった。当然、横向きの遠いところはそんなフォームでは打てない。ということが最近やっとわかった。

その打ち方を改めて調子良くなって、遠いボールもコツがわかってきた。普段は肘が体に近い位置で打つけど、遠いときは肘を離して打つ。それだけ。遠くても強く打てるところまで打点を引きつける。肘を伸ばしきった位置でも打てる。遠くても肘から先の使い方は同じ。手首を限界まで背屈して押すような打ち方をしてたけど、それではどんな状況でも打てない。もうこれ以上手首が曲がらない状態で硬いテンションで打ってたので、手首が痛くなって当然。

 

 

久しぶりに自分のサーブを動画で見て、知らぬ間にステップした足がオープンスタンス状態になってるのに気付いた。やはり自分から見て左側に打つのが苦手だから、自然と体が開いてしまうのだろう。だからスタンスを直しただけでは意味が無いと思った。

ソフトテニスの時からその苦手は同じ。しかし、やっとわかり始めた。昔から回内を強く意識してやってきた。そうしないと強いサーブが打てないと思って。でも動きとしては左から右なので右方向には強く打てるけど、左方向には打ちにくい。左に打とうとすると弱くなる。

しかし、ある野球マンガで、テニスの場合はコンチネンタルグリップで何も考えずに振れば、自然と手の平が外を向くように動くという説明があった。自然と・・・。そうなのか?そういうことか。

 

ソフトテニスやってたとき、元はイースタングリップでサーブを打ってた。それをコンチネンタルグリップに変えた時、全く回内ができてない状態だったので、意識して無理矢理回内するようにして矯正した。その感覚のまま今日までやってきた。

しかし、本来はそんなことを考えなくてもリラックスして振れば右を狙えば強く回内が起きるし、左を狙えば回内は抑え気味でその代わりスピンが多めにかかる。意識して回内をするのではなく、自然に発生する動きなのか。

 

そう考えると、どうしてテレビで見るプロ選手が背中が相手に見えるほどのクローズドスタンスでサーブが打てるのかがわかった気がする。回内を意識しなくていいなら、少々クローズドでも、そこから目一杯上体を回転させて打てばいいだけ。後は狙ったコースにスイングすれば、それに応じた回内が発生する。意識して回内をしようとすると、上体は回転と言うより、体を反らして後ろから前に倒すような動きが強くなって、オープン気味のスタンスじゃないと打ちにくい。

 

壁相手にサーブして実感。ああ、今までより打ちやすい。クローズドスタンスでも打てる。やっとフェデラーサンプラスの気分が味わえる。と、勝手に妄想してた。実際はどうかわからないけど、とりあえず打ちやすくなったのは事実。

 

それでクローズドスタンスで、足をステップするのとしないのどっちが打ちやすいか試してみた。ステップしない方が安定するけど、左足でタイミング良くジャンプして右足を引きつけないと体が回せない。右足が後ろに残ると当然打ちにくい。ジャンプしないと右足をきちんと引き寄せられないけど、左足1本でジャンプするのがきつい。ステップしない形にするとしたら、ロディックみたいに狭いスタンス幅だったらできると思う。

自分としてはステップした方が弾みもついて打ちやすいかな。ステップすると言っても左足より後ろだけど。