大麻山 すみません、なめてました

奥さんが朝から講演会で出かけてしまい、残された俺と子二人。ちょっと山登るか。また眉山にしようか。もしくは別の。そしたら奥さんが知り合いから大麻山がいいと聞いたらしい。その人が言うには毎週登ってるとのこと。じゃあ、そうしますか。

 

最初に着いたのは四国八十八カ所の1番札所霊山寺。お遍路さんがちらほら見える。

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しかし、Googleマップ見ると山までまだ遠い。そういえば大麻比古神社の裏にあるといいながら、なぜ寺に来ているのか?初めてだからよくわからない。そうか、まだ奧に行かねば。

 

仕切り直し。大麻比古神社に到着。掃除をしていた宮司さんに聞いて登山口へと向かう。

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神社の敷地の右奥から入っていく。

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入り口の鳥居。

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すぐに階段と普通の山道に分かれる。宮司さんから階段はやめといた方が言われていたので、山道へ入っていく。事前に仕入れた情報では、階段の総数は香川の金比羅さんの倍以上!!

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しばらくはゴロタ石のような山道。よゆー。

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途中、少し見晴らしのいい所があった。このころはまだ子供の機嫌は良かった。

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途中から石段に変わる。こいつがかなり長く続き、足腰に堪える。しかも、途中から一段の高さも高くなる。

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もう完全に山に興味のない子供二人。ついてこない。

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まあ、確かに、これはきついところに来たかもしれないと思った。山の高さは眉山の倍。Googleマップで見てもまだ半分も来てない。下の子(小二)はもう泣いてわめいてしょうがない。しかし、元々釣りに行くと言ってたのに、こいつが「やっぱりいや」とか言うからここに来たのだ。この気分屋小僧をこのまま返すわけにはいかん。腕を掴んで無理矢理登る。しゃがんでうごかなくなったらしばいて歩かせる。

 

ぎゃーぎゃーいいながら、もうすぐ着くからと嘘をつきながら進んでいくと分岐点。真名井の名水に向かう。そっちが階段じゃなくなるから。

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今度は上の子(小五)がだめになった。「もう無理」を連発して足を止める。まったく。ぐだぐだ言わずにちょっとずつ同じペースで進めば疲れないのに。とりあえず名水まで行こうと励まし叱咤しながら進む。

 

分岐点からかなり進んでやっと到着。少し安心した。ここでおやつを食べる。

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あとからおじさんがやってきた。聞いてみたら、頂上はもう近いとのこと。階段だからきついけど、距離的にはもうちょい。よし、行くぞ。

 

途中、表参道と裏参道に分かれた。もちろん、階段じゃない方へ。

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気がついたら、下の子が元気にすたすた歩いている。「おまえなんでそんなに元気になった?」「さあ、わからん。」

 

上の子はますますグロッキー。なぐさめる下の子。

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下の子「おとうさん、まだ?」

俺「ほれ、もうあと少しじゃ。」

上の子「ああ、そう、うそだね!!(涙目)」

 

8合目の目印のあるでかい杉。

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また階段。

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そして、なんだかんだ言いながらとうちゃーく。2時間かかった。「おとうさん、大変だけどがんばるよ!!」くらい言ってたら「そうか。でも、よくここまで来たな。もう無理せずに帰ろう」という気分にもなるんだがな。俺も帰りたかったのに、無理無理もう歩けないとかばっかり言うから、「おまえらなんか嫌なことがあったらそうやってすぐ逃げるのか?」とむかついて、ここまで来てしまった。

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頂上と言っても、お社があるだけで他は何もない。後から来た人に聞いたら、もうちょい進んだら見晴らしの良いところがあって、そこからも帰れるので一緒に着いてくことにした。しばし歩くもなかなか着かない。本当にかえれるのか?しかし、10分も歩かないうちに瀬戸内海の見えるところに到着。小豆島が見える、らしい・・・(どれが小豆島?)

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お昼ご飯を食べた後に下山。

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帰りは俺の足がぶるぶるなってかなりきつい。階段ゾーンにさしかかると弱った足への衝撃が容赦なく襲う。

 

疲れた。帰りの車で眠くてしょうがなかった。しかし、やり遂げた。子供はちょっとキレてたけど。こんな山毎週登ってるなんて、達者やのう・・・。