もしかして良いのか?TGV

久しぶりのナイロンストリングのTGVがいまいち自分の思ったのと違って、少しいらっとしてた。強めに打って初めて柔らかさを感じるという特性。なんか見たことあるようなと思ったら、ここで読んでいたのだった。

http://blog.livedoor.jp/masupyu/archives/51368209.html

 

自分の場合はあまり弾いてスピードが出るという感覚は無かった。強いスイングのできる人じゃないと本当のメリットは得られないのかもしれない。

 

週の頭から壁打ち。週末試合だけど、なんかまだ感覚が掴めないし、試したいことがあって。しかし、18時にもなればほとんど暗闇になりボールが見えなくなる。しかも、月曜日は休館日だったのを忘れてた。コートを借りて照明をつけて練習する人はいない。外灯のわずかな光を頼りに壁打ち。なんか、蛍を集めて、その光で夜勉強するみたいな感じ・・・。

 

1球目。極めて集中。テニスやってる人には信じられないかもしれないが、俺は球出しができない。左手に持ったボールを離し、ノーバウンドでドライブをかけて相手コートに打つ。ラリーやボレーの当たり前の球出し。これができない。大会の時、試合前練習なんか手が震えてる。地面近くまでボールを落として、フラットに当てて無回転で打つことはできるけど、ドライブをかけるということができない。しばらく練習して時間が経つと、いつの間にか打てている。なぜか?それがわかれば苦労しない。そんな初心者レベルのことに悩んでいる。

 

しかし、今日は1球目に打てた。なぜか?わからない。肘を体から離さず、肘を曲げて打ったらできた。じゃあ、打てないときはどんな打ち方をしてるのか?わからない。でも、今後は悩まず打てそうな気がする。なぜか?わからない。

 

 

緩く打ちたいのに弾いて打てないと昨日文句を言ったが、今日は壁相手のミニラリーを極めた。何てことはない。緩く打つ打ち方じゃなかっただけのこと。ストロークというものは面を垂直に立て、そのフラット面を維持して斜め上にスイングすることでスピンをかけつつ前に飛ばすものだと思ってた。だが、ミニラリーだと飛んでくるボールが緩い。緩いボールを緩く返すのに、垂直の面ではボールを掴むことができない。ショートバウンドで下から上に跳ねるボールは面を立てるだけで打てる。でも、上から下に落ちてくるボールはそれではスピンがかけられない。語弊を承知で「こねる」くらいの感じでボールをラケットで掴んでスピンをかければ打てた。上から下に落ちてくるボールは面をやや上向きにして打てば簡単にスピンがかけられる。これが今日やりたかったことの1つ。フォアもバックもそんな感じ。ミニラリーで100球近く打てた。ミニラリー極めた。

 

 

照明がないので、あとできることはサーブと1本打ちくらい。続けてラリーをしようとしても、スイートスポットに当てられないことが多い。サーブですらフレームに当たりまくる。

 

しばらく打っててふと気付いた。なんか、何も意識せずストロークができていることに。特に高い打点。ソフトテニスのトップ打ちのように打つと100%ネットに突き刺ささるので、ラケットヘッドが前に出ないように神経使ってたのが、特に考えなくても思った高さに打てる。強く打っても打てる。なぜ?今までは考えて注意しながら打っても、ああやっぱりミスった、ってなってたのに。

 

もしかして、これがTGVの効果なのか?長年ソフトテニスしていた感覚は無くならない。ボールを長く掴んで打つ感覚。それをTGVが近づけてくれてるのか?だとしたら嬉しいな。何も考えずに打っても入る。どんなボールを打つかだけイメージすれば、フォームのことを考えなくても打てる。ソフトテニスの時のような感覚で打てたら楽しいだろうな。

 

グリップを細くしたのも感じ悪くない。力が入らないということはない。手首の可動域も少し広くなった気がする。太いときはがっちり掴めて安定感はあったけど、逆に力が入りすぎる感もあった。なんか楽しみになってきた。が、本番の試合でいつも自分を裏切って来たのも忘れられない。次はどうなるだろうか。