2年ぶりの17cm

鳴門に行った。

 

この俺をシーバスアングラーの欠片にしてくれた鳴門。毎年冬の時期に狂ったように行きながらも徐々に行く期間が短くなり、回数も少なくなり、去年はついに1回も行ってなかった。ガソリン代もったいないし、疲れるし。しかし、全く行かないと寂しいしつまんなくなって、今年は1回は行こうと思ってた。

 

で、今日行った。本当はもっと早く行きたかったけど、なんだかんだ用事があって、ようやっと行けるタイミングが今日だった。これが今年最初で最後の鳴門釣行。早起きしていこう。

 

はい、寝坊。思ったより30分遅れた。2度寝した。朝まで寝過ごさずラッキー。鳴門に入った途端、強い雨。天気予報アプリ見たら、なぜか鳴門だけ局所的に雨雲がかかっている。でもすぐやんだ。

 

現地に着くと車多数。ロッドを振る音も聞こえてくる。釣れる?ちょっと期待しながら歩いて行く。

 

5時半頃から開始。月明かりは無し。風は南寄りながらも向かい風。ただし弱い。波も弱い。チャンスは明け方の一瞬ですかね。

 

先行者の邪魔にならない範囲で足場を変えながら探っていく。ルアーもちょこちょこ変えてみる。最初は14cmのサイズを使ってたけど、目立つように17cmを使い出す。こんな大きさのルアーは鳴門でしか使わない。2年間、ケースの中で眠ったままだった。

 

いやー、いいですねー。夜の潮の香りに包まれてルアーをぶん投げる。最近、お遍路行きだしたので、般若心経を唱えながら投げる。ほとんど覚えてないけど。

 

釣れないまま、しかし、心は慈悲につつまれて、そして思ったより早く空が明るくなってきた。久しぶりのシャイナーカラーを繰り出し探っていく。完全に明るくなり、スクールイワシカラーを投じてやや速めにリトリーブ。大きく場所を変え、シンキングペンシルでペースを変えてみる。

 

7時過ぎ、終了。投げた数だけ煩悩が減った気がする。今日も鳴門の海は物静かに迎えてくれた。

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今回出撃してもらったルアー。危うくスタッガリングスイマーを海の藻屑にしてしまうところだった。

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今年の鳴門はこれで終わり。釣り自体、これが最後になるかもしれない。しかし、焦りはありません。南無大師遍昭金剛。魚を得るも得られぬも全て空。