ボールを潰す

全豪オープンのシングルスが男女ともすごいことになって、レジェンド達の共演に。ビーナスが決勝なんて何年ぶりだろう。錦織はフェデラーに勝てるんじゃないかと思ってたのに、あんなに強いなんて。No1、2シードが敗退したとは言え、故障明けのナダルと共に決勝なんて、数年前に戻った気分。若手がふがいないのではなく、彼らがすごいのだと思う。

 

先週は妹の会社の知り合いのサークルに兄妹で参加。うまい人が多くて、心置きなく全力でできた。今日はいつものサークルでいろいろ試したくてほぼ全力でやった。

 

フェデラーの試合を見てると、ああやっぱりいいなあ、と思って、またまねっこ。かつて、硬式テニスを始めた頃、フェデラーのフォアを真似してことごとくミスを犯し、今もその影響を引きずっている。フォームを変え、ラケットを変え、ストリングを変え、大分ましにはなったと思うけど、やっぱりボールを持ち上げられずネットしたり、抜けてスピンがかからずアウトするミスが多い。

 

あの時のことを思い出すと、体を使わず、腕だけ振り回し、厚いグリップで押すようなスイングだったため、スピンがかからず、さらにイメージよりも低い弾道になっていた。

最近やっと腕を使わず体を使う感覚を理解できてきたので、今日はウエスタングリップからやや薄く持ち、打点よりも低い位置にラケットをセットしてからスイングするように心がけた。壁打ちではまあまあうまくいってたので、人相手にどうなるか試してみたけど、思った以上にうまくいった。

 

浅く低いボールでも振り切ってスピンかけられた。サイドに走らされたときはグリップが厚くて引っ張れなくてしょうがないと思ってたボールが引っ張ってスピンかけて打てた。高いボールも振り切って攻めることができた。

しかし、これをもって自信を持ったとは言えない。今までも何度もいけると思って試合でぼろぼろという繰り返しだったし。それに今日は結果的にうまくいったボールが多かったけど、感覚的に確信を持って打ててる気がしない。打てると思ってないのに、うまくいったという感じで、試合になるとすぐ自信なくしそう。

 

ただ、ボールを潰してコントロールする感覚がわかってきた。今まで硬式の高反発のボールとラケットなので、ボールに合わせるような感じだった。でも、しっかり引きつけボールを潰し、ラケットの上で一回ボールを掴んだ感じになると、相手のボールに関係なく、相手のボールの勢いを一回殺して、自分のスイングで打つことができる。それはバックも一緒。力任せに振るのと紙一重な感じもするけど、この感覚は忘れないようにしたい。

 

ボレーは相変わらず終わってる。グリップ変えてからまだ終わったまま。とにかくコントロールできない。ハイボレーもどこに飛ぶのかわからない。ダブルスの試合してるとき、ペアが俺の前のボールを取りに来て空振りし、虚を突かれた形になってほとんどラケットを動かさずに打ったら、すごくいいボレーになった。ああ、これでいいのか、と思った。どうも、ソフトテニスの時の腕を積極的に使うボレーの癖が抜けないが、ボレーもしっかり引きつけラケットに一回乗せる感覚でいいのかな。

 

サーブは調子良かった。ステップしないフォームが良いのかとも思ってたけど、繰り返し打ってるとやっぱりステップする方がリズムが出て打ちやすい。もう、これは変えずに試合に臨みたい。