技の館 藍染のTシャツが欲しい

以前、うだつの町並みに行った時、藍染の商品がいろいろ売ってたので、Tシャツ買おうと思ったら6千円やら7千円もして諦めたことがあった。

先日、たまたま金曜日という番組を見てたら、上板町にある技の館というところで藍染ができるのを知った。調べてみると、ハンカチや手ぬぐい、Tシャツなどを買って、そこで染めることができることがわかった。Tシャツは3500円。ちょっと高い気がしたが、普通に買うより安い。持ち込みでもできるけど、1g20円。Tシャツがだいたい150gらしいので、3000円くらい?あんまり変わらない。

まあ、でも今月いろいろお金使っちゃったしな。また、今度。でも、奥さんが行きたいらしく、お遍路もしばらく行ってないので、ついでに近くのお寺にもという甘言に乗ってしまい出発。

暑いなーしかし。熱中だしな。

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結構いろんな種類がある。理由はわからないが、この時は100円引きだった。

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模様の付け方をレクチャーしてもらい、子供はハンカチで、俺はTシャツで。輪ゴム、茶こし、洗濯ばさみ、フィルムケース(子供はそれが何なのかわかっていない)などで布地をしばったりして模様をつける。さあ、どうなる?

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ハンカチは1回1分、Tシャツは生地が厚いので2分染料に漬け込む。そして、絞って空気によく触れるように1分さらす。これを5回繰り返す。染料は単に藍を水に溶かしたようなものではなく、発酵していて変な匂いがする。漬け込んだ時は緑色だけど、空気に晒すことで酸化し藍色に染まっていく。強く縛ったりしてるところは染料が染み込まないので真っ白だけど、3回目や4回目の漬け込む時に外すと、薄い水色にと調整して染めることができる。

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お、なかなかいいじゃないか。

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俺のTシャツ。う、イメージと違う・・・。前も後ももっと大きな模様で前後に模様がかかるようなデザインのつもりだったのに。

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水洗いして脱水してくれた。家に帰った後もう一回洗って陰干しに。すごい青色の水になるけど、天然の染料は他の衣類に色移りはしないらしい。化学染料は移る。ただ、日光に弱いので干す時は陰干しにとのこと。

染料を作る作業場を見せてくれた。藍の葉っぱを扇風機で向こうに飛ばし、

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天日で晒して染料の元としていくらしい。

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10時位に行ったけど、他に人がいなかったので、丁寧に教えてくれてありがたかった。Tシャツはほのかに藍の香りがするのだけど、蒸し暑い時には気が紛れて良い。鮮やかな藍のシャツになってくれて良かった。誰か来てるのかというのが正直な感想だったけど、介護施設の人たちとかが団体で来るとのこと。

その後、近くにある和三盆を古くから作っている岡田製糖所により、資料館とかお土産を買った。

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知事書の糖源境の書。意味はわからない・・。

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徳島城にあった屏風らしい。それがなぜここに?

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藍染体験は空いてれば1時間もあれば終わるし、製糖所もこじんまりとして長く入られないと思うけど、また地元の古き良きところを知ることができた。お遍路行ってなけりゃ来てないな、きっと。