ふと思い立って山犬嶽へ。
勝浦川沿いに上流に走り、山犬嶽に通じる恐ろしく急勾配で細い道をタントでブオンブオンうなって登っていく。1時間ほどで駐車場に到着。
舗装された道をゆるゆると登って歩いていき、まず樫原の棚田に到着。
見事なパノラマ景観。
この風景は、ここで生活される方々の営みがあってこそ。
歩道周辺はきれいに整備、草刈りされ、所々に花が植えられていた。近隣の方と挨拶を交わしながら進んでいく。
山犬嶽への途中にある休憩所のトイレはまさかの洋式。
山犬嶽の案内板。紙に印刷されたものが置かれていた。苔の名所まで90分?ほんとに?ここまで歩くのだってすでに30分位かかってたよ・・・。
杉林の中をてくてくと歩いていく。
おほっ。さすがに40分も歩いてないよな。突然、苔に覆われた景色が訪れた。
ミニ八十八箇所にもなっていて、各札所の御本尊が祀られていた。
なんか動き出しそうなもこもこした苔に覆われた岩。山肌に岩が多く出ている箇所が苔が付きやすく、このような風景を作り出しているようだ。
梅雨の時期、雨が降った後だともっと綺麗なんだろうなあ。
もっと奥に歩けば、お寺や神社、そして山犬嶽の頂上に続いてるのだが、子供がぐずるのでここまで。
普段見ないような蝶やトンボが見られた。
山犬嶽の登山口の途中にある休憩所。江戸時代に建てられた建物とのこと。軒下にむちゃくちゃでかいスズメバチの巣があってびびった。まわりに蜂飛んでるし。でかい穴が空いてたので、駆除した後らしいが、心臓に悪い。
山犬嶽を後にして帰路の途中。川に降りられるところを見つけた。
水が超絶クリア。
予想以上に歩く時間がかかってしまった。9時半に家を出て、昼過ぎには帰るつもりだったのに、あちこち寄り道して夕方近くになってしまった。まだまだ知らない名勝が身近にありそうだ。