激熱シングルス ようやくスタートライン

いきなり、連盟登録してもらってるクラブでのシングルスにエントリー。本当は奥さんの実家に明日から帰るつもりだったが、台風がぶち当たる予報で、行ったはいいけど仕事に帰れない可能性大のため、残ることにした。で、暇になるのでエントリーした。
これで3ヶ月連続参加。過去最長。激熱なのは、当然試合内容ではなく、気温。むちゃあつい。テニスコートが中華鍋に見えてきた。まあ、風があるからまだましかな。今日のエントリー数は8人。4人ずつの2つのリーグに分かれ、上位4人下位4人のトーナメントに分かれる。
リーグ戦第1試合
ご年配の方。肘の故障から久々に復帰とのこと。サーブからスタート。サーブ入ればポイント。しかし、1球でも戻ってきたらミス。いきなりノーアド。ジュースサイドからちょっと小手先でかけたスライスサーブが最高の位置に入ってエース。G1-0。
で、相手のサーブ。とにかく、長い。位置に入った後、何度もボールをつき、一息ついて、またつき、やっと打ってくる。どれくらい長いかと言うと、後の試合で測ったところ最長20秒。ボールをついているだけで20秒なんで、ポイント間はもっと長い。前からそうで、ルール上、絶対オーバーしてるが、この場で指摘する勇気がない。待ってる間が暑くてしょうがない。
しかし、今日は全然サーブが入らない。まだ練習不足か、ダブルフォールトが多く、とりあえず待ってればポイントが入ってくる。
サーブを打ってポイントが入り、ダブルフォールトでポイントが入りという感じでG6-0で終わり。あー、早く終わって良かった。
リーグ戦第2試合
せっかく早く終わったが、続けて試合。初見の方。10歳くらい上かな?1試合目を見てたのだが、ミスが少なくて多分負けると思った。 G2-1とリードしたサービスゲーム。2連続サーブポイントで40-30としながら、2連続ダブルフォールトでブレーク献上。 その後はやはりの展開。レシーブは入らず、ストロークも当然入らず。サーブが不安定で波に乗れず。最後もダブルフォールトでゲームセット。G2-6で負け。 おえ。吐きそうな暑さ。2連続試合はきつすぎる。今日は暑いから、勝っても負けても早く終わらせると決めてたが、予定した展開。 とにかくフォアを「本物」のフォアにすべく振っていったが、ぜーんぜん。かすってネット、かすってホームラン。最近の練習で、これまでは重心が後ろに残って手だけで押したりスピンかけようとしておかしくなってたと思って、もっと腰で押そうとしてたが、ぜーんぜんだめ。ああ・・・、なぜシングルスになると、ボールが無限に飛んでいく気がしてしょうがないのだろう。 リーグ戦第3試合 1勝1敗どうし、ここで勝てば上位トーナメントに行けるのだが、相手は僕より強い。前回の対戦では勝って優勝を決めたのだが、今日の自分の状態では絶対勝てない。相手もまたかなり久しぶりのテニスということで調子悪そうだけど、今日の自分では無理。て、ことは、前回の対戦より、自分は進化どころか退化しているということだな。 実際、試合は終始相手リード。G0-2からキープできたが、すぐ離される。課題のフォアで、ポツポツと思った強打が決まり、1度ブレーク成功。でも、G2-6で負け。 サーブは、前の試合で入ればポイントが取れるが、あまりにも不安定だったため、この試合でちょっと感覚を変えた。とにかく勢いを出したくて、肘も手首もユルユルで打ってた。しかし、あまりにもやけくそレベル。そこで、手首を固定気味の早めにラケットを持ち上げてトロフィーポジションを作るようにした。前の試合で1stの確率が12/27(44.4%)、ダブルフォールト6回。この試合では13/22(59%)、ダブルフォールト0個と改善。ま、結果は変わらないんだけどね。 下位トーナメント準決勝 また連続で試合。しかもアウトドアコート。ずっとアウトドアコート。相手はご年配。 情け容赦なく、改善したサーブを叩き込む。もう、とにかく終わらせたい。で、相手のサーブは頭の上からアンダーカットのようなスライスサーブ。しかも左利き。とりあえず、スライスでなるべく相手のバック側を狙う。そして、ほわほわとボールが戻ってくる。そして、そのチャンスボールをフォアで思いっきり・・・・いつものごとく・・・・ スガバキコーン と、まさかのウィナー。そう。前の試合から少しずつフォアが入り始めてた。そして、この試合、強く打てる感覚が手のひらに、腕に、体に宿り始めている。まあ、相変わらずのミスも多いのだが、100%ミスってたような強打が2球3球と続くようになってる。これまで、サーブではまあ、むちゃくちゃ打ってた分、狙ってはないけどたまたまエースが取れたりしてたが、ストロークのウィナーはほとんど記憶が無かった。強打してミスするか、マイルドに返してあくびの出そうなラリーを繰り返すかだった。 しかし、この試合で何本もウィナー、もしくは相手のラケットを弾いた。G1-6で勝ち。 下位トーナメント決勝 最後の相手は、初戦の人。あー、またサーブで待たされるのか。 サーブからさっさと終わらせたい。しかし、サーブはともかく、この試合までの空き時間が長くて、フォアの感覚がぼやけた。ホームラン連発。ノーアドでコートボールで落とす。 せっかく調子上がってきたのに、ここで負けて終わるのは嫌だという気持ちのせいか、なんかぎこちない。しかし、気を取り直し強打を続ける。そしたら徐々に思い出してきた。 相手もサーブは入るようになってるけど、お世辞にも威力があるとは言えないサーブに対して、無慈悲にフォアで叩き込む。安定したサーブと合わせて、どんどんゲームを取っていく。 とは言っても、フォアの精度は半々。ミスったり入ったりで、イライラする。 フォアリターンミス。 違う!もっと右腰出せ!! フォアリターンミス。 違う!!もっと踏み込め。手で押そうとするな!! チャンスボールホームラン。 ちがう!!!もっと前につっこめ!!ぼけ!!! わかった!!お前は軟式の打ち方が体に染み込んで硬式のボールが打てないんじゃない!! お前は軟式でやってた打ち方が今できてないから、硬式のボールが打てんのじゃ!!! ほわほわとボールが来た。一度下がって距離を取り、前に詰めてフルスイング。ネットの上高く飛んだボールは急激に落下してウィナー。 マッチポイント。センターの浅い位置。思いっきりスイングでジュースサイドを狙う。今まで100%ミスっているパターン。しかし、これまた強烈なトップスピンがコート内十分に収まりウィナー。G6-1で勝ち。 3ヶ月連続でエントリーして12000円。これだけありゃ、新しいラケットを買う資金にもなろうに。1回目は無謀な強打を繰り返し自滅。2回目はひたすらマイルドラリーで結局何も得ず。お金を捨てるだけかと思った今日、ようやく何かを掴んだ気がする。 家で動画を見たが、やはりフォアでミスをするときは、後ろ後ろという感じ。全然余裕あるのに、右足に重心が残ったまま。ひどいときは、ゆるゆるボールに対して、左足を後ろにステップして、かすったボールしか打ててない。前だよ前、軟式のときは相手のボールがきついときほど前に踏み込んでただろうが。今まで何やってたんじゃ。もと前に踏み込んで右腰前に出せ。 やっとスタートラインに並んだ気がする。 高反発なボールとラケットで飛びまくることや、重いボールが高い弾道で飛んで来るのに気圧されて、ミスするのがずっと怖かった。それで腰が引けて小手先でなんとかしようとしてた気がする。 前だよ前。もう恐れるな。テイクバックは小さくなんて気にするな。必要と思ったら、なんぼでも大きく構えろ。でも、フォロースルーは前じゃないぞ。 サーブももっと打て。ただし、フォロースルーがだらだらと長すぎる。もっと小さくまとめろ。 まだまだいっぱいミスするだろうな。そんなうまくいくわけない。でも、続けるしか無い。そして、少しずつ成功体験を増やして、感覚を掴んで自分のものにするしかない。