吉野川リバーサイドハーフマラソン 一番重要なものを見逃す

テニスのための体力増強の一環として参加。やっぱり、こういうイベントに時々出てないと、自分で練習してても手を抜きがち。月に数kmしか走らないし。今回は1回で最大15km、合計40km程、このハーフマラソンのために走った。今年3月のとくしまマラソン以来、2度目のマラソン大会。ま、ハーフなんで、どうにかなるでしょ。 余裕を持って現地到着。しかし、既に多くの車が停まっていた。 P_20191124_083529_vHDR_Auto.jpg 受付して開会式まで暫し待つ。と言っても、まだ1時間以上ある。暇。ラニンググッズのブースとか見てもすぐ終わる。ピンで参加してると話し相手もなく、暇でしょうがない。 9:50分開会式。その前に走る格好になって荷物を預ける。天気予報では午後から雨。一応、雨に備えて撥水パーカー買ったり、防水スプレーを服に吹きまくったりしてる。まだ肌寒いけど、走ったら暑くなりそうな気がして、薄手の格好になった。 開会式。ゲストランナーの川内夫妻登場。こんなところまでお越しいただきありがとうございます。寒くないのかな? P_20191124_095359_vHDR_Auto.jpg 川内夫妻の挨拶が終わって10時くらい。ここで、お二人はウォーミングアップのため、ここで席を外しますと司会から説明。え?30分前にウォーミングアップで?ざわざわ。そんな入念に?ざわざわ。何やるんだろう?ざわざわ。 それから10分くらいで開会式は終わり、10時半のスタート待つ。しかし、寒いなー。上着脱いだらすげー寒い。開会式までに荷物預けないといけないのかと思ったら、全然余裕で預けられるじゃん。ミスった。開会式で準備体操とかで阿波おどり体操やってたけど、あまりにも動きが小さくて寒いのは変わらず、誰向けの体操なんだと突っ込みたい。 我慢して、ようやくスタート位置へ。周りの人テンション高いなー。いよいよスタート。俺は後方から。とくしまマラソンみたいにスタートライン通過まで15分もかかったりせず。ま、せいぜい1分くらいかな。 P_20191124_102018_vHDR_Auto.jpg コースが狭い。いつものペースでたらたらと走る。快調。序盤はとにかく抑える。周りに人が走ってると追い抜きたくなるけど、とにかく抑える。走り始めは心拍数が高めになる。それに向かい風になっている。心拍数が落ち着き、折り返して追い風になってからペースを上げるつもり。 が、我慢できない。トイレが。スタート前に体が冷えて、走り始めた途端我慢できない。5km位の最初の給水所で速攻トイレに入る。 リバーサイドハーフラソンと銘打たれているだけあって、川沿いの景色が楽しめる。P_20191124_105556_vHDR_Auto.jpg でも、それは序盤だけだった。コースとなっている堤防から川までが遠く、広大な河川敷に広がる畑を眺めるのがほとんどだった。 とくしまマラソンは北岸から南岸へとコースが周回するため、ランナーがすれ違うことがほとんどない。しかし、今回は殆どすれ違うコース。折返しに近づくと、先頭集団のランナーが見えてきた。 はや!! うわ、すげー。全力疾走だよ。あれで最後まで走るのか?どんな体になってんだろ。 あれ?そう言えば、先頭を走ってるであろう川内選手は?おかしいな。いくら待っても現れない。あ!?もしかして、俺がトイレに入ってる間に行ってしまったのか?かなり前だったけど。うーん、信じられんけど、それしかない。何ということだ。日本を代表するランナーの走りを見逃すとは・・・。 1個めの折り返し。変な人がいた。 2019-11-24 173043.png 折り返して、ペースを上げていく。ここまで7kmくらい。厳しいとは思ってるけど、2時間切りを狙いたい。7分/kmを超えるペースだったのに加え、トイレでも時間を使ってるので、早めに挽回しないと間に合わない。 快調快調。前にいる人をどんどん追い抜いていく。最初寒かったけど、やや暑いくらいになってる。だがしかし、時計を見てると、あまり時間的に挽回できてない。9.9km地点の最初の関門。1:20に設定されているところを1:10超えて通過。おそくね?結構ペースを上げてるつもりだけど挽回できてない。うーん、やっぱり5kmも走った後にペース上げようとしても、足が疲れて思ったほど動いてないのかな。 その後も、前の人をかわして快調に走ってるが、タイム的にあまりよろしくない。スタート地点に戻ってきた。あ、川口選手が前から走ってくる。ハイタッチ。でも、なんであっちに向いて走ってるんだろう?え?もしかして、もうゴールしてんの?驚愕・・・。ていうか、もう結構ゴールしてる人が見えるな。はえー。俺の倍以上のスピードで走ってる。 スタート地点を通り過ぎ、2つ目の折り返し地点を目指す。残りは・・・8kmもある!!結構足が重く痛くなってきた。太ももの裏が張ってきた感じがする。しかし、足を緩めるわけにはいかない。一所懸命手を振って足を動かす。応援の人達に挨拶すると速くなる気がする。カッコつけたいからかな。 しかし、どこまで行ったら折り返し地点?確か西条大橋って言ってたよな。でも、全然橋なんか見えんぞ。ん?もしかしてあれ? P_20191124_120356_vHDR_Auto.jpg いや、そんなはずはない。あんな遠くまで走るはずがない。しかし、しばらく走って、どうやらあれがそれであるということを認めざる得なくなった。とくしまマラソンの時を思い出すなー。関門の六条大橋が、目が霞むくらい先に見えて、残り時間と動かない足に悩まされたあの時を。時計を見ると2時間切りまであと15分。もう無理である。それでも緩めない。最後まで足を動かして走り切るのが今回の最大の目標なのだ。 折り返して残り5kmを切った。後は、いつも練習で走ってる距離をこなすだけ。でも、足はもう完全に言うことをきかない。気合で動かすのみ。ここまで追い抜きまくってきたが、ポツポツと抜かれる。若いねーちゃんとか、かなり年配のおじいさんに。ここまで力ためてたのか?前に結構メタボなおじさんが近づいてきた。こんな体型の人に今やっと追いついたのか。序盤でそんなに離されてたのか?いくらペースを抑えてたとしても、なんか納得できない。短距離だったら絶対に負けないんだけど。何が違うのだろう?筋持久力がそんなに違うのか? しかし、前に走ってる全然足が動いてない人がいて、その人になかなか追いつけないということは、俺も同様の走りをしていることを思い知らされる。左膝が傷んでたので、給水所でコールドスプレーやってもらう。 残り3km。もうあと3kmしか走れませんよ!!全部出しきってください!!出しきらないと後悔しますよ!!と自分を励ます。 さあ、ゴールが見えてきました。応援してくれる人に挨拶をし、土手を駆け下りゴールへ!! あ!?さっきのメタボおじさんが最後にダッシュして追い抜きやがった!!くそー、来てるのわかってたら抜かせなかったのに!! 無事、走り終えました。膝とか太ももが痛いけど、目立った故障はなく、最後まで走りました。 ココ壱カレーもらう。うまい。 P_20191124_130657_vHDR_Auto.jpg そば米汁もらう。うまい。 P_20191124_131849_vHDR_Auto.jpg とくしまマラソンのときはぎりぎりでゴールして、心身ともに消耗しきって、何もできなかったな。今日は、後から走ってくる人を眺めながら、余裕で御飯食べられた。最後まで雨が降らず助かった。 長蛇の列のサインや写真撮影に応える川口選手。お疲れさまです。 P_20191124_132534_vHDR_Auto.jpg 川口選手は1時間5分くらいでゴールしたらしい。同じ人間じゃないよね。 で、俺のタイムは2時間15分オーバー。2時間切りには程遠かった。まあ、冷静に考えれば、3週間前の練習で15kmを1時間50分かかってるんだから無理だったんだけど。5:30/kmのペースを頑張って維持すればもしかしてと思ってたけど、考えが甘すぎた。トイレ行った5km付近で8分近く使ってる。トイレでそんなに止まったかな?それがなければ2時間10分切ったのかな?途中で写真撮るのに止まったのも何回かあったけど。 P_20191124_161506_vHDR_Auto.jpg この日のためにランニングウォッチ買ってて、結果をスマホで見る。ゴールした後、しばらく止めるのを忘れていた・・・。 Screenshot_20191124-165529.jpg Screenshot_20191124-165539.jpg Screenshot_20191124-165623.jpg Screenshot_20191124-165628.jpg Screenshot_20191124-165639.jpg Screenshot_20191124-165552.jpg ペースは思ったほど、序盤は遅くなく、後半は上がってない。ほぼ同じペース。ただ、2時間切りに必要な6km/hより速いペースがほとんどない。これじゃ無理ね。思えば、高校や大学の部活で走った長距離走はせいぜい5kmくらい。ペースを維持できるのもそれくらいだと思うと納得できる。おっさんになって急に練習したって、そんなに速くなるわけがない。 心拍数がほとんどレッドゾーンだが、大丈夫か?150くらいなら全然苦しくない。170になるとちょっときつい運動してるなと感じる。今回も息苦しいとかじゃなく、足が動かなくなった方がきつかった。 タイムは残念だけど、最後まで走れたのは良かった。制限時間は余裕あったし、足もまだ動いている状態だった。とくしまマラソンのときは20kmで2時間30分超えてたし。ただ、フルマラソンだと、この状態でやっと半分。タイム的には5時間切りが狙えるけど、残り半分をこの足で走るとなると気が遠くなる。多分30kmでは歩く状態になりそう。ペースを落とせば、もうちょい足を残して走れるかな?フルを最後まで走り切る力にはまだまだ遠い。まあ、怪我せず、いい運動になった。 このイベント運営を支援してくれた方々、沿道で応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。最後まで楽しく参加することができました。ますます盛んなイベントになりますように。