しばらく前、テニスの練習の帰り、信号待ちで止まってもアイドリングストップしないことに気づいた。
ブレーキを普通に踏んで止まるとアイドリングストップする。軽く踏んでると止まってもエンジンは止まらない。あ、もうすぐ信号変わって走り出すな、というときはエンジン止まらないように軽く踏んでる。
その日は普通に踏んでもエンジン止まらない。ぐっと踏み込んでも止まらない。一度エンジンを切って、再度エンジンかけた後でも止まらない。アイドリングストップ機能は有効のまま。一度無効にして再度有効にしても変わらない。
すぐに思いつくのはバッテリー。
真夏の暑い日だったので、バッテリーが弱ったのかと思った。
しかし、バッテリーはフィールダーを購入した直後に4万円もかかって新品に交換したばかり。いくらなんでもヘタリが早すぎる。
じゃあ、何?
電気系統?
ブレーキ分でも感知してないとか?
いきなり修理かなー。ま、その前にネットで調べてみるか。
そしたら、ガソリンエンジンの車のアイドリングストップなんてそんなもん、みたい。
やっぱり何度もエンジンストップ・スタートを繰り返してるとバッテリーがへばる。
しかし、イエローハットで交換前バッテリーのチェックで、相当限界近いみたいに言われてたが、アイドリングストップは機能していた。
バッテリーがへばってたらだめという単純な話とは思えない。
もっと踏み込んで探したら、こんな資料が見つかった。
https://www.kouronpub-onlineshop.com/html/template/default/pdf/idlingwiring2019.pdf
何やらいろいろ条件があるみたい。
充電量が低下した場合は当然だが、それも複雑な条件が絡んでるみたい。
後は気温が低いときとか、エンジンコントロールコンピュータ学習が完了していない場合とか。
エンジン停止前に運転席シートベルトをはずした場合なんてのもある。
これは前から気づいてたけど、ある意味、不具合ぽいしょうがない現象かと思ってた。
しかし、こうやって明記されていることを考えると、おそらく、アイドリングストップしていることを忘れて車を降り、不意に動きだして事故になることを防ぐためではないかと思われる。
で、今回アイドリングストップが機能しなくなった原因と思われるのは
リフレッシュ充電中(約 20 時間走行する毎に30分から1時間程度実施)
アイドリングストップ率が所定割合以上に達した場合。
ではないかと思う。
前者の条件だともっと頻繁に発生しそうな気がする。
後者もいかにもそれらしいが、通勤時ののろのろ運転では発生したことがないのが不思議。
今回は、アイドリングストップが機能しなくなって、次の日もそのまま機能せず、その次の日に勝手に機能し始めた。その後2週間は経つが再現していない。まあ、次からは慌てることもあるまい。
しかし、アイドリングストップのバッテリーは負荷に耐えられるよう高性能だから費用が高くなる上に、寿命が短いらしい。通常3年くらいのところが1年半とか。
費用が倍になのに寿命が半分。
これはきつい。燃費では概ね5~10%良くなるらしいが、そんなのでは費用的に元が取れない。
エコカー減税で重量税なんかは安くなってるらしいが、それでも足りない。
アイドリングストップを機能させなくする改造もあるらしいが、そこまでするのもなあ。
まあ、環境のためなんだろうけど、高性能なバッテリーの製造・廃棄の環境への影響はどんなもんなんだろう。