タチウオの洗礼

久々に自分の父親と釣り。いまシーズンのタチウオの夜釣り。ルアーでは毎年この時期に釣ってたけど、餌では初めて。

場所はこんな感じ。んー。いかにも釣れそう。

すでにたくさんの人が竿を出していて、隙間を見つけるのが大変。

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しかし、波止には身長より高い壁。登ると幅は50cmくらい。1歩踏み外せば海の中。怖い。周りの人、そして70にもなってる父親も結構壁の上に立っている。普段テニスやランニングで鍛えてるが、落ちたときの恐怖感に勝てない。クーラーボックスを持ってきて、その上に立って壁越しに竿を出す。そして、壁の上にも立ってないのに、俺一人フローティングベストを着ている。

仕掛けはウキ釣り。電気ウキにケミホタルつけて、3本針に冷凍キビナゴをつける。

んー、いかにもタチウオ釣りって感じ。初めてだけど。

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ぷかぷか浮かぶ電気ウキに心躍らせる。

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しかーし、反応は鈍い。

父親は前回の釣行で7匹釣ったらしいが、明らかに反応は薄い。

しかし、お隣の人がポツッと釣り上げた。

そして、父親も釣り上げた。

お、時合が来たか?

こねー、俺の仕掛けにはこねー。

仕掛けを上げてみればまっさらぴんの状態で餌が上がってくる。いないのか?

かと思えば、きれいさっぱり餌がなくなってたりする。投げたとき飛んでったのか?

そういえば、去年のこの時期、社員旅行でタチウオの船釣り行ったっけ。

人生初の船釣り&テンヤでテンション高めだったが、周りの人は釣ってるのに、俺は釣るどころかアタリさえもないという結果。

またか。またも俺にタチウオの洗礼が?

ま、こういう待ちは苦にならない。むしろ好き。病院とかでの待ちも苦にならない。

それより、コロナにかかったトランプ大統領の容態が急変しないのかが気になってしょうがない。

ん?

お?

来たか?

電気ウキの光がぼうっとにじむ。海の中に引き込まれてる。

早合わせは禁物。完全に食い込むのを待つ。

とうことを事前に聞いてるし、ネットでも調べてた。

しかし、こういうのは知識だけではどうにもらなない。

さあ、来るか?食い込むか?

余分な糸ふけを取る。

タチウオの反応を見たくて、道糸に指をかける。

びっ、と脈打った。いる!!

と、思った瞬間、重みがなくなりウキが浮いてきた・・・

やってしまったー。

「テンションがかかった瞬間餌離すけんな。」

と父親。

そうなのー。余計なことをやってしまったー・・・。

難しいなあ。ルアーだったらガツッとアタリがあると勝手にかかってるのに。

結果的に4時間やって父親が3匹。アタリはもっとあったが、やはり掛けるのが難しく打率にすると5割以下。

俺は、アタリ1回。以上。

お隣の人は2匹。

今回もタチウオの洗礼を浴びてしまったな。ルアーのほうが釣れたな、俺の場合、多分きっと。

全体的にあまり良くなかったようで、来た時たくさんの釣り人がいたが、うちらが帰るときにはかなり減っていた。

まあ、いいです。釣れないことは。

結局、父親が釣ったタチウオ全部もらったし。

それより立ちっぱなしで足腰がきつい。うちの父親は達者だなあ。