今日はソフトテニス、市の団体戦。去年は子供の部活の保護者チームだった。今思えば、あれが10年以上ぶりの公式戦だった。今年は所属サークル。エントリーは去年と同じB級。
正直言ってめんどい。去年は優勝したらしい。また中学生とかいっぱい出てるし、勝って当たり前な感じだろ?参加チームが多いので朝から夜までかかるし。それに明日硬式のシングルスだし。
最初は3チームのリーグ戦。第1シードなのでリーグ抜けた時点でベスト4。同じ側の別の山は3チームリーグが2つあって、勝ち抜けたチーム同士がトーナメントで1回勝ってベスト4というドローになっている。
A級は7ゲームだが、B級は5ゲームマッチ。時間が足りないので促進ルールということで、硬式で言うセミアドバンテージ方式。ただし、最後の1本はローテーションどおりで、硬式みたいにレシーバサイドをどちらとか選べない。
リーグ戦第1試合
今日の俺のペアは中学生。先月の個人戦の時、一番やばい相手と目していた豪打の中学3年生。俺の息子とかとはまったく次元が違う。ただ、前衛に全スキルを振り切った大学生ペアによもやの敗戦で対戦することはなかった。しかし、こんなやつB級に持ってきたら反則だと今でも思う。
相手はある中学校のDチーム。試合前の乱打・・・・なのに、相手はサービスラインに立っている。しょうがないので短いボールで乱打する。ま、ろくに戻ってこないけど。
サーブから。中学生。フォールト、フォールト、フォールト、レット、フォールト。いきなり2連続ダブルフォールト。俺、サーブ入れるだけで相手レシーブ返って来ず。中学生。3-2からまたダブルフォールト。俺サーブ。入れて終わり。
なんか、相手の前衛、こっちがサーブの時、サービスラインぎりぎりに立ってるんだよね。いくらなんでも近すぎだろ。アンダーカットサーブでもそこまでぎりぎりには立たないよ。下がれ下がれってジェスチャーして下げさせる。でも1歩くらいしか下がらない。何か考えとかポリシーがあるのか?打ってみる。そして返ってこない。
あとは、粛々とボール打って終了。G3-0で勝ち。
ペア中学生「ほんと申し訳ないです。」
まあ、気持ちはわかる。まあ、でも、真剣試合だといきなり躓いて立て直せなくなるので、気をつけないとね。
今日のラケット。先月と同じ。反発力ゼロ。やるたびに新しいの欲しいと思うが、この先どれほど使うのかわからず買えない。
しかし、何もしなかったなー。試合やっても寒くてしょうがないよ。ん?誰か近づいてきた。
「お久しぶりです。○△です。」
・・・・。!!
高校の時の後輩だった!!しかも二人!!30年ぶりだ!!思わず抱擁した。え?B級で出てる?A級だろ、君たちは。やべー。やりたい。反対の山か。決勝まで行かないと当たらないな。間違いなくこいつらは勝ち上がってくるから。こっちだな、問題は。ちょっと気合入ってきたぞ。
気がついたらあとの2ペアも勝ってた。
1試合目、朝一でやったのだが、次の試合がいつ始まるのか?むちゃくちゃ寒いのに、風もどんどん強くなって命を守るのに気を使うわ。体温を維持するだけに栄養が必要だ。じっとしててもお腹が空く。奥さんも今日は試合に出てて一緒。ちなみに子供はソフトテニスクリニックという、ヨネックスのすごい人が教えに来てくれるというイベントに行っている。
朝、奥さんにコンビニでバナナ買ってきてとお願いしたら、1房買ってきた。俺は松岡修造じゃないんだぞ。こんなに食べるわけ無いだろ。1本でいいんだよ。て言ってたのだが、もりもり食べて命をつなぐ。
風裏の日当たりの良いところに座って、A級の試合を眺める。またあの日本ランキング5位とかの人がいる。この風の中、全然普通にやってる。なんであんなにすげーサーブが普通に入るんだ?
大人子供、猛者、初心者入り混じった試合を眺める。奥さんのチームはいつの間にか中学生チームに負けてた。
寒いよなー。空はこんな感じ。
リーグ戦第2試合
2試合目は午後3時。1試合目から6時間空いた。もー、おっさんは体温上げるのに時間かかるから、よろしく頼むよ。
相手は去年保護者チームのときに対戦した後衛の人がいる。あの時は首尾よく勝てた。
レシーブから。どうも打ち方がよくわからなくなって、入る気がしない。とんでもないへぼいレシーブミスをしてしまい1-3のピンチ。しかし、朝一で出だし最悪だった中学生。いきなり強烈レシーブぶちかまし。嘘のように豪打を叩き込んでいく。俺のドロップボレーで取り返す。中学生の炎のサーブとレシーブが炸裂。俺は適当にボール返して、たまに取りに行って決めてG3-0で勝った。やっぱり、調子出るととんでもないボールを打つ。個人戦で当たってたら負けてたな、きっと。チームも勝った。
トーナメント準決勝
また1番手で中学生と。出だしから絶好調中学生。G3-0で勝った。寒い。全然動かないから試合やってもすげー寒い。
決勝戦
この時を待っていた。今日、この試合のためにやって来たと言い切って間違いない。
相手は俺の高校の時の2つ下の後輩。当時の県高校世代最強ペア。当然のようにインターハイや国体に出場し、大学でも関西の1部とかで活躍した選手。練習の時はたまに勝ったりしたけど、実力では比べようもなくはるか雲の上のエリートだ。公式戦での対戦は当然ないが、30年の時を経て、今ここにネットの向こうにその相手がいる。なぜB級なのかという疑問はあるが、そのおかげで対戦する機会を神は与え給うた。試合前から体中の毛穴が広がるぜ。頼むよ、中学生。
レシーブから。1球目から中学生と相手のラリー炸裂。一瞬の隙きを見せれば殺される。そんな緊張感が1球目から始まる。2-3から中学生のクロスパスがコーナーに突き刺さりG1-0。よもやの先制だ。
第2ゲーム。ここまで3試合やっているが、まともにボールを打っておらず、風が強かったり、相手に合わせて適当にしか打ってなかったので、サーブの調子上がってない。甘いサーブでネットダッシュするも、際どいところをレシーブ突かれてしまい取れず。1-3からミドルをアタックされフレームで取れず。G1-1。
第3ゲーム。ゲームポイントでストレート展開からポーチを狙うもまたもフレーム。かーっ、決めれんかー。しかし、ここでも中学生に助けられG2-1。
第4ゲーム。一進一退。決めて決められ。ジュースで俺サーブ。またもサーブ&ボレーからレシーブ持ってこられ、ローボレーミス。しかし、次スマッシュ決めてディサイドポイント、かつこちらのマッチポイント。
「なんでもいいからなんとしても取るよ。」と中学生に告げる。
しかし、ラリーの応酬からどっかんアウト。惜しかった。G2-2 でタイブレーク。
2-0と幸先良くスタートしたけど、3-2から俺のバックハンドのレシーブミス。風で体に食い込んできたものの、フォアでの返球に自信がなくて回り込めなかった。
3-3で俺サーブ。レシーブでミドルを突かれ動けず。中学生返球するも、結局取られてしまう。さらに次のサーブ。セカンドとなり、また攻められると思って体が固まったところに、絶妙にツイストのレシーブ3-5。
ゆるいサーブに中学生のレシーブがタイミング合わずにネット。最後は中学生ショットでチャンスボールが上がったものの、足がもつれ気味で小手先で叩いたスマッシュがこすり過ぎスピンの大アウトとなり3-7。G2-3負け。
うおー、30年越しの勝利ならず。タイブレークの大事なところでサーブ・レシーブのミスから体が固くなり、金縛りのようになり足が動かず手が出せず。中学生のおかげでここまで来れたが、俺のせいで負けてしまった。そして、僅かなほころびを確実に突いてこられた。さすがだ・・・。他のメンバーも負けて、今回は準優勝。
でも楽しかった。よもやこんなところで、30年も経って、あの時の選手と試合できるとは思ってなかった。人の縁て大事だな。生きててよかったって、本当に思った。
今日の景品。こんな短いソックスはおっさんは履かない。子供にやる。帽子、白いなー。しかもルーセント。硬式界でかぶっている人を見たことはない。ちなみに同じチームの人が俺の子供にってくれたので2セット。
あー、楽しかったなー。全力出せた。すごいテンション上がったよ。先月もそうだったけど、今日はさらに上がった。わかんないだろうなー。表現のしようがない。自分が自分でなくなるようない、1段違う人間に上がったような感じ。
明日は硬式のシングルス。どうせ、かっすかすで終わるんだろうなー。