両面テープ三倍段

奥さんと子供が田舎に帰って俺一人。奥さんのタントの剥がれかけているバイザーを張り直すことにした。3年前に自分で貼ったのだが、もう剥がれてきた。せめて5年は持ってほしかった。とりあえず台風が来る前の最優先解決事項だ。

 

まずは剥がすのだが、これがとてつもなく苦労した。剥がれかけてるのだから簡単にはがせると思った。確かに剥がれている周辺は剥がせるが、それ以外のところが強力に張り付いている。こんなに強力に貼り付いているならほっといても良かったと思うくらい強力。しかし、やりかけで気持ち悪いので継続。

 

フィールダーのバイザーを張り直したとき、シリコンオフのスプレーで結構剥がせるのがわかったので、今回も使ったが強力に貼り付いてるので快適には進まない。シリコンオフや両面テープ剥がしスプレーを使いながら、ヘラで無理やり剥がしていく。

しかし、ガラスフィルムを貼り付けるのに使っていたヘラが使いやすかったのだが、気がつくとヘラの先が溶けた・・・。

 

プラスチックやアクリルやら似たような素材が多くて見分けがつかないが、PP(ポリプロプレン)はテープ剥がしスプレーには使えないらしい・・・。

 

なんだかんだ言って、剥がすのはまだいい。問題はその後。両面テープの殆どが車のドアに残る。バイザーについたものは結構簡単に取れて、シリコンオフできれいにできる。しかし、車についたほうが大変。スプレーしてヘラでこすってもなかなか落ちない。

 

ここでおせっかい母登場。キッチンマジックリンがいいんじゃないのって?そんなもん使える分けないでしょ。

 

と思ったが、バイザーに残ったテープにスプレーすると、溶けるように剥がれていく。まじで?確かに効果ありそうだ。

試行錯誤した結果、まつ強力に張り付いた両面テープを剥がすのは両面テープ剥がしスプレーを使用。スプレーしながらヘラで押し込んで剥がす。

その後、こびりついて残ったテープの残りにマジックリンをスプレー。1分ほど置いてまたヘラでこする。これを数回繰り返すとどうにかきれいになっていった。しかし、これ本当に車につかて大丈夫なのかな・・・。(真似禁止)

 

とにかく力技。テニスの練習後、真夏の日差しの中、とにかく力技。途中で力尽きて休憩。直射日光が当たると車のボディが焼けて触ってられないので向きを変える。

 

剥がすだけで3時間かかった。やれやれ。痛恨なのは塗装が剥げたところがぽつぽつと・・・。

 

3年前、貼り方失敗したな。バイザーの縁がちょっと出っ張ってて、そこに両面テープを貼ってた。当然、縁のところはしっかり車に張り付くけど、そこ以外はちょっと浮いた感じになる。今回剥がしやすかったのはその浮いたところ。縁のところはテープが完全に固着化しててマジックリンで溶かす手間がかかった。

 

というわけなので、今回は縁にはテープを貼らず、テープ全体がしっかり車に貼り付くようにした。

使ったテープはこれ。本当にプロも使用してるのかな?前はネットで買った緑色の台紙の透明タイプ使っていた。今回は急にこの作業を思い出したので、店頭ですぐ手に入る物を探したところ、これを見つけた。ネットで新品のバイザー買うと元から貼り付いている両面テープと同じタイプに見える。

 

で、ガッチリ貼り付けてめでたし、と思ったらまた想定外の事態発生。

バイザーの盛り上がった縁には両面テープが乗らないようにしたところ、1辺だけ盛り上がりのほうがテープの厚みより高くて、車に貼りつかない!!

 

バイザー2枚貼り付けた時点でこの事実に気づいた。どうして1枚めで気づけなかったのか。

 

どうしたものか悩んだが、暑い中作業してきたのに、また剥がすという決断はできなかった。

この貼りつかない1辺と同じ長さで両面テープを切り、無理やり指先を駆使して、半端に貼り付いているバイザーを浮かせて、この1辺に貼り付けた。それでもまだ足りない。もう1枚切って張り合わせた。これでようやく盛り上がりを超えることができ、車に貼り付いた。

このテープの厚みは0.8mm。3枚重ねて2.4mm。透明タイプも持っていてそっちは厚み1mm。なのでこれでも厳しい。

残りのバイザーも両面テープを3枚重ねて対応。

 

一応終わった。貼る前に夕立が来て、一度諦めたが、大雨にはならず貼り付けることができた。タイムロスも合わせて5時間。

 

また不安しか残らない作業結果となった。無理やり貼ったところは貼り付いたら剥がれたりしてたので、どこまで貼り付いているのかわからない。また3年で剥がれるかもしれない。これだけの手間と時間を体力を使い、この結果。DIYはコストカットだけの目的では無理。作業自体を楽しめる人じゃないと無理だと思う。