それだけ教えても

昨日、久しぶりに軟式練習へ。特に試合もなく、練習する必要ないのだが、同じサークルの人に忘れられないように顔を見せに行ったに過ぎない。

 

前から時々来ている女子中学生がいて、大会があるのだけど1試合目が昼頃なので、朝練習してから行くとのこと。最初の乱打の相手したところ、前に会ったときに比べてストロークが良くなってた。前は完璧手打ちで球浅かったけど、腰が入って深く来るようになってる。まだセンターに流れるのが多いけど。

軽く打って、そのあとサーブ。おかしいな。前よりヘボくなっている。ストロークは前に教えてたが、サーブは何も言ってない。最初、クローズドスタンスで横向きになってて、おっ!と思ったが、てんでまともに飛んでこない。何があったか知らないが、とても不自然だ。

「今、サーブのグリップどうしてる?」

「先生に言われて変えました。」

 

ほほう。ほぼコンチネンタルグリップになっている。いいこと言うね先生も。しかし・・・。

「そのグリップに変えたときの打ち方教えてもらった?」

「はい。」

その割にはぎこがこへんな動きをしているけどな。入らないのにそのグリップで続けているのは根性を感じるけどな。

おそらく、横に構えろとかは言われたんだろうけど、肝心の肩、肘の使い方、手首を使わないことを教えられてない。

エスタンからコンチネンタルに変えたら、体、腕の使い方が相当変わるからな。グリップ変えることだけ教えてもなって感じ。時間無かったが可能な限り教えて練習した。しかし、教えたからと言ってすぐできるものではない。実際、そのあと試合したけどダブルフォールト連発。まあ数重ねて練習するしかない。

 

1日明けて今日。サークルの人が女の子の試合結果を調べててグループチャットに投稿。県の個人戦だったのだが、なんと3回勝ってベスト8ベスト32(ドローの一部だけ写真で送られていて、大いに見間違えていた)。最後もタイブレーク、ジュースまでいった接戦だったとのこと。

すご。とてもそんなに勝てるようには見えなかった。おそらくサーブは割り切って入る形で打って、なんとかストローク勝負で行ったんだろう。勝った試合もタイブレーク多かったみたいだし、組み合わせの運も良かったんだと思う。しかし、言ったことに対して変化を見せていて、言われたことを物にしようという姿勢とかセンスは感じる。

うちの子とは違う。厳しく言ったのもあるけど、なんか最初から無理できないと言って、やってはみるものの諦めて逃げてばかり。練習しててもずっと頭の中が「できない」というのがつまってて、全然物にならない。性格とはいえ先が思いやられる。