俺、自由になる

所属クラブのレッスンへ。来週はA級シングルスの大会、その2週間後にJOPの試合とやばい状況なので少しでも改善したい。

先週はそこそこ調子良かったので、それが今日も維持、もしくはさらに向上できるかというのがテーマ。

 

吐く息が凍りそうなほど寒い。来る途中雪も降ってた。しかし、体動かし続けるとそれも心地よく感じる。

今日は人が多くて、それでも小気味よく回転しメニューを消化。男子、女子相手で打ち加減していたが、手応えあった。いつもは強く打つときは弱く打てない、弱く打てば強く打てないとどっちか状態だったけど、打ち分けられた。

 

そして、いつものサウスポーに相手してもらってシングルス2セット。

6-1

6-2

 

いいですか?これは俺から見たスコア。そう、2セット連取。しかもスコア的に差をつけての勝利。サウスポー相手に勝ったのいつだっけ?覚えてないくらい勝てなくて、少なくとも3年以上はからっきしという感じ。

 

それがいきなり今日この結果。俺もまあ調子良かったし、相手も不調だった。ブレークポイントでダブルフォールト連発とか、ストロークもすっぽ抜けのミス多かった。しかし、それも俺がいつもの凡ミス連発で助けていたのがなくなって、余計にミスをさせた形になったとも言える。

調子に乗ってもう1セット行きたかったが、足に加え腕もつっててやめた。昨日16km走ってた疲れが残ってたのか。腕は力入りすぎ。寒いのもあると思うけど。

 

何を変えたかというと、もうフォームのことを考えなくなった。テイクバックはこうしないといけないとか、絶対面を被せないとか考えない。ただ、ボールが入るように打つだけ。そして、攻められないときはセンター深くに打つ。それだけ。

 

ファアは特にテイクバックで面が後ろを向くようにとかヘッドが横をむくようにとかをやめた。何も考えずにテイクバックしたらヘッドが後ろ向く。もう、それに従った。

BREAK BACKの単行本にコラムで、男性と女性で体の使い方の違いからテイクバックの形が違うという興味深い話があった。男性は腕が内旋で足が外旋、女性は腕が外旋で足が内旋しやすい。そのため、テイクバックは男性は肘が上がって脇が空いて、面が下を向く。女性は肘が体に近く脇が締まり、面が上を向きやすい。

ふむふむ。しかし、それも傾向であって絶対ではないし、そうするべきというものでもない。俺の場合、軟式フォームが身に染み付いている。上腕はやや内旋して肘は上がるのだが、前腕は外旋気味で肘は伸びてヘッドが後ろを向く。打球面は横じゃなく下に伏せる。それもまた、いつもそうでなくて、飛んでくるボールに合わせて、特にこれと決まった形でもない。

そういえば15巻で中学生の時のソフトテニス全国1位だった選手がばこりまくってるが、よく研究しているなと思った。若干違和感あるところもあったけど、詳しい人がいたのかな。俺の感覚はあの話にかなり近い。ただ、硬式のボールであそこまで叩けるのは、かなり個人差があると思う。

ただし、決めてやろうと力んだときにミスが多く出た。エースを狙うと良くない。

 

バックはセミエスタンの手首を背屈する形でドライブ打つようにした。やっぱりこの方がボールを掴んでコントロールできる感覚がある。意識してスピンかけるような動作はしない。イースタンで手首伸ばし気味の形は手首の不安定さが解消できない。特にネトに来られたときに焦ってしまう。

サーブはよく入った。セカンドも。威力はないけど。前をしっかり向くようにしてから調子が維持できている。横向きを維持するようにしてたときは、入るかなーどうかなー、あ、入った、よかったー、という感じ。最近は常に振り切ってるし、サーブの次のボールのことを考えて打てている。威力はないけど。

 

ネットプレーは死亡。

 

130ゲージのハリケーンに張り替えたのも良い方向に出てるな。バチーンと飛ぶのが抑えられている。特にスライスで、前はアウトになるようなボールが入ってるのでストレスが減った。

それとBREAK BACK読んでから考え方変わって良い方向に行ってるわ。テニスど素人のヘンテコフォームでも、自分の長所を最大限に活かして勝っていく。スポーツの本質だと思う。今日の自分の動画を見たけど、やっぱりかっこ悪い。でもいいんだ。もうそれで。

もうフォームはこうあるべきとかに縛られない。自由に打つ。硬式始めたときは全く入らなくて、考える必要はあった。ボールの感覚の違いに加え、もともとの打ち方もおかしかったから。でも、もうそんなことを考えることは卒業だ。多分、もっと前からそうするべきだったけど、プログラマーの性質か、物事を理論で片付けようとする性格が災いした。

 

やっと筋肉全部使い切って打てる感じが出てきた。筋トレやってる意味がやっと出てきた。あとは、これがいつものごとく、1週間経ったら忘れたとか、試合になったらどっか行ったみたいなことにならないことを切に願う。