ベテラン四国オープンを楽しむ

今日は仕事を休んでテニスの試合。去年、たまたまなんか大きそうなテニスの試合があるのを見つけて、軽い気持ちで申し込んでた。忘れた頃に知り合いの何人かの人から「あれ申し込んだんですね」って言われて思い出した。そして、料金振込み用紙が郵送されてきて9100円という驚きの金額を見て、これはただごとではないと思った。

せいぜい四国の人たちが集まるくらいと思っていたら、意外に遠方からも来るようだ。先週も所属クラブに行ったら、東京の女子のランキング1位の人が試合に備えて練習に来てた。

自分の対戦相手の人の名前で検索したら、いろんな大会で優勝やら入賞した結果が出てくるし。やばいな。しかし、すでに月曜から始まっている試合結果を見てると6-0、6-0も結構あるのでちょっと安心していた。しかし、ちょっとそういう試合の人の名前でも検索したところ、これまたいろんな大会で優勝とかしてる人がダブルベーグルで負けていたりして、一体どういう世界なんだろうと数日間胸の中がざわついていた。

 

午前5時半起床、6時45分家を出る。試合会場はいつもの近いところだが、よくわからない大会のため早めに、そして壁打ちをするために。さらに、逝く途中でワークマンに寄ってアンダータイツを買うために。

だいぶ前にふらっと立ち寄った店で適当に買ったタイツを、寒いときはいつも履いている。umbloというおそらくサッカー用のアンダータイツで、下にユニクロヒートテック、上にumbloのタイツを履いている。コンプレッションは嫌いなので、いい感じで防寒できて気に入ってた。しかし、なぜか前日に見つからず。車のガラスと天井が凍りつく酷寒の中、ヒートテックでは死ぬと思いワークマンへ。

しかし、思ったようなものがない。そもそも防寒用のタイツが見つからない。上半身用さえも見つからない。もう衣替えか?かろうじて見つけた1500円のタイツ。唯一の防寒仕様。しかし、模様となる縫い目がピンク色しかないのがきつい。でもしょうがない。

 

8時前に到着。早速壁打ち。しばらくして受付。この大会含め、全日本行くためのポイントがかかってる大会は体調管理にHealoというシステムで体温とかを登録する仕組みになっていた。大会ごとにサイトが立ち上がりユーザ登録して大会の7日前から入力するのだが、県の要項のページとかどこ探してもどこから登録したらいいのか見つからず、用紙を印刷して手で書いていた。しかし、直前になってJOPのこの大会のページからリンクされているのを見つけ、過去に遡って登録した。何事も初心者には優しくない。ということで、受付で登録画面を見せて体調チェックもクリア。

 

緊張している。コートで練習する人を見ている。ま、みんながそんなすごいというわけでもないな。しかし、ぱっと見ですごい人はいる。ウォーミングアップ状態だが、確実にボールが潰されている。あんなボール受けたらどんな殺され方をするのか。普段使ってる300gのラケットでは弾かれてしまうだろう。

ちょっとしたささくれが気になってグリップテープを直前で巻き変えた。

 

時間が来たのでコートに入る。対戦相手の人も来た。さらにロービングアンパイアも来た。そして、試合の説明がなされる。ふーん、なんかいつもと違ってソワソワする。

3分練習。ちょっと浮ついてミスってしまう。後ろで時間測られている。残り1分。はやくサーブしないと。サーブ打ったら相手の人はリターンせずボール持ってる。どうやらリターンはせず2球ずつ打ってコース変えてまた2球ずつ打つらしい。ということにその場で気づかず、普通にリターンしてさらにネットにかけて、相手のサーブで時間切れという結末に。

 

1回戦
いつもと違う試合なので前フリが長くなってしまった。日差しの暖かさはあって、タイツいらないくらい。でも吐く息は白い。

サーブから。最近調子良かったが、やはり浮足立ってるためか早いタイミングでミスしてしまう。0-40からラリーが続いたがやっぱり最後にミスってG0-1。その後、徐々にラリーができるようになるものの、相手の手堅い展開に先にミスするパターンは変わらずG0-3。40-15とブレークのチャンス。しかし、焦ってポイントを無理に取ろうとしてミス連発。G0-4。

相手の人は特にすごいボールで攻めてくるわけでなく、手堅く安全にボールを運んでこられ、甘いところをネットに詰めて来るというパターン。しかし、その手堅いミスをしてこない展開に我慢ができない。ひたすらラリーしてもポイントできる予感がないため、ちょっとでも打てると思うと無理してしまう。

第5ゲーム。スニーク気味にネットに行って珍しくボレーが決まる。その後相手にミスが出て、最後は当てただけのボールがたまたまいいところに落ちてサービスキープ。G1-4。やった。ダブルベーグル脱出。G1-5となってのサービスゲーム。15-40。ワイドサーブからの3球目攻撃がウィナー。相手ミスで40-40。相手がリターンミスでキープ。ノーアドは運が良いとゲーム取れる。G2-5。でも次取られてG2-6でセット落とす。

第2セット。どのエンドで始めればいいのかわからず、相手が動くのを待ってから移動する。2ゲーム取ったのでもう満足。が首尾よくまたサービスキープできてG1-0。

なんとかブレークしたい。まずはリターンを返すことに集中。そしてなんとかラリー。だが、しかし、ちょっと良くなったストロークが、体動くようになってまたミス増える。単発で良いボールは行く。しかし続かない。それ以上にミスしてしまう。頑張ってラリーして、チャンスになってそこで無理した形でミスしてしまう。さらに途中からフォアのドロップショットがことごとくミス。全部ネット中段。もう意地になって打って全部ミス。5,6本はミスした。

結局、その後は1ゲームも取れずG1-6。S0-2で負け。相手から「珠速いですね」って言われた。入らないと意味ないですけどね。

 

良かったよ。2セットともゲーム取れて。と、本気で思っているところが終わっている。もうちょっとできたと思う。辛抱してラリーをする覚悟があれば。しかし、ポイントを取れる形が無い。ボレーが下手なのでネットに行けない。ただひたすら後ろでラリーをして相手のミスを待つ精神力がない。ミスしないようなボールは棒球なので、いずりジリ貧でやられてしまうし。

 

うまそうな人いないかなと探して、明らかにレベル違う人がいて試合を見てた。ものすごいスイングスピードが速くて、それがとても正確に厳しいコースに入る。

なんだろうな?なんて言うか、ボールへの力のぶつけ方がなんか違う。ストロークもサーブもだが、体全体で振ってる?威力出すためにはヘッドのスピードが必要だが、体全体で出しているように見える。

それに比べると、俺の場合、腕の振りでスピード出している気がする。基本、軟式打ちな俺。ボールが軽いので腰入れたり、体の回転や体重移動使って威力をだすのだが、インパクト前後は肘や手首から先を走らせる感じで打っている。ヘッドを加速させる最終段階は腕は体から離れ、フリーで走ってる感じ。

硬式ではそれがまずいのかな。腕振ってるのでスピードは出てる感はあるのだが、その割にいまいち威力なくて返される気がする。サーブに至っては腕振ってるのに失速してる。それに軟式のときは振れば振るほど安定する感覚があるのだが、硬式だと不安定。なんか、速く振るとインパクトの衝撃に負けてる気がする。面がブレることが多くて安定しない。硬式のボールが重いからかな?スイングを加速させる方法とか感覚が違うのか?

 

上手い人の試合を見ていて、そう考えるようになって、壁打ちで練習した。腕と体が一体になったような感じで打ってみた。ははー、ユニットターンというのはこういうことなのかな。形だけ真似していたが、腕と体が一体という感覚で打ってると、その意味を強調されるのがわかる。腕だけで振ってると、威力だそうと思ったらテイクバックで腕を後ろに引き過ぎがちだが、腕体一体感覚だったら、腕が遅れすぎないように自然とテイクバックも体の前で収まる感じ。腕体で振ってるので手首やヘッドが降り遅れるという感じも無い。スイングの速さだけでなく、体を壁のような感じでぶつける力を使ってる感じ。手先で操作しないので面の安定感もある。

これで壁打ち連続80回くらいまで行った。サーブも腕だけを走らせるのではなく、体をぶつける感じ。これで音が変わったのを感じた。

しかし、これもあまり体使うことを意識しすぎると、スイングスピードが上がらなさ過ぎて威力半減。今までにない感覚なので、それはそれでミスをしてしまう。

 

楽しかったな。もうちょっと良い試合にしたかったけど、出てよかったと思う。鹿児島とか京都、名古屋ナンバーの車もあったな。さらに宿泊費とかかかってるんだろうな。

しかし1試合9100円。1セット4550円。1ゲーム600円かー。まあ、4年に1回と思えば・・。