泣くなようんけい

奥さんとまるてるは、奥さんの友達の結婚式のために東京に行った。日曜の夜にという極めて迷惑な時間帯に披露宴をやってくれるためだが、うんけいはさすがに子供二人連れて行くのは辛いと言うことで置いていかれた。俺は本当は試験だったけど、前日の段階で激務に追われて完璧にやる気をなくし、バックれることを決めていた。

 

強制的に俺と二人きりになったうんけい。分かれた直後、満濃公園に向けて出発。ふとバックミラーを見ると、泣きかけ寸前のうんけい・・・。「どうした?寂しいのか・・・?」と言うと号泣のうんけい。「お母さんがいない~。お母さんに会いたい~。」車の中で100回以上連呼。おもちゃ買ってやるからと言ってどうにか収まったが、やはり思い出し泣きを繰り返す。遠くに行くのが面倒なのであすたむらんどに変更。

 

着いてからも微妙なうんけい。吉野川めぐりに乗ろうとするが、以前うそついて下りの方に乗せて泣かしたのを覚えていて、泣いて乗ろうとしない。なんとか説得して、登りのゆるい方に乗り込む。びくびくしている。どうしようもない恐がりに育ったもんだ。

 

その後、こども科学館へ。少し元気になった。しかし、雷シアターに入って暗い部屋に。予想外の展開にまた泣いている。さらに轟音を立てる放電実験にぎりぎり状態のうんけい。しかし、俺の隣には親を置いて、一人で入って見ている幼児がいる・・・。

 

おもちゃ買って、ラーメン食べて、釣具屋行って、実家で晩ご飯食べて、家に帰って風呂入って、キャッチボールして寝かした。多分、心の中でつまらない一日だったと思っているだろう。しかし、ここまでなつかないとは思わんかった・・・。