首の皮つながる

  仕事中、GMailにプロモーションでも新着でもない、メインのボックスにメールが来てることに気付いた。ここに来てると言うことは、メルマガとかじゃない。iPhoneを持って外に出た。きっとそうだ。合否のメールが来てる。おかしい。まだ1週間残している。すっかり来週になって来ると思ってたところにメールが来てしまった。やばい。これはやばいのではないか・・・・。

 

  もだえながら、しかし、諦め、しかし、やはり頭を抱えながらiPhoneのMailboxを開く・・・。やっぱり、そうだった。合否のメールだ。しかも、少しだけだけどプレビューされてるが、「・・・厳」で切れているのが目に入った。厳・・・。これは「厳正なる審査の結果、今回は残念ながら不合格と言うことに・・・」という決まり文句ではないか。ああ、終わった・・・。

 

  悲観、絶望の繭にくるまれながら、メールを開く。厳正なる・・・に続いたのは、1次選考を合格とする。

 

  心臓が止まりそうだった。混乱した。そして、首がつながったことを理解した。しかし、本来は前回の試験で終わりのはずだけど、追加の面接をするとのことだった。よく言われるのは最後の役員面接は形だけというのだが、追加でということならそういう意味ではないだろう。やはり採用とするにはまだ不安点を残しているに違いない。まだどうなるのか全くわからない。

 

  しかし、望みがつながっていることは間違いない。最低限の基準は超えているという判断をされたのだろうし、幾分気は楽だ。スキルも経験も急に上げられるわけではない。ただ、面接で採用してもらえるように自分の人となり、情熱を認めてもらえるよう頑張らないといけない。ああ、また一週間長いなあ。