攻撃したい→入らない→つなげようか→つながらない

久しぶりのシングルスの試合。肘の故障明けでやっと本気で打つことができる。秋のシーズンに間に合って良かった。とは言え、まだまだ暑い。天候が心配だったけど、朝起きたら肌寒いくらい。天気予報も曇り気味。おっさんには非常にありがたい。

 

しかし、試合が始まる時点で完璧な晴れ。暑い。むちゃくちゃ暑い。朝9時でものすごい暑い。試合が始まるのに合わせて測ったように晴れた。

 

トスに勝ってレシーブを選ぶ。

 

序盤。修正したフォアを中心にラリーを繰り返す。リードされた物のブレークし返してG2-2。

 

しかし、暑い。もう息が上がる。夏の間、外で運動してないので、体力の低下が思った以上に激しいらしい。3球以上打ちたくない。攻めたい。少しでも余裕があったら攻めたい。そして、ネットに出てボレーしたい。

 

G2-7で終了。攻めようと思って打ち出してからは早かった。加速度的にミスを重ねポイントを失っていった。試合前、攻撃的なサーブを打ち、甘い返球をフォアで打っていけばサービスゲームはキープできると思っていた。しかし、サーブが全然入らなかった。壁打ちで完璧と思ったサーブがオーバーばっかり。セカンドも攻めようと思ってたけど、ファーストで入るイメージが掴めなかったので振り切れなかった。

 

そして、フォアも良かったのは最初だけだった。スピンをかける意識を持つことでミスが減っていたが、攻めようとすればするほど感覚がおかしくなっていった。本気で打つとスピンをかけていてもすごいボールが飛ぶ。ストリングのテンションを柔らかく感じる。壁打ちではそこまで打ってなかったので、その感覚の違いに戸惑った。試合が進んで行くほどに、どうやって打てばいいのかわからなくなってしまった。

 

バックも同様に飛びすぎ。スピンもかからない。ベースライン後ろの方だと距離があるので振り切れるけど、前の甘いボールほど振り切れない。

 

 

さ、練習は終わった。コンソレ。これからが本番。しかし、打てる気がしない。いつもなら本番の試合終わった後に修正してある程度打てるけど、今日はそんな感覚が無い。ちょっと無理しすぎたので、もう少しラリーはしようと思って試合開始。

 

やっぱり、打てない。左手を早めにラケットから離してテイクバックしてみようか。ちょっと意識して肘を伸ばしてから打ちにいってみようか。肘をあまり体から離さず、ヘッドをちょっと後ろに持ってきてみようか。もう、何も考えず打ってみようか。ボールが飛びすぎる。PureDriveやめて、スペアのSpeed300に変えてみる。

 

全てうまくいかなかった。それに暑くて暑くて途中で何度もカウント間違えるし、走るのも嫌になって打つのも嫌になって、わかっていたけどさっさと打って終わらせた。サーブも復調せず。自分の親より年上くらいの相手に3-6で負けた。

 

去年から今年にかけて勝った相手がたまたま試合してるのが目に入って見てたけど、あの時はどうやって勝ったのかな?ただひたすらラリーしてたのは覚えてる。でも、今はそのボールさえ打てる気がしない。余力があってチャンスボールなのにフルスイングできないジレンマ。また2年前のレベルに戻った感じ。練習やダブルスではミスせず打てるけど、シングルスの試合になると攻めたくて焦る気持ちがスイングに上乗せされて、ボールを打つ感覚が変わってしまう。そして、最終的にはただ何も考えず返すだけと思って打つボールが地を這ったり遙か彼方に飛んでいく。

 

試合後、いつもならこうすればいいはずだと正解を求めようとするけど、今日はそれも無い。疲れた。肉体的にも、そしていつもの繰り返しで気持ちも萎えている。どうせ、また、こうすればいいとわかったつもりで練習しても、どうせまた試合でだめになる。ストリングのテンションを緩く感じたけど、硬くしても今度はどうせボールが持ち上がらないとかで悩むことになる。

 

試合の途中でラケットを変えたのだけど安心感があった。厚ラケから普通の厚さのラケットにしたら、フレームショットの心配が無くなった。やっぱり厚ラケはストレスたまる。