他人を批判する余裕無し

  イベントごとの自粛が続いているようで。大きな電力を消費するからのもあるけど、それとは関係ない西日本でも大きなイベントは自粛が多い。やっぱり気分的に乗らないし、やめておいた方がいいという意見が多く、主催者側もやめておいた方が無難という考え方に落ち着くのではないか。

 

  どうなんだろうな。俺が被災者だったら。かつて事件に巻き込まれ(今もだけど)どうにもならなかったとき、他人が何やって遊んでようが、そんなことを気にする余裕は無かった。直接被害を被ってない地域では節電してくれて、募金もしてくれてる。政府、自衛隊以外に他国の支援部隊も来てくれる。俺の場合孤独な戦いだった。今回のように、被害を受けている自分たちのことを考えていてくれる人がいてくれるのが、気持ち的に大きな救いに感じることだろう。着の身着のままで逃げ出し、今食べるものも無いような状況であれば、なおさら周りのことなど見る余裕無し。

 

  遊んで楽しんでいる様をわざわざ「どうだ、うらやましいだろう」みたいに見せつけられたら腹立つのはまちがいない。しかし、遊ぶのやめて、その分全部募金に回してくれなんて絶対思わない。いつまでも無償で助けてくれる訳じゃない。自分で立ち直る方法を考えて努力するのに必死だ。

 

  今回の災害は本当に自分が被災者になったときのことを覚悟させられる出来事だ。阪神・淡路大震災を越える災害が起きるなんて全く考えてなかった。改めて教訓にしなければ。