夕方まで仕事。たぶん、今年はこれが最後の仕事。来年は・・元日に出勤・・・。
もしかして呼び出されるのではないかと気になりながら、今年最後の釣りへ。21時半頃から開始。ちょうどこの時期、3年前に鳴門でシーバスを釣って火がついたのを思い出し、鳴門に行こうかと思った。しかし、雨が日中降った。鳴門は雨降るとだめな気がする。風も強く、夜には厳しい。それで近場でお手軽に、そしてやはり締めくくりに吉野川を選んだ。
だーれもいない。そうだろうよ、そう思ったよ。まだ早いかもしれないけど、狙うは産卵を終えたシーバスだ。曇っているけど、ほのかな月明かり。雨後と強い西風のせいで、川の流れがかなり速い。表層から中層へ、フローティングミノー、シンキングミノー、シンキングペンシル、バイブレーションで探っていく。 釣りたいなー。この冬の鳴門はちょっと物足りなかったからなー。
しかし、むちゃくちゃ寒い。防寒着は着ているけど、強い西風に体があおられる。2重にしている手袋がどんどん冷えていく。分厚いパイル生地の靴下の足先が冷える。バラクラマを被り、フードも被ってるけど、横から入る風に顔が冷える。風が強くてロッドが押され、ルアーの感覚がつかめない。
30分ぐらいたっただろうか。これは魚のアタリ！！ぶるぶる暴れている。しかし、軽いぞ。来た来た。シーバスです。小さいなー、これは小さい。抜きあげるとばれる可能性が高いのでタモ使う。たぶん、30cmもない・・・。リリース。
まあ、いいす。やっぱり魚の引きは楽しい。どきどきする。久しぶりにサイレントアサシン99Fで釣れた。さあ、もう一回・・・。また来たー！！なんか、さっきと同じような感じ。そして、寄ってきたのは・・・、さっきと同じやつじゃないか！！と本気で思ったくらい小さいやつ（笑。げっ！！フックがエラにかかってるぞ。いや、まて落ち着け。エラには刺さってない。エラの隙間に刺さってるだけだ。血は出てない。落ち着け、落ち着いて外せ。抜けた・・・とたん暴れて落とした。
これで今年12匹目。やった。月一匹ペースを確保した（笑。やっぱり、月1匹くらいのペースがいいな。その方が釣れまくるより、感動がでかい。まじで。
このくそ寒いのに遠くのシャローで追いかけてくるとは、やはり若いから元気があるのか？これで十分なんだけど、サイズがなー。今年最後。さあ、でかいの狙って最後の一踏ん張りだ！！
あかーん、釣れん。
2時間以上粘ったが、まあ、そんなもんだよな。少し風が弱くなったか。月明かりは強くなった。もう疲れた。明日仕事呼ばれなかったらいいんだけど。あと一通りルアーローテーションして、ぼちぼち帰るかー。
月明かりに効くのはレインボーですよ、きっと。2匹釣れたのもそうだし。カレントマスター11S-Gのチャートレインボー投入。うー、寒い。正直、もう釣りにくるのが辛い。眠いし、腰痛いし、寒いし。家を出るのがどんどん辛くなっている。年のせいかなあ。飽きてきたのかも。今日だって家でのんびりとしたい気持ちだったしなあ・・・・。
・・・・・。妙な手応え・・・、しかし、海草でも引っかけたような感覚は一瞬にして変化し、俺の体を突き抜ける！！ビニール袋を引っかけたような重さだが、その先で下に潜ろうとする抵抗を感じる。暴れ方は地味だが、さっきの2匹より明らかに重く、力強い。無理はしないが、潜らせるわけにはいかない。持ちこたえタモの準備。さあ、もうちょい。あっ、ルアーがタモのフレームあたりに引っかかってしまった。魚の下にタモを入れたいのに引っかかったルアーのせいでいうこと聞かない。このへたくそ。しかし、タモを無理矢理ひねり、魚を網の中に絡ませる。やった、やったぞ！！記念写真をと・・・iPhone、バッテリー切れ（泣。しょうがないので、会社の携帯で撮るか・・・・、ああ！！仕事の着信が！！やべー、風の音で全く気づかんかった、どうしよー。弱ったな・・・。それどころじゃないのに。
初めて、自分撮りという技を繰り出す。
立派なシーバスだ。釣りに行く前、実家に寄ってたとき母親から期待してるから釣ってくるように言われてた。奥さんと一緒で、釣った魚を逃がすと言うことに非難囂々な人種。3年前の鳴門シーバスも逃がしたと言ったらむちゃくちゃ怒られた。まあ、そんなことどうでもいいんだけど、もうすぐ正月だし、持って帰ったらみんな喜ぶので、持って帰ろうか。かわいそうだけど、血抜きと締め。そして、帰宅の準備。いかん、仕事の電話がかかっとったか。でも、そっちは大したことではなく、事なきを得る。
家に帰って計測。70cm弱と言ったところか。良かった。今年最後にすばらしい釣りができた。
うちには出刃包丁、刺身包丁などがない。内臓だけ取って、明日朝実家でやろう。（たぶん、父親にやってもらう・・・）。腹を開くと・・・ああ、卵をもってる！！見た目やせてたので大丈夫だと思ってたのに・・・。小さいけど卵が出てきた。持ち帰ること自体いつも気が引けるくらいなので、卵を持ってることがわかったら絶対に持って帰らないのに・・・。しょうがないので、合掌してみんなでありがたく大事にいただくことにしよう。
しかし、家の包丁だと全然切れん。台所は狭いし、まな板と魚滑るし、内臓取り出すだけで右往左往。出刃包丁高いんだよな・・・。いつも持ち帰る訳じゃないし。しかし、もうすぐ転職だ。転職したら給料下がるからな。嫌でも持ち帰ることになるだろうかな。
