体を大きく使う

  なんか急にブリスベンの錦織の試合が放送されてて喜んで見てた。2セット目からラオニッチにあまりにも自由にサーブを打たれすぎたか。ビデオの再生のように、何度も同じようなサービスエースを決められてブレークのチャンスが少なくなってしまった。右か左かという感じが続いてたから、やまはって動いて相手に少しでも考えさせればなあ、とか。おまけにラリーになっても一撃必殺の威力のストロークを決められる場面が増えたし。とはいえ、3試合で1度もブレークされてないのはすごいこと。いくら強化してるとは言え、そんなに言うほどサーブが強力ではないのに。

 

  で、壁打ちで自分の練習。コートで打つ前に感覚をある程度つかみたかったから本気打ちの練習。軽く打って続けるのはいいけど、壁打ちは普通のラリーより当然早く帰ってくるから、1球打って持ち直して打つ。昔の先生に壁で無理に練習するとフォームが崩れると言われたことを覚えてる。

 

  フォアは大分グリップ変えたのがなじんできたかな。意図しないボールが少なくなった。本気で打ったときのフォームがこうなんだという感じがつかめてきた。バックがまだまだ。前の厚いグリップとの時の手首を甲側に折り曲げる感覚が残っていて、上に行ったり下に行ったり。スピンがかかってるのかどうかわからないし。安心して振り切れるにはまだ時間がかかりそう。

 

  サーブはまたフォームを変えてみた。基本的にはソフトテニスやってたときと同じように、コンパクトなテイクバックで打ってた。足はステップしたりしなかったり試したけど、基本的には両足の幅は短く後ろから前の体重移動より体の回転を意識してた。でも、より重いラケットとボールで同じフォームで打ってたらスピードが上がるはずないよなって思った。どんな雑誌やネットの説明見ててもプロの選手のようなフォームをよしとして解説されてるけど、あの体があってできてるフォームであって、自分の体ではラケットを軽くしないと無理だろ。でも、いろんな重さのラケット使って今の重さになってる。ラケットフレームだけで300gと軽めで、ストリング入れても320gくらいか。これ以上軽くするとボールの衝撃に負けてしまう。

 

  そこで、体を大きく使えるようなフォームを考えて試してみた。右足をやや大きめに引いて体重をかける。テイクバックは若干だけど後ろから回す感じで。肘が90度より小さく曲がらないようにだけ気をつける。トスを上げたあと、右足を左足の後ろに並べるようにステップして前に体重移動して、その勢いも利用して伸び上がり、体の軸がやや前に傾いた感じでインパクト。力も背もない分、これくらい体重移動を使って勢いをつけないとパワーが補えない。

 

  打った感じは悪くないんだけど、トスを上げるのが下手で致命的。プレッシャーのかかる場面やセカンドサーブを打つときに、同じフォームで打てるのか自信がない。まあ、それはフォームを変えなくてもそうだんだけど。動きが大きくなる分、ちょっとした誤差が大きな狂いを生み出す。それに一番大事なのはコースを狙えること。ただ、それも今までは小手先で調整してたようなもんなので、これを機に根本的に直したい。

 

  テニスに関してはまだまだあきらめの悪い時間が続きそう。