初詣 建治寺 ありがたき

新年一週間も過ぎてから初詣。奥さんの実家では行ってなかったので、本当に初詣。毎年行っている建治寺へ。去年は厄払いも一緒にやっていただいた。

 

この時期はいつもすごい寒くて、雪が残ってて道も凍っていることが多いが、暖冬のせいでいつもの風景は無い。いつものお守りを買い、小銭がないため千円をお賽銭にしてまた今年1年の家族みんなの無事をお祈り申し上げる。

 

ふと奥さんが滝行の場所に行ってみたいと言い出した。雪のせいでいつもはさっさと帰ってしまうのだけど、まあ行ってみるか、と言うことに。

 

遍路道を下ると水がちょろちょろ落ちている場所が見える。はて?これが滝行?

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やや疑問を抱きながら戻ると、広場の草刈り作業をされていた人から話しかけられる。え?やっぱりアレは違う?滝行の場所は10分くらい歩いた先だと。そうか、もっと先なのか。せっかくなのでもう一度行ってみることに。下の子は怖いから嫌だと言うが無理矢理連れて行く。

 

結構急で険しいお遍路道を進んでいく。歩きやすい靴なら大丈夫。でも雨が降ってたら滑りやすいと思う。ちなみに俺はサンダル。途中、鎖道と迂回路に分かれる。近道は鎖を掴んでいく鎖道だけど、今回は子供もいるので迂回路へ。

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道中、こういった仏様の石像がいくつも並んでいる。番号と仏様の名前、お寺の名前が刻まれている。ほとんどは右隣にお坊様の石像と一緒。弘法大師?失礼とは重いながら手を合わせ写真を撮らせていただく。

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しばらく進んでいくと仏様がたくさん集まり、祠がまつられている開けた場所に出てきた。ここが滝行がされている場所らしい。水量は大したことないけど、真冬にここで修行は相当辛いと思う。雨雪が降れば水量ももっとすごいだろう。

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この道は果たしてどこに続くのだろうか?怖くて行ってない。と言うか、多分部外者は行っちゃだめ。

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非常にありがたい気持ちになりながら、道中の仏様に手を合わせつつ戻っていった。さっきお話しした人がまだいて聞いてみた。仏様の石像は八十八カ所の代わりだそう。それで各お寺の番号、本尊の仏様、お寺の名前が刻まれていたのか。滝行の場所から1番が始まり、上まで登って行く毎に上がっているらしい。確かに上の方が番号が増えてた。

 

頭の上に馬の顔が乗っている馬頭観音というのを見つけて、そんな仏様があるのかと気になって調べてみた。普通は穏やかな顔の観音様の中にあって、憤怒の顔をしているのが馬頭観音。煩悩を食べ尽くし悪行を断ち切って人を救ってくださる観音様。手には悪を断ちきるための武器も持っている。でもこの観音様のお顔はそこまで厳しくない。ちょっとむっとしてる感じでかわいい。

七十番山本寺と刻まれている。調べてみると、確かに本尊は馬頭観音。しかし・・・本山寺?山本じゃなくて?・・・・・?

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奥さんの何気ない一言で思わぬパワースポットに巡り会えた。ありがたい、ありがたい。南無阿弥陀仏・・・。

 

 

帰り、本屋に寄ったらこんな本を見つけて何かの縁かと思い、我慢できず買ってしまった。うー、なんと興味深い・・・

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写真・図解 日本の仏像 この一冊ですべてがわかる