ただ一所懸命に打つだけでは勝てない

初めてじゃないと思うんだけど、はっきりした記憶がなく、車いすテニスの試合をパラリンピックの放送で観た。

上地、国枝両選手ともに初戦圧勝。男子のサーブ、速いな。130km位出てる。いつものプロの試合で200kmとか見慣れてる人は遅いと思うかもしれないが、俺は知っている。俺らみたいな一般週末プレーヤーのサーブのスピードは、せいぜい130kmくらいしか出ていないことを。それを車椅子の選手は上半身だけで同じくらいのスピードを出している。ぐりぐりのスピンサーブまで打っている。国枝選手なんかネットプレーまでしかけてるし。

しかし、もっと大事なのは試合展開。相手選手勢いあるボールを打ってるけど、ポイントはどんどん上地、国枝両選手に入って、ベーグルでセットを取っていく。相手の打つコースを読んで先に移動して、ライジングで打つとかすごい。しかし、それよりもっと単純にわかりやすいのが、例えば相手選手はサイドに振られた後に速いボールを打ち返しても、相手のいる所に行って簡単に空いた所に返されて終わり。さらに、もっと強いボールを打とうとして無理してミスをするとか。

打てないときは無理しないで、スピンかけた高い弾道やスライスで時間を稼いでポジションを戻す。チャンスでは前に入って、強さ速さじゃなく、コースをしっかり突く。フットワーク、ではなくチェアワークが厳しい車いすテニスだから、シングルスの基本がよりわかりやすく見ることができたと思う。

俺、車いすテニスのルールでやっても、負けそうな気がする。

 

で、久々に硬式練習。今月頭に子供をワクチン接種につれていくために早めに切り上げたのが最後の練習。その後、軟式しかやってなかったが、気がつけば来週はシングルスの試合。またコロナ爆発中なので、あるかどうかわからないけど練習しとかないとね。

とりあえず、ストローク、サーブ、ボレー、一通りミスをして徐々に調子が上がっていく。だめなんですよね、これだと。テニスは常に相手に手を変え品を変え、初めてのボールを打たされるスポーツなので、とりあえずミスしてなんてのは試合になると常にミスをすることになる。軽いボールからだんだん強いボールを打てるように調子を上げていく中で、どんなときでもミスをしてはいけない。

それなのに、最初のショートラリーからミスってるんだからなー。時間経って試合になってもしょうもないミスしちゃうし。一応、やりたいことは大体できた。一定量のミスを創出して。もうわかってても急にどうこうできないし、試合ではとにかく最初はミスをしないように心がけるしかない。

 

暑かったなー、今日も。風があったからまだ良かったけど。1.5Lの水筒で3時間持たないよ。

クラッシュ100Sとブリオ130の組み合わせ好調。どのショットにおいても不安はない。当面はこのままで行けそう。
現時点のストリングに挟んだエラストクロスの状況。こんなの使ってる人いるのかな?でも使わないと本当にすぐ切れちゃうからな。

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