親子とも道のりは遠く

日曜日。雨が降る心配をしてたので、土曜日に無理して軟式練習に行ったのだが、むちゃくちゃ晴れていたので硬式練習へ。

完全に夏の空になっている。空が青く透き通るように輝き、雲はもくもく沸き立っている。

 

上半身はワークマンで買った冷感コンプレッションを着てたのだが、他の人に長袖は暑苦しいと言われた。確かに若いときはそうだが、今はもう太陽光線に肌が負けてしまい、日光を浴びないほうが優先。

 

フォアは調子良し。

バックもまあまあ。アドサイドでワイドに来たサーブをリターンする時、無理に速いボールで引っ張らなくてもロブでいいじゃないかと思った。軟式練習やっててその感覚を思い出した。引っ張れるときは引っ張る。当然、ネットダッシュされるときついけど、そのときは相手前衛は少し後ろに下がってるので、トップスピンで適当に打っとけばいいかなと。

 

サーブイマイチ。永遠のテーマ、後ろ足をステップするかしないかを今日も試す。

ステップすることで体にねじりができてリズムよく打てる感はあるのだが、ちょっと安定感に欠ける。

クローズ気味のスタンスでステップせず、体をねじらず打つ方が動作が少なく楽に打てる感はある。長いシングルスの試合になるとこっちの方が良い気もする。でも手打ち感が否めない。威力も出ない気がする。

グリップも普通のコンチネンタルに戻した。結構長い期間もうちょい薄いグリップで勝手にスピンがかかる打ち方をしてたが、「スピンをかけたくないのにかかる」感じが強くなってきて戻した。しかし、フラットサーブでも本当にフラットで打つことはなく、わずかにでもスピンをかけないと入らない。それだったらやっぱりコンチネンタルよりさらに薄いグリップでいいじゃないのかという気もする。実際、やっぱりダブったし。

 

ボレー、終わってる。

シングルス練習のときは調子よくて、ネットプレーに光明をと思ってたが、サーブ&ボレーしたらネット下段に突き刺さるし、次はロブみたいなボレーになっちゃうし、ブレ幅がでかすぎて参っちゃう。

感覚を掴むまでにすごい時間がかかる。軟式だと、「インパクトで面を止める」感覚で、ほぼどんなボレーでも対応できるのだが、硬式だと飛んでくるボールの勢いに合わせて、勢いを殺すような使い方もしないといけない。よね?

特にサーブ&ボレーだとスプリットステップをするとはいえ、体は前に動いている。そこに強いリターンが来ると、前に動いてるけど勢いを殺すようなラケットさばきが必要なときもあって、むちゃくちゃ難しい。

さらにポリ張ってると硬いので余計難しい。

 

そんな感じで硬式練習は終了。



午後3時過ぎ。下の子連れて軟式のボレー練習へ。

去年部活入って、一応後衛としてやってきたが、今年3年生が抜けたことで後衛が余った状態になった。

元々教える人がいないので、まともなネットプレーや前衛の動きができない「自称前衛」しかいないのだが、3年生がいなくなって余計その状況がひどくなった。

このまま後衛続けても実力的に上位後衛陣を超えてレギュラーになれないし、自称前衛のさらに下位レベルの選手としか組めない。

 

「お前、前衛やったら?どうせ高校行ってもテニスやらんだろ。今のうちにいろいろやってみたら。今の前衛のやつらだったらすぐ追い抜いてレギュラーなれるかもよ。」

 

すると、子供的にはやってもいいのだが、自分からは先生に言えないとのこと。よくわからないが、自分から主張できないというありがちな日本人の子供だなと思った。

で、いくら言っても無理っぽいので、先日保護者会があって、しょうがなく先生にうちの子を前衛にしてもらえないか検討お願いしますと言った。

そしたら、本来はレギュラー組しか行かない練習試合にいきなり前衛として行くという話になった。

「俺、なんにもやったことないのに。」

と、ぶつくさふてくされて、顔を膨らませて出ていった。さすがに、俺もいかがなものかと思った。今年顧問の先生変わったのだが、去年同様経験者ではない。でも熱心に勉強してるとのこと。その先生の思惑はいかに?

 

午前自分の練習をして、その練習試合の迎えに行くために、ちょっと早めに見に行った。

ちょうど、自分の子供が試合してた。一応、前日に最低限の動きだけ教えてたが、ほぼできてない。

・前につめるとき、相手が打つとき止まらない。

・バンザイボレー

・自分の後衛がボールを打つ姿を凝視している。

・ストレート展開でもクロス展開と同じポジション。

・ラケットは腰の前で斜めに持ってる。

初心者感丸出しだがしょうがない。

 

午後。宿題が終わった後にちょっと離れた広い公園に行ってボレー練習。

・ラケットを体の正面でまっすぐ持て。右手でイチョウを持て。(左利きなので)

・右手でラケット引け。

・軸足でためてボールを待て。

・当たる瞬間だけグリップ握れ。

・当たる瞬間軸足で伸びろ。

インパクトで面止めろ。残せ。

・体回すな。

・バックは胸張れ。上からボール見ろ。

 

なんだかんだで1時間位やったのかな。暑いし、すげー疲れた。

あちこち飛ばしてこちらに戻してこないから、ボール拾いにあちこち走り回った。

フォアはいいんだけど、バックが難しいかな。筋力弱すぎるのかヘッドが落ちてしまう。横面を維持できない。バック回転のボレーになってしまう。

こんなでも今の前衛陣の中では一番まともなボレーになったと思う。まじで。それほど今の前衛陣はできてない。

びっくりするくらい切れのあるボレー返したのもあって少し感動した。

 

ただ、インパクトで止めろと言ってるのだけど、止まらず流れ気味。ボレーしてる姿見てると、レジェンド高川を思い出した。ネットでもフォアはスイングボレー気味。この人しかこんなボレー見たことないんだけど、自分が経験してきたセオリーとはちょっと違う。でも、なんでも自分の型を押し付けず見極めていきたい。

 

それより自分の上げボールがヘボすぎて困った。同じ所に打たないと練習にならないのに、最初の方は引っ掛けて、狙ったところより2m左下に行ってしまう。初めてのボレー練習なので、ちょっと緩めに打とうと小手先で調整したら全然だめ。イップス状態。硬式のときと一緒。体全体で狙って打つ感じでようやく戻った。軟式なら問題ないと思っていたが、全く同じ現象になってしまう。情けない。

硬式って当てるだけですごい飛ぶ。ちょっと緩いトップスピンやボレーの上げボール打つ時に同様のミスをしていたのだが、同じ理屈だと思う。硬式でもちゃんと振り切らないと。