線キズ補修 老眼バンザイ でも攻めきれず

1週間くらい前、ドアノブ近くに新しい線キズを発見。短いけど縦にくっきりと。クリア層にとどまっていると思うが、爪でなぞると明らかに引っかかりを感じるほどで、コンパウンドで消せる感じではない。

 

くそー、息子に運転させてるときにキーで傷つけたな。とか勝手に想像してるけど、真実はわからない。それはそれとして、ちょっと目障りなので直したくなった。その周りにも以前からある傷がうっとうしい。

 

youtubeで勉強してNEWアイテム調達。

ファインラインペン。0.5mmの極細塗装ができるという道具。そして10000番までの紙やすり。

 

まずは練習。紙やすりをかけると表面が白くぼやけるが、コンパウンドで綺麗にできるという。しかし、経験的に塗装した後に紙やすりをかけたことがないので、本当にそうなのか試してみる。

ドアの内側に3000番で擦って白くぼやけさす。

使うのはこれ

 

戻ったな。いけそう。でも、クリア層を削っていることは間違いないので、なるべく削る深さは抑えたいところ。

 

まず、塗装の前に、1000番で軽く研磨。爪で引っかかりを感じるくらいなので、傷の毛羽立ちを削ったほうが良いかなと思った。

 

ファインラインペンにタッチアップの塗料を2滴ほど投入。紙の上で試し書きしたところ、たしかに極細塗装ができそうなことを確認。

 

傷の上に点を打つように塗装。んー、素晴らしい。タッチアップの筆では絶対に無理。前に爪楊枝の先でやったことがあるが、その時は塗料が乗らなさすぎて苦労した。

さらに、このときはメガネを外し、裸眼で至近距離での視認。超強度の近視と乱視に加え老眼も進み、網膜剥離とか緑内障も気になる最近だが、至近距離の裸眼だけは抜群に見やすい。

遠目で見ると、もうこれで終わりでいいような気がする。それくらい微細な塗装ができる。

 

しばらくして、やや乾いたところで、ラッカー薄め液を浸した綿棒で塗装の表面をなでる。これもyoutubeで知ったやり方だが、盛り上がった塗装をいきなり紙やすりでけずるのではなく、ある程度塗料を溶かし取っておく。当然やりすぎるとまた傷が出てしまうので、慎重に攻めすぎない調整が必要。

 

こんなもんかな、というところでやめた。表面が汚くなったので削らざる得ない。

 

1000番の紙やすりから。軽く丸みを帯びるくらいの感じで折り曲げて端っこの方だけで撫でるようにかける。なるべく磨く範囲を狭めたいがためのやり方。タテタテヨコヨコみたいに微妙な力加減で磨く。

 

1000番で磨き終えた後。んー、どこまで攻め込めばいいのかわからん。コンパウンドでクリア層を削りきった経験があるので、怖くて踏み込めない。

 

1000→3000→5000とかけ終えた後。んー、塗装したところとそうでないところの区別がつかないくらいになった。と言い切れないくらいの感じまで来た。んー、本当は完全に区別がつかないくらいまで行ったほうがいいのだろうが・・・。

 

液体コンパウンドで磨いて終了。んー、微妙に線が残った。まあ、しかし、素人が初めてのやり方でできるとことしては、ここらへんで上出来でしょう。と思い込む。遠目ではわからなくはなった。

 

味をしめて、別の箇所にあった傷も直すことにした。浅いけどコンパウンドで直すには厳しい。

 

1000番で削った後。塗料と周りの部分に研磨できてない箇所が見える。んー、このあと3000、5000とかけていくんだけど、どこまで削っておくべきなのだろうか。1000番の時点で見分けつかないくらいまで磨いたほうがいいのだろうか。周りを毛自利過ぎてしまいそうで怖い。

 

5000番でかけた後。ちょっと塗装と周りの差を消しきれないな。

 

コンパウンドかけた後。傷が長い分、手間がかけきれなかったな。ちょっと後が残った。まあ、でもいいかな、こんなもんで。クリア塗装はしない。youtube先生は線キズでクリア塗装までやるのは素人には難しすぎるし、見た目にはわからないから大丈夫とのこと。実際、そのとおりだと思う。

 

1回の補修で1時間くらいかな。小さい傷なので結構お手軽にすんだ。塗装が乾くのを待つのもそんなに時間いらないし。

 

あとで、思ったのは、もっと広い範囲で紙やすりをかけた方が良かったかなということ。なるべく傷のないところは影響かけたくないので、傷のところだけ磨いたのだが、よく見ると、そこだけ表面が揺らいだような感じになってる。もうちょい広い範囲で磨いたほうが、なだらかになって周りとのゆらぎの差が少なくなるのかなと思った。youtubeでは怖いくらい広くかけていた。怖くてとてもそんなことできないと思ってたけど、結果的にはそっちの方がきれいにできたかもしれない。

 

ファインラインペンの軸をくるくる回すと分離できて、清掃用のピンが出てくる。ラッカーで洗って、このピンを通すと洗浄できる。しかし、なんかピンが微妙に曲がってるなと思ってたら・・・。

 

すぽっと抜けた。この野郎・・・。多分、製造工程の中で、抜けたのを無理やり手で押し込んだだけなんだろう。それでピンが微妙に曲がってたんだろうと思う。これだから中華製はよ。まあ、1500円くらいの製品だからな。

 

微妙な仕上がりではあるが、自分の中では満足度高い。ファインラインペンは今後も使えそうだし、お手軽に直せるし。少々の傷は何度でも直せると思うと強気でいられるな。