子供が高校入学時にノートパソコンを買っていた。Lenovoのideapad s540という薄型タイプ。それが３年経って、キーボードの一部が反応しなくなった。「A」の行のキーなのだが、GとHだけ正常で、他のキーは全く反応しない。それなりに調べて、バッテリー放電とか試したけど全く変化無し。
たかだか３年でしょうもない故障するもんだ。修理できないか調べたら、部品代と作業費で数万円。本体買うのとほとんど変わらない。たかがキーボードの部品代が1万円超えってどういうこと？ちょっと本体ケース開けて調べてみたが、どうもキーボードを交換するために、全ての部品を取り外さないといけないらしい。昔、お客さんとこに納品したパソコンのキーボードがよく壊れて、キーボード取り寄せて自分で交換していた。そのときは無骨なノートPCだったので、ケース開けて簡単にキーボードだけ交換できた。時にはディスプレイパネルの交換もやってた。しかし、この薄型は部品やネジがとても精密に細かくて、そうは問屋が卸さない。下手に手出すと元に戻せないリスクがあって諦めた。
ちなみに奥さんもLenovoのノートPC買ってたのだが、それは2年くらいで本体とディスプレイをつないでるヒンジ部分のネジ止めのところが割れて、開け閉めができなくなってしまった。
外付けキーボードとか使えばいいんだけど、常用するにはあまりにも不便な状態。今後もレポートやら何やらで使うので、信用ならぬLenovoはやめて、HP製の15インチの買い直した。
で、キーボードだけがおかしいideapad s540をこのまま捨てるのはもったいないので、ダメ元で自分でキーボード交換することにした。Yahooショッピングで5000円のところ、初回クーポンで3000円ほどで購入。
本体裏面のケースを開けたところ。
バッテリーを外したところ。これは難しくない。
マザーボードを外したところ。ここに至るまで非常に苦労している。各種ケーブル、ネジ、SSD、ファンなどを外すのだが、元に戻せるように写真を撮りつつ進める。ネジはなくならないようにセロハンテープで部品などに貼り付けて、なくならないようにした。
バッテリーの下に指紋認証センサーやタッチパッドのセンサーがあるのだが、これも外す。
が、そこまで行って行き詰まる。もうキーボードにたどり着いてるはずなのだが、全く外せる感じがしない。3Mのシールがキーボードのケーブルに張り付いてるのだが、銀色の金属板の下にある。そこにキーボードがあるはずなのだが、この銀色の金属が全く外せない。上に黒いシールが全面に張り付いてて、それを結構べりべり剥がしてみるが、手がかり無し。ネジじゃなく、なんか樹脂製のなんかで固定してて、一回外すと元に戻せないのはわかる。Lenovoのサイトで部品の外し方の動画があるのだが、目的の機種の動画がなく、経験と勘と手探りで勝負だ。
端っこの方を無理矢理剥がしてみると、黒い樹脂がぴこっと取れてしまう。
いろいろ見て触って調べて諦めた。どうも、本体ケースとキーボードが一体化してるようで、外せる気がしない。金属板がキーボードを挟んでケースと強力にぴったり接着されている。ネジ止めじゃないから、剥がせたとしても元のように固定できない。力任せに剥がしても金属板がひん曲がってしまう。
というわけで、何の施術もできず元に戻した。キーボード新品を単品で売っているということは、何らか利用できるはずなのだが、俺には何もできなかった。
寿命もどんどん近づいているのに、また無駄なことに時間を使ってしまった。
