よくわからないが、音楽家が集まるテニス大会というものに参加した。場所は所属クラブ。もう10回目の開催らしい。とある著名な音楽家の人が、運動不足になりがちな音楽家のためにテニスをしてもらって親睦を深める、という趣旨らしい。
当然、僕は音楽をやっていない。子供が部活で吹奏楽をやっている頃に、その演奏を聴きに行ったくらい。人生の中で最も不得意な分野である。楽器遠藤できる人は常々かっこいいなと思っているが。それなのになぜ参加かというと、2週間前にクラブに練習に来たとき、その主催の人が別クラスで練習してて、試合で人が足りないとか言ってて、コーチに空いてんじゃない?て言われて、まあ空いてますねとか適当に返事してたら、もうメンバーに入ってた。
初級、中級、上級の各ペアのダブルス3ペアで1チームで、5チーム。4ゲーム先取。ノーアド。上級だけはG3-3で5ポイント先取のタイブレークというルール。
初級の人は今までテニスやったことないレベルの人。俺は上級。ほとんど知らない人ばかりだが、ん?と思う強い人じゃないかという人もいる。
お世辞にも広いと言えないクラブに30人くらいの人が集まって、ゴタゴタしながら試合開始。今日初めてテニスする人はルールもわかってなくて、1球毎にポジションはやること教えてもらいながら進んでカオス。
結果的に、うちのチームが4戦全勝で1位だった。初級の人が1人しかいなくて、中級の人が初級の試合。サーブ1回だけ、ノーバウンド返球だめというハンデが課せられたのだが、やはり基本的にミスをしないので、そのアドバンテージでほとんど勝ってたのがずるくて大きかった。
僕自身は3勝1敗。
1戦目は余裕勝ち。
2戦目の相手が強くて、サーブを強く打ったのが全然入らない。そして、ボレーもレシーブもほぼ全滅という感じ。
3戦目は先の反省をして、サーブに少し回転をかけて入るようにして、やや復活。相手強かったけど、G3-2で自分のサーブでノーアドでぎりぎりサーブキープして勝てた。
4戦目の相手が一番強くて、G3-3でタイブレーク。0-3のピンチだが、自分のサーブの番で2-3と挽回し3-3に追いつく。3-4で相手マッチポイントだが、ペアの人のサーブでボレーとサーブが炸裂して5-4で逆転勝ち。
サーブは復活して良かった。最後は無意識で振れてた。自分の型が決まってきた気がする。ジュースサイドのワイドだけ打てないのが難点。
他はだめ。ダブルスで相手がどんどん前に来るので、力んで打ちまくってミスりまくり。フレームにバチバチ当たって入らない。ボレーもバチバチ。3,4試合目には徐々にましになりもするんだけど、いかんせん感覚をつかむまでにすごいミスして時間がかかるので、試合だと調子出る頃に負けて終わりという感じ。
久しぶりにギャラリーのいる中で試合して面白かった。みんな楽しそうにやってた。でも、もう出ない。楽しかったし、全力プレーもできたけど、拘束時間が長くて耐えられない。