なぜ下手なのか考察する

今日は軟式練習。現在のところ、クラブ(硬式)、サークル(硬式)、サークル(軟式)の3つに行ってる。基本的に週1回どこかの練習に行ってるので、僕は毎週練習しているが、どこに行っても久しぶり痩せたね、って言われる。

 

初球から思った通りのナイスボールが打てて、逆に昨日の硬式で全然思い通り打てなかったが思い出されて、むかついてしょうがなかった。

昨日苦しんだサーブも、今日の軟らかいボールでは全然問題なし。確率はちょっと悪かったが、明らかに硬式の時より速いサーブが行っている。ボールとラケットが軽いので、初速は軟式の方が速いと思っていたが、バウンドした後も速いのではないかと思う。俺の場合。せめてこのメカニックが硬式の方にも活かされて、質の良いサーブが打てればいいのだが。

 

今日、中学生が一人来ていて一緒に試合した。硬式を前からやっていて、今もやっているとのこと。打ち方が全然わからない思い出せないとか言っていて、そりゃ硬式打ちのままやってりゃ無理だろうという感じ。そのくせ、ぶんぶん振り回してて、良いボール行くときもあるけどミスはそれ以上に多い。それより、入るようにちょっと抑えろよと思っていたが、俺が硬式やってるときの生き写しだと気づいて良い勉強になった。

 

僕が軟式やっているとき、どうしてこんなに思い通りに入るのか、硬式やってるときにどうしてこんなに思い通りに行かないのか、改めて考えてみた。

要は入るフォームで打っているのではなく、入るように打っている。良いフォーム→良いボール、だけど意識が違う。打つ前にこういうフォームで打とうと考えている時の方が調子悪いことが多い。調子悪いときほどフォームのことを考えて余計に調子悪くなる。

その時のカウント、飛んでくるボール、自分の体勢、相手の位置とかで、どんなボールを打つか判断して、それに合わせたフォームで打つ。その時にはフォームのことは考えない。体が勝手に必要なフォームで打つところまで落とし込めている。硬式はフォームありきで動作が始まるので下手なのである。

 

だからといって、何も考えずに打てばいいかというとそうではない。30年近く軟式やっていて、30歳過ぎて硬式初めた。軟式やってるからすぐ上達するだろうと思っていたが、近いようで遠く、そして軟式の感覚が邪魔して、なかなか近づけないという10数年だった。最近は考えず軟式感覚でやっていたけど、それだとボールを上から打つ感覚に近くて、ヘッドが落とせず、無理矢理どうにかボールを持ち上げスピンをかけるへんてこなフォームになっている。硬式に適したフォームで打とうとすると、先に書いたように、フォームありきの発想になって、練習では打てるけど試合では自滅というパターンに。

 

なので、僕が硬式でうまくなるには、なるべく正しいと思われるフォームで繰り返し地道に時間をかけて練習して、いつか何も考えないで打てるようになるしかないと思う。それまでは試合に勝てない。試合ではひたすらミスせず入るように打つしかない。それで、いつか何も考えずフルスイングで入るようになれれば強くなれる。それは、今日からフルスイングして勝つぞ!!というのではなく、いつの間にか試合でもフルスイングできるようになっていた、というものだと思う。

 

そして、そんな日は来ない。この年でそこまで行く時間と神経は持ち合わせてないのが現実。どうしたって最後の最後には軟式の感覚が表に出てくるし。

今後、硬式テニスをどういう目的で続けるのか、そもそも続けるべきでないのか、性懲りも無く今まで通り続けるのか。ちょっと考えているが、多分性懲りも無く続けるのだと思う。