厚さとスピンが両立しない

B級のシングルス。昨日の釣りに続き、今日も30分寝坊して、朝ご飯もほどほどに出かけて30分壁打ち。会場に向かう途中にコンビニで食料買って食べながら現地へ。このときが一番楽しいな。試合前の一番やる気があって楽しみなとき。試合が始まると一気に楽しくなくなる。

 

年齢別もある大会だが、まだB級の本戦に出られるのを見越して申し込んでいた。案の定、本戦からだが、前回のB級で自分にはふさわしくない舞台であることを痛感し、今は後悔している。

 

1回戦

中学生と思われる相手。まだあどけなさが残り、体の線も細い。でも、試合前練習で俺より上手いことは即わかった。

サーブから。昨日の壁打ちでグリップを変えたが、やっぱりまた戻した。フォア寄りの薄いコンチネンタルで打つ方が肘使わなくていいから簡単だと気づいた。朝の壁打ちでそれを確認した。1球まで相手レシーブミス。よし、パワーで押せる。40-15から追いつかれたけど、珍しくボレーとか決まって、ドロップショットで締めてG1-0。お?

第2ゲームもブレークチャンス。しかし、エース決められチャンスを逃しG1-1。第3ゲーム、リードしながら段々調子出る相手に取り切れず。逆にこちらは「え?テニスやってるんですよね?」みたいなミスが段々増えてG1-2。

いつもの流れになってきた。相変わらず振りたくても振れないフォアハンド。振ればミスなので、なんとかミスしないように打ち返すが相手の餌食。さらにサーブも相手が慣れてきて普通に返してくる。第2段階として、普通のコンチネンタルでのサーブに切り替える。下手なくせにこういう切り替えは躊躇しない。しかし、これもいまいち効果無く、最後はブレークされた。G2-6まで進む。

しかし、だめなりにラリーを続けることで、変なリズムが生まれてくる。この日はスライスの調子が良くて、自分の子供より年下の相手の左右の振り回しにおじさんは走り回って返し続け、相手のミスが増えてきた。ウィナーは全然無いけど相手のミスで稼ぐ。サーブも薄グリに戻していいとこに入って相手のミスを引き出しキープ。へぼいながらもラリー続けることでリズムができて、相手の様子が見えるようになり打つコースを読めたりもできた。G5-6と奇跡の挽回を見せる。

こりゃ、棒球送り込んで相手のミス誘った方がいいな、と思ったが間違いだった。俺が必死で返すボールが微妙な棒球となって相手のミスを誘ってたのであって、意図的な棒球は簡単に決められてしまった。落ち着きを取り戻した相手に2ゲーム締められG5-8で負け。

 

コンソレ

同じB級の相手はいなかったが、本部の人が45歳クラスの人と調整してくれた。いつもお世話になります。本来は俺もそのクラスなので問題ない。コンソレのルール聞くのを忘れていた。相手と相談して、あまりに勝手にやるのも迷惑なので、6ゲーム先取、ジュースあり、とした。

相手は最初からサーブ不調。ダブルフォールト複数ありブレーク。

試合を待っている間、強い人の試合を見てて、ああいう風に打てばいいのかなー、と真似したところ、「ガシュウッ」と、とんでもないかすりきった打球が地面を這うようなフォアハンド。やばいと思ったが、サーブの調子が良いのに救われキープ。G4-1まで進む。

リードしたことで欲が出て、またフォアの発展形を試したところ「え?本当にテニスやってるんですか?」みたいなミスを連発。G4-3。

やべー、と焦ったが、サーブとスライスが安定していたことで流れを取り戻すことができてG6-3で終わった。

 

帰り支度の間、たまたま目の前で明らかにB級レベルではない人たちの試合を観戦。はー、なんでああいうフォアが打てないのでしょうか?どうして壁打ちと同じように打てないのでしょうか?という永遠の問題に悩んだ。

当たりの厚さとスピンが両立しない。上手い人って当たりは厚くてスピンもがっちり効いてる。俺のフォアは勢いだそうとするとバチーンと当たって吹っ飛んでいく。スピンかけて安定させようとすると、「ガシュウッ」とかすったスピンだけかかって、どこに飛ぶのかわからない不安定なボール。今日はその両極端にならないよう、必死でその間のバランスを取るように全身をくねらせて、なんとかラリーにつなげていた。

 

何が違うんだろう?どうして軟式みたいに厚い当たりでスピンかけられないのだろう?練習やダブルスで、同じコースで同じところに打ち返すのはまあ大丈夫なんだけど。体の開きを先行して打点を前に、というのも練習では大丈夫なんだけど、今日の試合でも全然だめだった。やっぱり振り遅れるし、打点前にするとフレーム当たるし。

腕だけを走らせるのではなく、体全体回してスイングみたいなのもだめ。力が出せない。振り遅れる。

体重も前にかけられない。前に踏み込むと振り遅れる。間に合っても入らない。

今日、フォアが入る形は、右足に体重をかけて待ち、左足を後ろに引きながら体を回してスイング。体重を後ろに逃がすことでボールを持ち上げやすくした。当然、ボールに勢いはない。フォアハンドウィナーは2試合で1本もなかった。

 

バック寄りに薄く持つコンチネンタルでのスライスが調子良い。打点が前気味なので後ろから形が作れて、さらに面の角度も作れているのでスピンも効かせられている。フォア側は厚めのグリップになるけど、同じグリップでスライス打てている。ボレーも同じグリップで、いつもよりましだったし。

 

サーブは肘使わない薄グリでしばらく行けそう。軟式と同じように肘使うフォームにしたいけど、ラケットとボールの重さで同じように振るのは難しいと思い始めた。

 

来週も試合。きっと、またフォアで迷走する。