阿南市シングルス テニスのできない体になっている

先週に続いてシングルスの試合。今回は40歳クラス。一般で出してたけど、40歳が足りなければそちらでいいと申し込んでたらそうなった。組み合わせを見ると4人でのリーグ戦。非常に楽しみである。先週負けた後、対策を考えて練習したので、いろいろ試してみたい。

朝は午前5時半起床で6時半出発。途中、壁打ちしていく。中学生のソフトテニスの試合があるのは知ってたけど、7時なら大丈夫だろうと思ってた。ところが練習し始めた頃から、どんどん女子中学生が湧いてきて幅1mに一人くらいの状態に。なんでこんなに早いの?ボールがどんどん転がってくる。必然的に押し出される形となり、15分ほどで撤退。

しょうがないので、予定より余った時間を活かして、コンビニで止まったりして、駅メモでチェックインしていくことに。
四国の全駅制覇とお遍路を同時にやったら大変なことになった
 
この旅行記を見て焼山寺でのトラブルとかに笑い転げてたのだが、ここで出て来る駅メモというアプリが楽しそうでやってみてた。しかし、このど田舎で車生活をしていて、しかも家と会社が車で20分程度の人間がどうやっても楽しめないと即理解した。遊び方も未だによくわからない。でも、一度やり始めるとなかなかやめられない質なので、まだ一応やっていた。毎日ひたすら同じ駅にチェックイン。

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新駅が取れてレベルアップできた。よかったね。

現地到着。すごい寒い。でも晴れてるのでやりやすいかも。ここでも壁で練習。直したフォームでミス連発。やばいかも。

1試合目
練習からすごいサーブを叩き込まれ、第1ゲームもサーブで押されまくり。やばい。早くも0で負ける予感。
第2ゲーム、いきなりダブルフォールトとストロークミスで0-30。やばい。0で負ける。しかし、一応強気で打つサーブが続けて入って挽回。4ポイント連続でキープ。すごい。近年まれに見る挽回劇。
その後、お互いキープしてG2-3。チャンスは有るけど、狙ってるのかどうかわからないドロップショット気味のボールに苦しんでブレークできない。
3度めのサービスゲーム。長いラリーやボレーの応酬でポイントを失いがっかりしてブレークされる。あーあ、やっぱり。
しかし、俺も相手のサーブにタイミングが合い始め、レシーブが深く決まりブレーク成功。G3-4。
またブレークされる。やっぱり。G3-5。もう負ける。
しかし、またもレシーブが決まる。フォアのストロークも概ね好調。G4-5。
でも、やっぱりサーブがキープできず。肝心な所でストロークやボレーをミスして30-40。そしてダブルフォールト。最初と最後をダブルフォールトで飾りG4-6で負け。
あー、またサービスゲームを連続で落としてしまった。

2試合目
D級の試合で精神と体力が尽きて負けた相手。あの試合を境にまた攻撃的な試合をしようと心に誓って今日に至る。対戦表を見て、この相手に勝つことが今日の最大の目標だった。
第1ゲーム。相手がダブルフォールト3本でらくらくブレーク。
第2ゲーム。相変わらずミスだけしない相手。俺は打ちまくる。ところが、この時点で異変に気づく。

腕をつっている!!

最初、何が起こっているのか理解できなかった。右肘周りの筋肉がつっている。ビクビクしている。力を入れると痙攣して危うい。ありえない。テニスをする人間が腕をつる?足をつっても手の届く範囲なら打てるが、手がつったらノーチャンスではないか。まさか、去年痛めて4ヶ月リタイアした時の故障が再発したのか?

今までの経験上、足先から腹筋まではつったことある。いきなり腕をつるという人生初めての経験にややパニック気味。しかも、足もつり始めていた。シングルスでつると悲惨。ダブルスの時は根性で続けるけど、シングルスは守備も攻撃も全て一人。とにかく重篤な状態にならないように、力をセーブするのが優先。でも、ラリーが長くなればジリ貧。打てる時に打とうとする。でも、完全に力の入らない手打ちになってるので入らない。G1-2。

1試合目調子良かったから、思った以上に飛ばしてたのだろうか。まさか、2試合目でこのような事態になるとは。逆効果な気がして、右肘のサポーターを外す。徐々に症状は落ち着いていって、普通にプレーできるようになってきた。

しかし、相手が思ったより強い。少々打ってもびくともしない。前の時は棒球の応酬だったけど、今回強く打ったら打ったで、それを利用されて打ち返されている。コースも深さも甘いので、むしろ相手の方がやりやすそう。
短いボール対策の「縦面」もこの試合ではミス連発。細かい所で力の入れ具合がぶれている。

G1-4から秘密兵器ピュアドライブを取り出す。どうせこのままやってもだめだから何かを変えないと。ところが、足動かず手打ちになってるせいか、フレームショット連発。厚ラケ故、フレームに当たるとコートに入る確率は無い。

最後はロブを狙ったボールが相手の目の前に上がり、簡単にボレーされてG1-6で負け。完敗。


なんやねん、腕つるって。仮にも中学校からソフトテニスでラケットを振り続けてきた人間が腕をつる?試合後もこの情けない事態にショックが収まらない。


このシューズも古くなったな。
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東京にいた頃、mi adidasというイベントで、左右の足それぞれの横幅と長さに合わせたサイズを選べて、色の組み合わせも自分好みに。そして、好きな刺繍が入れられるので、子供や奥さんの名前入れたシューズ。2万円くらいしたので、試合の時だけ使ってたけど、もう10年以上になるか。まだまだ使えるけど、やはりソール各部の素材の経年劣化が目立ってきた。もうそろそろ新しいの買おうかな。

3試合目
しばらく時間が空いて、体が冷え切った所で3試合目。つったのはほぼ大丈夫。
相手は、俺が転勤前に2年ほど一緒にソフトテニスのクラブで練習してた人。若気の至りでいろいろ無礼を働いてたので、あまり気に入られてない気がするが、最近はボロクソ言われながらも話しかけてくれる。今年の春にミックスで対戦したけど、ついにシングルスで対戦。ソフトテニスも大体この人には負けてたけど、昔から硬式もやってるので、俺より明らかに強い。

相手サーブが好調でラブゲームで取られる。

第2ゲーム。さっきの試合でサーブの時体が早く伸び上がり過ぎだったと思って修正。サーブで相手のミスを誘ってキープ成功。

第3ゲーム。40-0でブレークのチャンス。が、レシーブアウト、長いラリーでポイント取りきれず追いつかれ、サーブで押されてキープされる。

第4ゲーム。調子良くなってラケット降り出すとミスをする。ボレーもミスする。15-30から、相手のやや浅いボールをフォアのスライスで打ち返したらアウト。「それはいらんな~」と相手に笑われる。このゲームを落としG1-3。

第5ゲーム。相変わらず相手のサーブが好調で、さらに左右に走り回され、また足がダメージを受けた上に変な体勢で打ち返してたら脇腹と太もも裏も引きつってくる。G1-4。

第6ゲーム。良いサーブが続けて入って40-0。サーブ&ボレーしかけたら、超かんたんなボレーをミス。ストロークもミス。40-30。やばい。サーブ返されるとポイント取れない。しかし、相手が超ゆるゆるスライスを引っ掛けてミスしてくれてキープ。G2-4。
そう、ラリーになるともうポイント取れない。G2-5.

第8ゲーム。強くなった追い風と正面の太陽でサーブが打ちにくい。取られて取って取られて取って繰り返してジュースが続く。ここに来てダブルフォールトしたり、バックのスライス3つもミスったりしてリードできない。マッチポイント。ダブりそうな気持ちで打ったセカンドサーブは入ったけど、相手のレシーブがネットイン。G2-6で負け。完敗。

試合後、相手の人が昔のようにいろいろ教えてくれる。聞いてもないのにありがたい。
「ファアが肘から引いて、ラケットがインパクトまでずっと体に近い。近い所からラケット出とるから真横からボールに入ってボールをちゃんと押せてない。軟式で前衛やってたやつは大体そういう引き方になる。浅いボールのフォアのスライス多い。相手もわかってるから簡単に対応できる。もっと散らすなり工夫がいる。スライスじゃなく、もっとボールに近づいてちゃんとドライブで打て。お前の打ち方だったらボールの外側を打ってサイドスピンかけるようにした方がいい。そんで、前から見てて思っとったけど、後ろから無理して強打しすぎ。打ったって意味無い。相手バック側にスピンかけて深く打っとけ。同じ年代ならバックの高い打点なんて誰も打てん。お前、余裕持って打って息を抜けるボール無いだろ。」

一気に喋ってくれた。ありがとうございます。多分、思ってたこと全部吐き出してくれた。
硬式をはじめて、一応初心者レベルを抜けたと思った後、5年以上同じところで詰まっている。

家に帰ってapemanで撮った自分の試合を観る。

フォアが違うんですよねー。思ったのと全然違う。比較的調子よくてウィナーも取ってた1試合目のフォアも全然違う。フォームを意識せず、無理なく強く打とうとしてた最近。打ててると思ったんだけど、動画を観ると完全に軟式打ち。テイクバックを大きく引いてないだけ。先輩に言われたその通りのフォーム。
浅いボール対策の縦面。2試合目はミス多かったけど、他はそれなりに効果あった。今まではスライスだけだったけど、それよりはマシだった。ただし、ちょっと強く打とうとするとフレームショット。それに気をつければ使えないストロークではない。

バックは数本ドライブで打てた。が、入るかどうかわからない気持ちで打って入れただけで相手に攻められた。逆にスライスでミスが多くなり、スライスだけ打ってた方が良かった気がする。

ボレー相変わらず。チャンスボールでもボレーに力がないので相手に返されて、最後にポイント取られる。それ以前にミスの方が多い。ダブルスではペアが打った後の返球をボレーできるので余裕があるが、シングルスは全部自分なので余裕がなくてポジションも悪く、ボレーはラケットに当てるだけになってしまう。

サーブは波があった。マッチポイント、ゲームポイントでダブルフォールトとかだめだろ。びびるとスピンかけようとしすぎて、かすってネットが多かった。最後は復調したので、そのフォームを忘れず続けなければ。


あ~あ。結構期待してて、出だしもまあまあだったのに、結局同じことを繰り返した。なんか生きる張りが無くなったな。年末まで試合無いし、どうせ勝てないし。
試合終わって帰り支度してた時、ソフトテニスの中学生らしき子が練習しているのを見てて、あー、あれあれ、俺今もあの感覚で打ってると思った。あの打ち方だとボールが全然食いつかない。軟式はボール柔らかいから、あれでちょうど良かったんだろうな。今日も打ててないわけではないけど、自然に打ってるつもりが、ぎこちなくなることも多くて違和感が拭い去れなかった。

先輩に、その打ち方はもう直らないんだから、その中でどうするか考えないかん、と言われたのを思い出して、なんか悲しくなってきた。もう直らないのか・・・。直らないよな。事実、何年もなんとかしようとして直ってない。今年ガーデンレッスン受けて直ったことは直ったんだけど、何ていうか、自分の体に張り付いてない。本来、無意識でやらないといけないのが、意識して考えながらやらないとできない。相手もボールも見てない。

軟式やってた昔は他の人見て、何でわかってるのに同じミスやってるのか理解できなかった。その人の怠慢だと思った。しかし、硬式となって今はそれが俺。才能が無いということはこういうことなのか。わかってるけど直せない。

これからどうしようか。レッスンで習った打ち方をさらに意識して身につけていくか。先輩が言ってくれた今の打ち方でサイドスピンをかけるようにするか。

もしくは、もうテニスを諦めるか。前から1試合やっただけで足つるし、今日は腕つるなんて恥。座り仕事だし、壁打ちばっかりやってるから足動かして無いから、足つるのはわかる。でも、腕はないだろ。腕つるって何よ。老化も甚だしい。テニスする体ではない。もう、体動かなくなるし老後に向けて新しい趣味を見つけていくべきだろうかとか時々思う。