インドアのシングルス

年末のインドアのシングルス。今年も参加することができました。珍しく、昨日は試合前の練習。すごく調子良かった。速いサーブは入るし、フォアも思ったとおり打てる。ボレーは終わってるけど、サーブとフォアで圧倒できると思った。

で、今日。ドローでは4回り目とかなり後。まずは壁打ち。1kmくらいランニングして体を運動するモードに持っていく。そして、壁打ち・・・。あれ?ボール無いよ?

忘れた!!

ちょっとちょっと、何やってんの。壁打ちに来てボール忘れるか?今から家に帰ってボール持って戻ると、時間的にギャンブル。まだスポーツ店とか空いてないしなー。コートでは何やら試合っぽいテニスの人たちの集まり。彼らは当然ボールを持っている。しかし、知らない人にいきなりボール貸してくれって言う勇気とか厚かましさとか無神経さとか懐に飛び込む器を持ち合わせてない。

もー、どうするよ。まったく、ボール1個くらい入れておけよな、お前。ぶつぶつ言いながらそこらへん歩き出す。それは、そこらへんにボールが落ちてないか探すため。まー、ねーよなー。目立つところには。排水の溝とか探してみる。そして、植え込みの木の茂みの中を覗いていく。なんで、こんな乞食みたいなことをやってるんだ、俺は・・・。

あ、あった。が、石化したソフトテニスのボール。消えろ。

あ、あった。今度は硬式のボール。しかし、恐ろしいほど空気が抜けきって、カピカピになっている。

お、まだあった。届かない。植木の中に上半身ダイビング状態で取る。今度は・・・やっぱり空気が抜けている。もともと柔らかいSt.Jamesがまた抜けている。だがしかし、もはや選択の余地はない。

ま、ちょっと感覚が掴めたらいいから。必死こいて打つと逆に調子悪くなるから。しかし、重い。空気の抜けたボールというのはこんなに重いのか。新品と重量は変わらないはずなのに。まあ、ええわ。

しばらくやってると誰か近づいてきた。あ、今年、ちょこっと一緒に練習した人。奇遇ですね。試合ですか?え、出ないの?にも関わらず、こんな朝から壁打ちとは盛んですなー。

ボール、持ってますよね?

と聞こうとしたが、やめた。この、クソ重く弾まないボールを打つことに、いつの間にか楽しさを感じてる自分がいた。これが打てれば本番の試合でも打てるだろ。多分。

そこそこで切り上げて出発、しようとしたら別の人から話しかけられた。またお知り合い。どうもどうも。え、そこの試合に出ててシングルスは出ない?もったいないなー。また来年もよろしくおねがいします。

で、試合会場へ。あと、1試合空きくらいとちょうど良いタイミング。ちょっと空きがあったのでまた軽くランニング。お、お知り合いが勝って戻ってきた。さすがですなー。この試合、帰省する人とか普段見ない人が試合に出てて、知らない人が多い。今日の相手も名前見てもわからない。さーて、どうなりますかね。

予選2回戦

同じくらいの年代の人が相手。若い人が上がってくるのかと思ってた。試合前の練習で、相手の方がミス多かったので、また悪い癖で勝手に勝てるイメージを持った。トスに勝ってレシーブ選択。

スライスサーブにガツンとレシーブを当てまくっていきなりブレーク成功。

好調サーブ。どフラットが入る。しかし、ストロークがミス。やはりカーペットサーフェスに慣れてない。あっさりブレークされ、サーブキープされG1-2。

次のサービスゲームも0-40。しかし、ここから怒涛のフラットサーブでのサーブポイント5連発。エースじゃないけど相手が返球できず、サーブだけでポイント。G2-2。

ここからブレーク合戦。相手のサーブはセカンドもスライス。コースはフォア側ばっかり。ばかばかリターンで叩く。でも、俺もサーブが入ればいいが、相手が返してくると苦戦。思ったようにフォアが打てず、ミスをするか合わせるだけの返球になりがち。で、相手のフォアが強力で、バック側に打たれるとスライスでも返せないパターンが多数。

ちょっとでも崩そうと博打気味にネットに出ていって、偶然ながらネットポイントを何本か決める。

ブレークに成功すればブレークを返され、キープすれば相手にもキープされる。付かず離れずでゲームが進んでいく。が、基本的にはキープできず、ブレークでゲームを重ねいてく。

G5-4でサーブ。これ取ってブレークできたら一気に王手。な感じだが、またブレークされる。序盤入ってたサーブがあまり入らなくなっていた。セカンドもミスってダブルこと数本。で、相手にサーブキープされG5-6。

しかし、久しぶりのサービスキープ成功とブレークでG7-6。大分、ストロークがましにはなってる。

で、ここをキープすれば勝てる第14ゲーム。最初のポイントは取ったものの、やっぱりサーブが入らない。30-40からブレークされる。で、気キープされる。G7-8。

第16ゲーム。タイブレークに持ち込みたいが、正直言って、そうできる気はしない。サーブは後半、正確に、ネットの白帯にバッチンバッチン当たってたが、このゲームもそう。わかってるけど、どうしても白帯に当たる。

30-40で相手のマッチポイント。

最近、相手マッチポイントでのダブルフォールト率が極めて高い。で、今も渾身のセンター狙ったフラットは白帯で、セカンドサーブ。さあ、どなる!?

入ったー!!セカンド入ったー!!

3球目に逆クロスフォア。

甘いボールが返ってきて、超開いてるオープンコート。ダウンザラインを狙ったフォアはいつもどおりガシャってサイドアウト。はるか遠くの相手の視界から消えそうなところではっきりと分かるサイドアウトでG7-9の負けと。

あーあ、また負けた。マッチポイントは取れてなかったけど、先に7ゲーム取ったのに。

まあ、このひどい状態でよく7ゲーム取ったとも言えるかな。

フォアが誤算だったなー。前日調子良くて、壁打ちでも問題なかったので、フォアで圧倒してやろうと思ってたが、それがまずかったな。力みすぎた。逆クロスで手首を90度くらい背屈して打つのは良くて、後半はそれでポイントできたのもあった。が、低い打点、引っ張るフォアがカスリ、ガシャリの連続。手首90度のまま打ってたな、今にして思えば。相手のフォアでやられてたのもあって、全部のボールを無理に打ちに行ってしまった。リターンは相手のサーブの勢いがあったからラケットに食いついてくれたから、その手首でも打ててた。

バックを攻められてたが、前半スライスで苦しんだ。止まって打つときと同じように、走らされたときもちょっと体の開きも使ったスライスを打とうとして、ことごとくミスった。返っても浅いのでフォアで叩かれた。体は一切使わず返すべきだった。

トップスピンは数球打っただけ。ミスはなかった。もっと使った方が良かったかな?

カーペットだったのでスライスの方が良いと思ってたけど、あまり良いスライスが打ててなかった。最近買ったピュアドライブ2018にナチュラルのVSタッチ張ってるが、弾き感が強くて、あまり面に乗っかる感じがしない。面の上で転がる感じのスライスが打てない。スマート125張ってるピュアドライブ2015の方が思いっきりスライス打てる。

ボレーは終わってる。前半はたまたまでうまく行ってたが、後半はひどかった。ハーフボレーがロブみたいになって、怖くてベースラインに走って逃げるというはしゃぎぶりだった。

唯一あったスマッシュチャンスは白帯。証明の具合で見にくいのもあったけど、痛いイージーミスだった。それをきっかけにサーブをブレークされて、心の折れるミスだった。

サーブは、入ったら我ながらすごかった。5連続サーブポイントを始め、後半も入ればサーブポイント多数。しかし、確率はどんどん悪くなっていった。もう、ほとんど入る気がしなかった。どのコースでも白帯を正確に叩き続けた。疲れとかは感じなかったが、何か微妙に狂ってるから入らないのだろうけど。動画撮るカメラ忘れて、何がだめなのかチェックできないのがもったいないな。

ストローク、特にフォアが思ったように打てず、互角のラリーができなかったので、サーブで取りに行くしかなかった。それで、フォームを崩してでも無理に打ちに行ってしまった。打つことに迷いはなかった。もうそれしかなかったし、それが俺の生きる道だから。ただ、未熟だった。

セカンドは弱くてダブルフォールトは4,5本あったかな。試合前に、待合スペースに置かれてたテニス雑誌表紙の「セカンドサーブがテニスの実力」の文字がずっと心に刻まれてたよ。

フォアが入れば、それを活かすためにスライスやスピンを混ぜて組み立てようとはしただろう。もっと楽に打って確率も良くなって、3球目攻撃で優位に進める展開もあっただろう。

フォアが入らずサーブがだめになり、サーブがだめだからフォアで余計に力む。悪くなるパターンはあるけど、良くなるパターンはない。夏頃好調で、その後調子崩して、今回こそはと思ったけど、また突き抜けることはできんかった。

スコア的には競ったけど、楽しくなかったよ。取りに行くと言うより、ミスと常に同居しているテニスだったからストレスばっかりだったわ。

まあ、でも、このまま続けるよ。かっこ悪いサーブのフォームに変えてサーブ速くなったよ。入らなくなったけど、入ってたのも事実だしな。昔も後半入らなくなって、フォームを変えたような記憶があるけど、やっぱり続けるよ。スピンとかしゃらくせーよ。男ならフラットだろ、やっぱり。

フォアもまたフォーム見直すよ。やっぱり低い打点かな。ここを無理して全然だめだったし、今までもそうだった。かと言ってスライスばっかりで返すのもだめなので、トップスピンで打てるようにならないとな。低い打点はもう手首折るなよ。