車のフィルム 男、未だに宿命を知らず、学を志す

生まれて初めて車のガラスフィルムを貼って失敗した前回。

 

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今日は、残りの左側ドアとリアハッチバックのガラスに貼り付けを行う。

前回からいくつもの動画やインターネットの説明を見て学習した。今日もうまくいかないだろうが、前回よりはかならずうまくやってみせる。

ここ2,3日真夏の暑さとなり過酷な作業環境となるが強行する。待てば待つほど暑くなるから時間ができたときにやりきると決めていた。

 

しかし、フィルム前にやることがある。リアハッチのガラスに貼り付けているドライブレコーダー。これをよけてフィルムを貼る必要があるが、気になっていたのはこいつの貼付け位置。

去年、某黄色い帽子のお店で購入・取り付けしてもらったのだが、ガラスの上に随分余裕のある位置に貼ってくれた。特に指定せずお任せにしていただのが、普通に上端に貼り付けられると思ってた。それが蓋を開けてみればこれ。元々ついていた両面テープには熱線を避けられるように2枚のテープが細い隙間を作って貼られていた。それに合わせて熱線の上に貼られていたのだが、上に余裕があるんだから普通に上に貼ればいいんだよ。バックミラーから見たときいつもこのカメラが目障りでしょうがなく、殺意さえ覚えていた。

フィルムをこいつの周りを避けて貼るので、なるべく避ける範囲を小さくしたいのもあって、カメラを貼り直すことにした。

 

カメラは以外にべりっと簡単に剥がれた。やっぱり元から貼られてる両面テープは弱い。しかし、ガラスに貼り付いているのを剥がすのに一苦労。テープはがしスプレー使ってもなかなか剥がれない。

 

追加で投入したシールはがしプレミアム。剥がれかけているバイザーを貼り直すために買っておいたのだが、こいつを使ってみたところかなり簡単に剥がすことができた。ただ、熱線も溶かしたり剥がしたりしないか気になる。熱線を避けてスプレーするのは不可能だが、ヘラで擦るとき熱線を触らないように気を付けた。

 

貼り付け直した後。やっと心のつかえが降りた。しかし、大して変わらないな。意味なかったかもしれん。

 

今回は養生してみた。やっぱり洗剤入り水が内装にかかると跡が残って掃除するのが面倒なので。

 

まずドア後ろ側の動かない部分のガラスに貼り付け。前回は初めてて慣れない上に形が合わなくて苦労した。しかし、今回はかなりすんなり行った。

まず、縦の中央にたわみを作った状態でガラスに置く。左右のパッキン隙間に徐々に滑り込ませてたわみを取る。そして、両手の手のひら全体でフィルムを上に押し上げ上端隙間に滑り込ませる。で、下側の左右と下端の隙間に滑り込ませ角を押し込む。あとはヘラで水を押し出すと。前回は上下左右すべて同時に合わせようとしたのがまずかったと思う。しかし、なぜ隙間ができてしまったのだろう?まあ、いいか。

 

次、後部座席とリアハッチの間にある隙間の窓。よりサクッと貼れた。作業しにくい位置にあるが、パッキンがなくて隙間に差し込む必要があまりなく、位置合わせが簡単。シワと空気が入らないように気をつければよし。前回こんな小さなフィルムなのに折れ曲げて傷を作ってしまったが、それもなし。

 

最難関となる開閉できるガラスのフィルム貼り付け。はい、終了。

あー、傷を作ってしまったー。

貼り付けるときではなく、フィルムに水をスプレーしながら台紙から剥がすとき、よれて傷になってしまった。おかしーなー。前回はそんなミスはしなかったのに。しかも1個だけじゃなく3個もやってしまった。

しかし、それ以外は目立ったミスなし。進化したな、俺。

前回はガラスを上に上げきった状態でいきなり貼り付けたので下が余ってしまい、カッターで切り取る暴挙となった。

今回はまずガラスを少し下げて上端位置を合わせて貼り付け。ここも最初たわみを作って左右を合わせてから上端を合わせた。上端の水を強く押し出しきって位置を固め、上半分軽くゴムヘラで水を出した状態でガラスを上げきる。そして、下半分の左右を徐々にパッキンに差し込んで下端まで押し込んでいくと。下はガラスが入り込むので隙間が大きく、ヘラで押し込みやすい。

貼り方に慣れただけに、貼る前に傷を作ったことが悔やまれる。


ここまでで2時間弱。ドライブレコーダーの貼り直しをやっていた時間を引くと、フィルムの貼り付けは1時間半はかかっていないと思う。前は貼った後の水の押し出しにヘラで何回もこすってはスプレーしてと繰り返していたけど、今回はゴムヘラ全体1回だけでプラヘラ+キッチンペーパーに移行できたので早かった。

あと、ガラスの中だけじゃなく外も掃除しておくのが大事だとわかった。じゃないと、貼付け後の気泡とかが外のゴミと見分けがつきにくい。

心配した天気も薄曇りで直射日光はかなり軽減されてたので、麦わら帽子で十分しのげた。昼ごはん食べて一休みしてリアドアの作業に取り掛かる。

 

まず、最初にカメラの部分をよける位置を計測。ガラスの外にスプレーして台紙のままフィルムを貼り付け。カメラの貼付け位置の周りに沿ってカッターでフリーハンドで印付け。当然、ここで切り取るのではなく印をつけるために表面をなでるだけ。本当は何かペンを使えばいいんだけど、黒いフィルムの上に書けるペンの持ち合わせがなかった。

 

で、印をつけた周りを大きめにハサミで切り取り。これもフリーハンド。カッターで定規当ててという手間を省いた。どうせ目立たないし。貼り付け位置だけくり抜くのがスマートとも思ったが、上端に貼り付け直したし、それも面倒でやめた。

 

リアハッチを開けて上下逆さまの状態。Youtubeだと閉めた状態で車の中で作業するのが多いけど、フィールダーは背が低くいし、曇っているとは言え紫外線は届いてる状態のため暑い。腰のヘルニアも再発すると嫌なので開けた状態でやる。これくらいの角度なら問題ないでしょう。

それよりも、3枚に分かれたフィルムをこの状態で上から貼るのか下から貼るのかしばし考えた。Youtubeでも説明書でも閉めた状態の上、開けた状態なら下から貼れという説明が多い。ある動画だけは下から貼ってた。上から貼るとフィルムを重ね合わせる部分が、下から受けた形になる。どちらかと言えば上から被せる形のほうが良いというのがその理由。わずかな段差でもホコリとか溜まりそうだしね。下から上へと貼っていくとスプレーした液が貼り付け済みのフィルムに垂れていくのが気になるところ。上から貼れというのは、そういうのを気にしているからかもしれない。

と、いうことで、俺はハッチバックを開けた状態で上から貼ることにした。

 

その場合の懸念が貼ったばかりのカメラの両面テープに液が流れ込んでしまうこと。まだきっちり貼り付いていないので、気持ちばかりマスキングテープで防いでみる。

 

端っこが熱線の上にきっちり来るように位置合わせ。余裕が出てきて貼り付け途中でも写真撮影。パッキンがないので端っこを差し込む手間がほとんどない。ただ、水抜きが熱線を横切る形では抜けが悪く、横へ横へと押し出していくのが手間かかる。

 

2枚め。熱線上でフィルムを重ねる。最初はちょっと厚めに重ねて、その後薄く重なるように微妙にずらしていき水抜き。

 

ただ、カッティングしているとはいえ、曲面には合わせきれず。真ん中の方は厚めに重なってしまった。

 

端の方はまあまあ薄くできた。真ん中をこれくらい薄くすると、端は重ならず隙間ができてしまうので、これくらいで妥協。

 

2枚めを貼った後、外から見たところ、熱線上のフィルムが重なっているところに白い線。空気じゃないと思うんだけどなー。何度かヘラや爪で押し出してみるものの、熱線がある分の段差の隙間を埋めきれず。多分時間が経てば消えると思うんだけど、ま、空気でもいいや。

 

順調に3枚めをはろうとしたところ、夕立のような大雨降ってきた。作業しててどんどん涼しくなって喜んでたが、遠くでゴロゴロ落としだしたと思ったらあっという間に降ってきた。ま、ハッチバックで雨宿り状態なので問題なし。先に左ドアやってて良かった。ラッキー。

 

問題、大有りだった。

水抜きの状態が全然わからん。まあ、ヘラで全体的に作業して貼り付いたのはわかるんだけど、小さい気泡がどこにあるのか全然わからん。どこで作業をやめていいのか判断できず時間を食った。

 

カメラ周りはこんな感じ。貼り付け箇所よりやや大きめにフィルムを切った。ぴっちりくっつけちゃうと、カメラを交換するために両面テープ剥がすとき、周りのフィルムを傷つける可能性大だから。これでも剥がすときにはかなり苦労すると思う。あと、後悔したのは角を丸く切るべきだったこと。とんがってると剥がれやすくなるから。

 

ま、とりあえず作業終わり。外から見て特に問題な箇所は無し。フィルム重なってるところはちょっと目立つかな。

 

左の後部ドア。いいんじゃないでしょうか。遠くから見る分には。

 

こちらは前回の貼り付け位置も貼り付け方も失敗した右側。余ったフィルムを切って上の空いた部分に貼ろうかと考えたが・・・

 

このようにちゃんと貼り付いていない箇所がいくつもあり、日が経つと剥がれてきそうな気がして、無駄な作業になる可能性が高いのでやめた。

 

リハに貼るときに気になったのが、ドライブレコーダーのカメラの前を切り抜くか、そのまま貼るか。フィルム張った分暗くなる影響がどれくらいなのか。貼る前に、外側に台紙ついたままのフィルムを置いて、ドライブレコーダーの小さいディスプレイで見比べた限りでは問題なかったので、切り抜くこと無くそのまま貼った。

 

その結果。

フィルム貼る前。

フィルム貼った後。

 

まあ、問題ないかな。走ってるときの画像見ても特に問題ない。ナンバーも映ってたし。夜になるとどうかなというところ。まあ、一番可視光線の通るやつだし。最初からスモークガラス入れてる車もあって、それにドライブレコーダーつけることを考えれば、これくらいは大丈夫なはず。気になるのはフィルム重なってるところが太い黒い線になるところ。これはどうしようもない。

 

終了。

俺的には前回は40点。今回は75点。フィルムに傷をつけてしまったことが大減点。それ以外はほぼ満点の自己採点。

かなり後で気づいたのは、左ドア作業時、フィルムを台紙から剥がす際に台紙側を下、フィルム本体を上にして、フィルム本体を引っ張って剥がした。で、フィルムがよれて傷になった。

正しくはフィルム本体を下にして、台紙を引っ張って剥がす。そしたらフィルム本体はずっと床上で平面状態なのでよれることはない。このことを忘れてた。前回作業時から唯一しくじったのがこれだった。

 

というわけでフィルム作業終わり。実際、どれくらいちゃんと貼り付いているのか現時点ではわからなくて不安なところではあるが、今できることはやりきった。人生半分過ぎて随分経ち、健康寿命までの残りもさらに短くなって、また新たな挑戦と学習をした。まだ新しいことに手を付けられるというのは幸せなことだと思う。