ハンマーブリップ ピストルグリップ

アルカラスとジョコビッチの試合はすごかったなあ。サイドにめちゃくちゃ鋭く攻められたボールをさらに角度つけて切り返すとか。しかも、オープンコートできてて、そこに打たれたところに、サイドからまた戻ってきてさらに相手のオープンコートに切り返すって。芝のコートでしょ?長らくフェデラーの流れるようなプレーを見てきたイメージがあって、久しぶりに真剣にテレビで試合を見てたけど、こんな時代になっていたとは。

 

最近、この動画を

(18) 【上達できるテニス動画】今すぐ直せる!実は間違いが多いグリップの握り!持ち方一つで全てが安定します〈ぬいさんぽテニス(Tennis)〉 - YouTube


 

ハンマーブリップはだめって話で、そりゃ当たり前と思いながら見てた所、その理由が「ハンマーグリップだと手首がゆるゆるで不安定になるから」みたいな感じで、ん?となった。

 

また軟式話になってしまうが、僕が高校生の頃、外部から来てくれた達人には「グリップは腕と一本になるように握れ」と教えられた。今で言うところのピストルグリップと言うと思うけど、人差し指と中指の間が広めに空いて、前腕とラケットが1本の棒に近い形になる。これは手首が柔らかく使えるためと理解していた。

なるべく長く強くボールを押しこむためにウエスタングリップが基本的な持ち方で、ボレーもウエスタングリップ。逆に一番融通が利かないグリップではあるため、手首を柔らかく使えるようにすると自然とピストルグリップになる。当時は「クソ握り」と言っていたハンマーグリップだと手首が使えず、融通の利かない不器用なやつに成り下がる。

 

そんな認識だったので、動画見た後グリップいろいろ握ってみて考えていたが、要は硬式の場合は手首を緩めず安定させろということでしょ?その目的が達せられるグリップなら何でもいいと思う。

 

で、ハンマーグリップで握った方が手首周りがかちっと決まる感じがする。今まではグリップエンドが母指球と小指球の間、手のひらの付け根の真ん中に当たっていた。ハンマーグリップだと、グリップエンドが小指球の上に来て、ラケットと前腕にちょっと角度ができる。この形の方がなんかフォアハンドが安定して打てそうな気がする。手首のしなりが抑えられて、硬式のボールが打ちやすくなる気がする。

 

昨日の軟式練習のとき、また悪い癖でこのグリップとちょっと試したのだが、意外に悪くなかった。引き付けて適度な手首のしなりで打てる感覚があった。今まで調子悪いとき何が原因かわかってなかったけど、手首が背屈しきった状態でボール打ってたのがまずかったように思う。ただし、バックハンドやボレーはピストルグリップじゃないと無理。

 

最近降り遅れることに悩んでたけど、これが改善のきっかけになるかもな。なってくれるといいな。