今年2回目の鳴門シーバスチャレンジ。前回は11月下旬、それなりに波風あったものの何の反応もなく。近年ならこれで終わりだが、もうちょっと良さそうな条件の時に行ってみたいと思っていた。そして、今日、タイミング良く強風向かい風となり、予定も空いていたことから決断。
午前4時起床。現地に5時半頃ついて釣り開始。
体が持って行かれそうなほど強烈な風が吹いている。よろけながらゴロタの上を歩いて行く。生きて帰れるのか?なんか、冬のエベレストとかK2登る人の気持ちを少し感じた。なんか生存できる極限の近いところにいると、生きているということを強く感じることができるんだよね。と、そんなしょうもないことが頭をよぎるくらい強い風だった。ただ、引き潮で潮位が低くなっているので、逃げ場がないほど波が打ち寄せることはない。
先行者3人確認。来てるね。これは勝負でしょう。
山の地形のせいか、釣り場に来ると風は弱まった。しかし波の強さは容赦ない。明かりはないが、さらしが沖まで広がっていることがはっきりわかる。
ルアーを投げているがどこに飛んでいるのかわからない。まず、飛んでいないことはわかる。リール巻いても感覚がない。そして気がつくと戻ってきている。しかも真横から。果たしてどこにルアーが着水しているのか?これだけの向かい風と波なら、10m程度でも届いてれば十分なはずだが、そこに届いている確信がない。
14cmのフローティングミノーを使っていたが、重さを求めて17cmに交換。わけもわからず続ける。
6時半頃、マヅメ時。だめな気がする。これだけの波風、マヅメ時がチャンスだと思うが、なんか今までの経験が俺にだめだとささやいている。
14cmのシンキングミノーに変えて、足場もちょこちょこ変えながら投げていく。明るくなるにつれ、やっぱり全然まともにルアーが投げられてないことがわかった。低く投げているつもりだったが、思ったより高く飛んでいて、空中で風に押し戻されている。だめだこりゃ。サイドスロー気味に糸ふけも出ないように投げる。
7時。やっぱりだめだった。大きく足場を開けて最後のあがきを見せてみるが、結果は変わらず。無事、ライントラブルもロストもなく戻ってこられて良かった。おそらく暗いうちにまともにルアーを投げられてなくて、機会損失が多かったと思われるのが残念。バイブレーションでも投げていた方が良かったか?
戻る途中、話しかけてくれた人がいた。お、50cmくらいのシーバスを釣ってる。暗いうちに来て早々に釣れたらしい。
これで今年の釣りは終了。今年もシーバス釣れなかった。めずらしく2回鳴門に来たけど、絶好の波風だと思ったけど、それでもだめだった。一昨年ヘルニアになって、もうこういう釣りは無理かと思ったけど、ここまで戻ってこられて良かった。年に数回しか釣り行ってないけど、行ったらまた次行こうかなという気になる。この気持ちを忘れないうちに、また次行けると良いと思う。