驚きのご退場

真冬のシングルス。雨が心配だったが、朝のうちにやんだ。酷寒の中、大雨、大雪のこともあった思いで深い試合だ。

 

いつものごとく壁打ちしてから会場へ。

 

予選1回戦

一回り下って感じの世代の人が相手。自分の年齢的に、もうそれも普通のこと。息子より年下とやることも多い。

いきなりサービスエース取られて始まった。ろくにラリーもないままゲーム取られる。

昨日の壁打ちで強化したサーブ。入らない。セカンドも入らず連続ダブルフォールト。あっという間にブレークされる。

相手のストロークが極めて厳しく、サイドラインギリギリに何本も決められ、組み立てもへったくれもない。ゲームどころかポイントも取りかねている。

同じことの繰り返しでG0-5。

サーブを入れるように心がけてノーアド。たまたま感あふれるフォアハンドに相手がネットしてくれてようやく1ゲーム。この時点でやりきった感に包まれた。

G1-6。ラケットをVSからノーマルのピュアアエロに変えてサーブ強化。40-30で再びサービスキープのチャンス。しかし、3球目のフォアがフレームでアウト。ノーアドでサーブからのチャンスボールの3球目をサイドライン狙ったらアウト。この後のゲームも、当たり前に取られてG1-8で終了。

 

まあ、実力通りなんですが、あまりにも何もできぬまま。相手のストロークにやられっぱなしで、振り切れたストロークがほとんどなかった。

あえて反省点を上げるとすれば、序盤のサーブが悪すぎた。昨日の感覚でやったろうとしたのだが、あまりにも最初から無理打ちして入ってなかった。後半、少し抑えてファーストが入ったら、相手のミスもあってゲームポイント取るところまでいっただけに、序盤がもったいなかった。

とはいえ、サーブ入っても、リターンが深くて3球目でピンチな状態な時も多かった。コースが悪くて、相手が動かないでフォアを叩き込んできたりとか。ポジションをワイド気味にしたり、セカンドの時は時間作るために下がってサーブ打ったりとかやってみたけど、実を結ばなかった。

相手のタイミングの早いストロークと厳しいコースにやられっぱなしなのはどうしたら良かったのか?帰る間際に相手の人が2回戦やってて、少し見てた。その相手も強くてG3-0とリードしてた。なんであの相手に、あんなにポイント取れるのか?見てもわからなかった。球威かな。コースがすごい厳しいわけではないけど、球威があって僕の試合の時みたいにコースを狙って打てなくなってた。

あの強いボールに対して、なんであんなに強いボールを返せるのか?やっぱり腕だけ走らせる打ち方がまずいかな?前から気になってるんだけど、もっと体と腕を一体にするような感じが必要じゃないのかと。しかし、軟式打ちの感覚で腕しならせて走らせる感じで打ってしまう。バチーンと弾く感じなんだけど、なんか球軽い感じで球威がない気がする。相手の球速いときは当てるだけのようになることが多く、ミスも多くなりがち。

 

それにしてもむちゃくちゃ早く終わった。ノーアド8ゲームプロセットなのに20分くらいで終わった。ノーアドになったのは自分のサーブで2回だけ。しかも、ポイント毎のラリーも極めて短く終わっていたため、ほとんど息が上がることなく、汗もかいてない。

コートから引き上げたら、同じクラブのサウスポーがいた。挨拶を交わしただけで、こちらには目もくれず会話もせず。帰り支度をすませた。

「じゃあ、俺帰るから、がんばってな。」

「え?これから試合じゃないんですか?」

「もう終わった。秒で終わった。相手むちゃくちゃ強かった。」

 

駐車場出るとき、2時間から料金発生するのだが、無料だった。自分の試合終わって、支度して、帰り際に少し観戦しても余裕で2時間切ってた。さようなら。