2011/01/16 生きて帰る

  前日、何も釣れなかったのが引っかかり、日曜朝にまた釣行。今度は北西の風が当たるポイントに。しかし、天気予報を見ると風速10mを越せそうな勢い。朝マズメのタイミングだけを狙う。朝5時に起きて現場へ。

 

  寒い。

 

  極めて寒い。気温が低いのに加え、風が海からものすごい勢いで吹いている。ぎりぎりまで車の中で待機。6時前に準備開始。準備しているだけで手の感覚がなくなっていく。マービー90を投げる。向かい風でもルアーの感覚は伝わるが、潜りすぎて海藻を引っかけまくる。何の反応もない。他のルアーに変える気力がわかない。寒すぎて。

 

  右手がおかしい。グローブつけてるのに、冷たくて冷たくて、だんだん感覚がなくなっていく。時々グローブを外し、息を吹きかけたり、歯でかんだり、首の辺りに突っ込んで暖めないと、感覚がなくなって握力も無くなっていく。なぜか中指、薬指、小指がどんどん冷たくなる。グローブの意味が全くない。

 

  完全に明るくなったけど反応は一切無い。いい感じの波ではあるが、寒すぎるのか。水中にある足先もかなり冷たい。いれば食ってくるだろうという位の適当な気持ちでしかルアーを投げてないし。明るくなってからsasuke140裂波、ショアラインシャイナーSL14 F-G。投げる。向かい風での投げ方を練習した・・・。バリスティックミノーは重いけど向かい風では全然飛ばん。巻くとすぐに浮いて波にもまれるし。静かな時にスローリトリーブしか使えんな。最後はパワーブレード投げて終了。

 

  ああ、、、寒かった。首、手先、足先が辛かった。俺の子供の頃から含めて、釣り人生の中で一番寒かった。2時間足らずの釣りにも関わらず、釣りしながら、立ったまま凍死できるとさえ思った。生きて帰ることができたことを誇りに思う。