C級審判員資格取得

テニスのC球審判員資格を取ってきた。大阪から国際審判員資格を持っている人が来てくれて、講習と試験をやってくれた。ソフトテニスの時は2球審判員を取らないと県レベル以上の試合に出られないため、取らざる得なかったが、硬式はそんなしばりはない。試合にまるっきり勝てないせいか、硬式の審判の資格ってどんなんだろうと思って、行ってみた次第。丸一日かかったけど、行って良かったと思う。

 

シングルスティックの立て方とか知らずに試合してた。シングルサイドラインの外側からシングルスティックの中央までが91.4cmだって。シングルスティックにボールが当たったときにどうなるのかもわかってなかった。サーブの時はフォールト。ラリーの時は有効打。でもシングルスティック外側のコードやネット、ネットポストはパーマネントフィクスチュアと同じ扱いのため、失点してしまう。パーマネントフィクスチュアとはコート上以外の設備や人。審判や壁、観客席とか天井。ノーバウンドで当ててしまったらアウトになる。

 

ソフトテニスのルール用語は、日本発のスポーツ故、わかりやすい英語が多い。しかし、硬式は本当に英語。サイドって言ってたのは正しくはエンド。サイドはジュースサイドやアドバンテージサイドのように、片方のエンドの左右の位置を言う。2バウンドしてしまって返せなかったことを「ノット アップ」と言うらしいが、さっぱり意味がわからん。

 

紙のスコアをつけるときは、ポイント以外に、サービスエースやフォールト、ダブルフォールトもわかるようにつける。なぜだろうか?

 

セルフジャッジとチェアアンパイアがつくときの違いも混乱しそう。チェアアンパイアがいるときは、物を落としたときに「レット」をかけられるのはチェアアンパイアのみ。選手がかけると失点してしまう。セルフジャッジの時は相手が物を落としたのを見たらレットをコールしてリプレー。ただし、違うコートのボールが入ってきたら双方でレットできる。

イン・アウトの判定は自分のコートのみで、確信があるときだけアウト。怪しいときは全て相手有利のグッドとしなければならない。ただし、遠いラインにボールが落ちて自分でもよくわからないときは、相手に判定をゆだねることができる。

クレーコートのみ、ボールが落ちたマークに対してイン・アウトの確認をすることができる。それはセルフジャッジで相手コートでも可能。ただし、マークの違いについては異議は唱えられない。

 

まだまだ知らないことがいっぱいだったけど良い勉強ができた。これでもC級という一番簡単な資格だから、レベルの高い全国クラスの大会になるともっと知識を確かな物にして、上の級の資格を取らないとできない。

 

で、試験は30問中29問正解で合格。2人全問正解、2人1問間違いで、成績良かったので楽天オープンのクリアファイルもらえた。ラッキー。かつて、ソフトテニスの2級審判員の試験で点が足りず、下駄を履かせてくれて合格したという苦い経験があったので、その汚名をここで晴らした。しかし、今回、硬式ではそのような温情は無かった・・・。

 

ちなみに間違えたのは、ノットアップで選手がプレーを止めたけど、選手に隠れていたためチェアアンパイアが見えておらず、プレーを止めた選手側の失点としてしまったとき。失点側の選手がレットだと主張して、レフェリーを呼ぶことができるかという問題。答えはできる。審判が見えない物は無かったこととして扱われるので、この場合ノットアップではない。しかし、選手はノットアップの有無に対してではなく、プレーのやり直しを求めての抗議なので、その裁定のためにレフェリーを呼べるらしい。

 

講習を受けるのに1000円。資格取得申請費用に2600円かかった。少々お小遣い的に厳しい・・・。取ったからと言って、がんがん審判したいという訳ではないし。でも、審判してポイントためないと更新できないし。まあ、どんなものか知りたかったのもあったので、これはこれで良い。何か縁があれば、何かあるでしょう。

 

ついでに壁打ちして帰った。フォアが調子いいけど、やっぱり入るかどうかわからないけど打ってみたら良かった、みたいな感じで自信が持てない・・・。