ノーベンバーシングルス 無慈悲に打つべし

連盟登録してもらってるクラブでのシングルス。次の県の試合まで間が空いたのでエントリーした。お小遣いが痛い。

今日のテーマはフォームを気にせず、遠慮なく打つ。ガーデンレッスンで習ったとおりのフォームで打つことを心がけて一定の効果はあったものの、その後の試合で思った結果が出せず。何か違うような気がして、最近の壁打ちでは習ったことを気にしつつも、あまりこだわらないように打つように練習してた。

フォアは打てる時はちゃんと振り切って打つ。
サーブは振り切って打つ。

総勢10人。3リーグにわかれて、順位別にこれまたリーグで順位を決める。1セット、ノーアドバンテージ。

リーグ戦第1試合
前回、同じ試合の最後に対戦した年配の人が相手。その時は終始サーブ&ボレーを仕掛けて6-0で勝ったけど、今日はストロークを打ちたいので控える。
序盤からまあまあ好調。フォアの強打が入る。サーブも入る。フォームは忘れろ。ボールにフォーカスしろ。
周りから見ると、もっと手加減しろと思われているだろうが、こちらはそんな余裕は無い。これは入ると思ったボールがミスになることがやっぱりあって、その都度悩む。

G5-0。しかし、ここからおかしくなる。相手の返球がゆるくなるほどミスが増える。手だけで擦り上げるボールは本当にかすっただけで持ち上がらない。チャンスボールはアウト。弱気になってサービスラインから打ったフォアのスライスはネット。余裕のあるドロップショットもネット。

G5-2。やばい。焦る。でも、何をどうしたらいいのかわからない。

相手のサーブ。ダブルフォールトが絡んで40-40のノーアド。バックにアプローチされてネットに来た。スライスでロブを上げるも浅い。しかし、相手がスマッシュをミスしてゲーム。6-2で勝った。これだけ離れてるのに、正直負けると思った。5-3になってたら本当にやばかった。

リーグ戦第2試合
また年配の人が相手。相手がサーブ練習もせず始めるというのにやや焦りを感じる。相手のサーブから。調子が合わず返球しにくい、。そして、本当にゲームを失う。
俺のサーブ。ボールの引きつけが足りなくなっていたのに注意してキープ。1-1。
相変わらず相手のサーブが返しにくいと思ってたら、この時点でようやく相手が左利きであることに気づく。左はやりにくい。苦手なバックでさらに逃げていくサーブを打たれると合わない。さらにアンダースピン気味のため、あまり弾まずネット近くで打つことになる。強打が難しく、スライスも面を合わせるだけのような弱いボールしか打てない。で、そのボールをまたバックに集められる。トップスピンが打てないのでスライスで返すが、コースと深さのコントロールができないので甘い返球になり、最後にミスをするパターン。G2-2。

あー、もう、またこの負けパターンか。ここで思い直した。まあ、負けてもしょうがない。大体、今日は勝ちに来たんじゃなく、練習しに来たつもりだったんだし。また相手にチャンスボールを配給し続けるテニスから脱却したくて来たんだし。やりたいことをやり通そう。

相手のサーブで頑張って時々ドライブで打ってみる。入ってはいるが、それでも確信が持てない。それより、スライスでもいいので相手のバックに集めることに集中。すると相手の返球が甘くなってバックで打ち続ける状態から抜けられて挽回。G5-2まで行く。

相手のサーブ。やはりレシーブに苦労してミスが重なり5-3。しかし、次のサーブ。この試合から足を寄せるフォームを試していたが、大分形になってきた。調子が上がったサーブで優位に立って振り切れた。6-3で勝った。なんとか1位通過。

また怪しい試合だった。相手の人は「いやー、3つも取れて満足。楽しかった。」と言ってたが、0-2になってたら負けてたかもしれない。どんなに調子良くても、1つミスするとトラウマが蘇って自信が無くなっておかしくなっていく。

1位リーグ第1試合
過去に大差で勝ってたので、勝てると思ってたのに前回2-6で大敗した相手。勝った時は特に考えなくても深く返してればミスをしてくれてた。しかし、今日試合を見てたら、随分上達してるのがわかった。凡ミス少なく、チャンスボールはちゃんと攻めてきて、そりゃ同じ調子でやってたら負けるなという感じ。だからこそ今回は勝ちたいところ。

打つべし。ミスしても逃げずに打つべし。そう心に誓って打ち続ける。コースは細かいところは狙えないけど、前回より振り切ってるので球威はある。相手のサーブは球威はそこそこで、いやらしさはないので返しやすい。2度ブレークし、3-0と一気にリードを広げ、4-1と進む。

上々の展開ではあるが、徐々にポイントがとれなくなりつつあった。弱気にもなってないにも関わらず、相手に押されてミスが増えつつあった。太陽が背にある有利なサイドで2ゲーム失い4-3。第8ゲーム。サーブでも四苦八苦。なんとか40-40。浅いボールをスライスで相手バックにアプローチ。相手のバックハンド思いっきり強打してきて正面の足元。でもフォアボレーでしっかりジュースサイドへ。こんどはバックのダウン・ザ・ライン飛びついてバックボレーが決まりキープ成功。5-3。

もう勝負が決まってもおかしくない展開。が、ミスの連鎖が止まらない。何か微妙に合わない。簡単なチャンスボールもミスをしてしまう。一気に5-6と逆転されてしまう。

第12ゲーム。サーブ。30-0とリードしながら、やはり相手に先手を取られる展開が続き、30-40と逆転されてしまう。ネット際に死に球が来た。フォアで決めに行くがネット白帯。振り回さなくてもドロップショットでもオープンコートでも簡単に入る状況だったのに・・・。7-5で負け。

んー・・・、最後4ゲーム練習されて負けか。このパターン多いなあ。あとから聞いたら3-0のあたりで相手の人ラケットを変えたらしい。具体的にボールの質がどう変わったのかは気づかなかったけど、苦しくなり始めたのは確かにそのタイミング。何があったのだろうか・・・。でも、それくらいの変化ですぐミスをしてしまうようではなあ・・・。


1位リーグ第2試合
初めて対戦する人。サーブが強力。でも、スピンサーブを打たず、ダブルフォールトが多くなりそうな感じ。とりあえずフォアに手応えが出始めてるので、負けてもいいから打つべし。しかし、3位になると下位リーグの首位の人と順位決定戦をやると言われてて、時間も遅くなるし、そこまではやりなくない。

相手サーブが強力なのでトスに勝ってサーブ選択。サーブが強打しても大分安定して入るようになった。しかし、相手はストロークもかなり強打してきて、それが結構入ってくる。しかし、しかし、俺も打ってくれた方が合うので叩き返す。お互いバコバコ音を立ててラリー。40-40。相手に押されてロブ上げるも相手頭上。それを相手が自分のコートに叩きつけたのに助けられ1-0。

その後もこちらペース。たまに力のないボールが行くと、相手がタイミングが合わずミスをしてくれるのに助けられる。3-0まで進む。
でも、俺みたいにミスをして自信をなくして雪だるま式にミスが増えるような相手ではない。粘られてミスをしてしまい4-1。

相手サーブの第6ゲーム。先の試合と同じように展開が拮抗し始めている。ここを取れば5-1。取られれば4-2。5-1にできれば一気に楽になるが、4-2だとまたわからなくなる。ミスはするけど弱気になるな。でも凡ミスも減らせ。一進一退で40-40。相手も次の1本が大事なことがわかってる緊迫の1本。えーと、なんだか忘れたけど、多分相手がミスって5-1。

胸のつかえが降りた気分。こうなるとサーブも気分良く打てて、相手は無理して打ってきてミスしてくれる。40-15から強打した今日一番のサーブが相手のミスを引き出して6-1で勝ち。

2位でした。新聞の地方欄に載るかもよ。残念ながらまた同じ相手に負けてしまい初優勝はできなかったけど、最後に勝って気分良く終わった。小さいな、俺。弱気になってミスが止まらない癖は相変わらずで、その展開になるのを恐れて先行して弱気になるという新たな展開も感じて先行き不安。

良かったのはフォアの強打を最後まで押し通せたこと。振り切って打てた。力抜いて入れに行くほうが難しい。ボールを潰すようにがつんと当てないとスピンの掛かりが甘くなることがよくわかった。昔はそれでミスしまくってたけど、紆余曲折を経て、ガーデンレッスンのおかげもあって形になってきた気がする。
具体的にフォームがどう変わったかは知らない。肘を伸ばしてというのにずっと気を遣ってたけど、全てのボールをそうするとだめ。特に緩いボールは面からこぼれてしまう。手首はある程度固めて打ってたけど、肘はスイングの中で曲げ伸ばししないようにだけ注意し、状況によってなるように任せた。
あとは膝が伸びっぱなしになるのを最後の試合で気をつけたらミス減った。焦ったり、横に走らされた時、膝が伸びっぱなしで手だけでこすって打ってたのを、姿勢を沈めてちゃんと振って当たるように直せた。疲れるけど必須だろう。

サーブも良かった。力入れて打てた。自然落下に任せるようなサーブは無かった。ちゃんとスピンかけられた。足を寄せたほうが力が入る。不安定になりがちで敬遠してたけど、目線が上下しないように引き寄せるようにして安定感も失わずにすんだ気がする。

バックはスライスしか打てなかった。それもミス多い。最後の試合みたいに相手の球威があった方がボレーのように面を合わせるだけで打てる。ゆるい方がある程度勢いを付ける必要があって振らないといけなくて、相手ボールに合わせて調整する点が多くて難しい。
ドライブの方は全然だめ。入る気がしなくて打つ気しなかった。なんとかしないとなあ。後のポジションでスライスではチャンスボールにしかならないし、ネットに出てこられたらロブでしのぐことしかできないポイントが何度もあった。壁打ちじゃなく、人相手の練習をもっと増やさないとなあ。

ボレーはミスのほうが多かった。特にサーブ&ボレーはチャンスボールなのに山なりボレーになったりして意味なかった。これも人相手の練習を増やさないとなあ。

最後のクラブのコーチと話ししたけど、かつて海外の有名なアカデミーに留学してたけど、その後トッププロとなるジュニア選手たちと一緒に練習したら、あまりの次元の違いにカルチャーショックを受けてプロの道を諦めたとのこと。当然、俺はそのコーチの足元にも及ばず。プロの世界ってどんなところなんだろう?